介護やってみませんか?介護の給料他、介護未経験者が知っておくべき
ハートが大事 介護士をやるなら、人間的に強くなっていこうという気持ちが大事
介護で大切なのは技術だけではありません。むしろ技術よりもハートです。…冗談言ってるみたいですが、ホントです。介護するにあたって気持ちを込めて介護するっていう事が大事なのです。
老人ホームでの業務、介護の実際のやり方は、新人中にしっかりと業務に慣れて(=耐えて)、総労働時間が長くなってくれば誰でもできるようになります。
ですので、技術だけが大事ではありません。気持ち、志の方がずっと大事なのです。
目次
介護職はサバイバル 未経験から介護職をやる人にとって、一番大事なのは職場で生き残る事です
介護の離職率って半端じゃないです。高いです。財団法人介護労働安定センターが介護の離職率を調べたところ、1年で21%も離職していました。全産業では年間離職率の平均は16%です。それと比べて介護の離職率は5%も高いです。
介護の職場はストレスフル
訪問系のホームヘルパーも、有料老人ホーム、特別養護老人ホームなどの施設職員も70%を超える人が仕事への悩みがあると回答しています。
仕事では人間関係がどうしても出てきます。
新人介護士が遭遇するいじめ
なかなかいじめがある業界も少ないような気がしますが、介護施設の職場ってなんかイジメがある場合が多いんですね。
未経験で新人介護士として仕事をする場合、どうしても遭遇します。介護の場合、先輩の職員が50代位のおばさんである事が多いです。新人は20代~30代が多いです。
未経験で介護の仕事場に来ると、当然、どういう風に高齢者の方と接したらいいのか、どのようにして体交(寝たきり状態の人の体の向きを変える事)をすればいいのかがわかりません。
ですが、キツい先輩職員はそういう事を教えずに、遅い!とか、こんな事すらできないのか!なんていう形で、暴言ばかりを浴びせたり、ある事ない事を上長に告げ口したりします。(これをいじめと言わずになんというのでしょうか…。)
未経験から介護をはじめるには精神的に強くいる事が大事
人間には合う合わないが絶対あります。
未経験から入った新人ですと、その職場にいる人がいいのか、悪いのかはわかりません。
ですが、一生懸命やっているのに、うまくいかない時は、思い切って違う職場でやり直すっていうのもアリだと思います。私は今、結構人間関係の調整に気を使っている職場で働いていますが、以前働いていた職場ではホントきついイジメに合っていました。しかも上長にも嫌われていたので、すごく報われない気持ちで仕事をしていました。
介護の仕事が向かないのではなくて、人と合わない場合には、同じ介護の職種で別の会社に転職するっていうのはいい方法だと思います。
私の職場でも、前も介護の仕事をしていて、今の職場に移ってきた転職組の人が少なくても5人います。
介護のいいところは、職場がたくさんある事です。人間関係で体調を崩したりする位なら職場を変えた方がいいです。
幸いにも介護をやってる限りはいくらでも再就職できるわけですし。ただ、未経験で新人介護士として仕事をはじめた場合、とりあえず3年は続けよう!とか頑張ってしまうものなんですよね。私もそう思ってましたし。
ですが、私の場合、冷静に最初に入った職場を見ると、やっぱり人間関係が私に合ってなかったので、あれはあれですぐ辞めてもよかったのだと振り返ってみて思います。
未経験で新人介護士として仕事をはじめる場合、自分が介護に向いているか、どうかを見極める事が重要
向いていない人とは、高齢者と関わりたくないと思っている人、排せつ介助がどうしても嫌な人、でしょうか。ただ、排せつ介助に関しては、3か月、半年、1年と続けていけばいくほど、その業務をしていても何とも思わなくなってきます(慣れですね)
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)で習う事と現場の介護との違い
未経験で新人介護士として仕事をはじめたけれども、ちょっと職場の人間関係が合わないので辞めたい、という場合には一度職場を辞めて、介護職員初任者研修を通信教育で受けながら別のアルバイトをするというのも手です。
未経験で新人介護士として仕事をはじめた場合でも、辞める時はスパッと辞めた方がいい!
何にせよ、新人で介護士としてはじめた場合、何が普通なのか、何が異常なのかわからないものです。
ただ、介護業界だから、こんな異常な人物にも耐えなきゃいけない、なんていう事はないです。自分が精神的に傷つけられそうなら思い切っていったん辞めてそこから再スタートしていくのがいいと思います。
未経験で新人介護士として仕事をはじめるならこれを読んでってください! | 介護なら未経験でも就職できるよ
介護職の給料を時給換算すると?
厚生労働省が現状での介護労働者の時給を試算した常勤ヘルパーで約1210円、施設職員で約1260円など、産業の常勤労働者の平均である約1820円を600円近く下回った。
ぼくらが見た介護福祉の世界 介護福祉業界学生本制作委員会著より抜粋
ていうか、介護の仕事を全産業と比較したら、そりゃ安く感じるでしょう、っていう話です。介護士はアルバイトするよりもよっぽどいい時給で働ける、しかも安定した雇用をされるのでいいっていう点の方が注目すべき点だと思います。
30代、40代で、ほぼ他の就職するの不可能でしょ…っていう人手でも、前職次第、人物次第で再スタートできるのが介護のメリットですからね。
介護は、年齢を経過しても、資格を取っていく事で再就職、転職が有利にできるようになります。
介護には、長く続ければ続ける程、取れるようになる多くの資格があります。
たとえば、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャー、この3つの資格のうち、一つでも取れれば、40代でも、50代でも介護で転職、就職できます。
欲をいえば、最初は、20代後半あたりから福祉業界へ転職するのがベストではありますが。
私の場合は、30代後半から特別養護老人ホームにまたく別業界から転職しました。ただし、夜勤があります。
お子さんがいる主婦の方が介護を始めるっていう場合には、デイサービスセンターとか、日勤だけのところがいい場合もあるでしょう。ご自身の条件に合ったところの求人を探していくのがベストですね。
介護職として働く40代の事例 介護は40代からでも始められます | 介護なら未経験でも就職できるよ
介護の給料は業界全体からいえば薄給ながらも満足のいくところに就職、転職していく事も可能です。
給料は選んでいけば高給でも働ける、社会貢献をしているという実感も持てる仕事…、それでも離職率が高い介護の仕事
厚生労働省では介護の離職率が高い原因として、入浴介助のきつさ、夜勤のきつさによる、肉体的な負担が大きい事が主な原因として存在すると発表しています。
介護の離職率を下げようとする動きは国策にもなっている
実際よく国会でも介護の問題が取りだたされ、対策が話合われています。
厚生労働省は離職率を下げる対策として、財団法人介護労働安定センターの都道府県支部で、腰痛やメンタルヘルスに関する相談を行っています。
今業界全体の給料が低いとはいえ、働き口は豊富にあり、これからご老人の方が増えていく超高齢化社会です。介護の仕事に就くことで未来が明るくなるという方はたくさんいらっしゃると思います。
介護職あなたもちょっとやってみませんか?
介護なら、未経験から働きながら資格を取っていける