40代が語る!40代で無職になったら介護のお仕事がオススメ
介護は40代未経験からできますか?
前置きとして基本どの仕事にも当てはまりますが、続く意思があれば続きます。
その意思がない人は介護業界関係なく続きません。
ある程度期間が経つとどんな環境でも多少なりとも嫌なことは出てくるものです。
限度はありますが、ある程度のレベルに耐える耐性への理解はベースにあることが前提です。
そして介護業界に転職するにあたりどのような心待ちなのかでパターンも決まってくるのかなと思います。
お年寄りの世話をするのがやりがいというような福祉の精神があっての転職に関しては、私には全く該当しないわけではないですが、そのような部分に重点を置いてお話しするようなことはありません。
そのような人達をいくらか見てきましたが、そこを踏まえてアドバイスするのであれば入り込みすぎないほうがいいと思います。
うつになる人を数人見ました。ただニュースを見ているとどの業界にも当てはまる気がしますね。
これからお年寄りが多くなってくる社会の中で求人も多く、人手も不足している業界で新たに頑張って見ようと思っている方、もしくは将来の可能性に賭けてみたい方にはいくらかアドバイス出来るかなと思います。
まず夢のある話として僕より1年先に介護の世界に未経験で転職した40代の同僚の方で施設長になった方もいます。
この方は非常に優秀な方でした。
職場でも、すぐに能力を買われて主任になり3年で介護福祉士、5年でケアマネを取得し、取得と同時期に転職しケアマネ経験を2年積んで現在に至る具合です。
40代で異業種から転職してくる人は将来の可能性が高い
元々はバックグラウンドの違う業種の営業畑出身でとても社会経験の豊富な方でした。
このようなパターンは職員の構成が介護オンリーや子育て卒業の多い介護業界の中ではなかなかいないのかなと感じます。
ですので、違う社会で経験してきた方のほうが物事を多面的に捉えることに長けており、このように成り上がれるチャンスがあるのかなと思います。
周りを見ているとケアマネ取得すれば道は拓ける気がします。
私自身も今7年やってケアマネ取得し、現在は相談員をやっております。
男性の場合は未経験なら介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)を最初に取るのがオススメ
未経験の場合女性と男性で門戸が違うのが事実です。
男性の場合は比較的狭いので初任者研修(旧ヘルパー2級)を取得してからなど価値を上げてから就職活動をするのをお薦めします。
職業訓練で給付を受けながら格安で受講できるサービスもあります。
この業界は施設や事業所が多いが人手が追い付いていないのが現状で、派遣で賄っているところも多いみたいなので何ヶ所か面接すれば数打ちゃあたるパターンだと思います。
私自身もですが私の勤めている職場の男性職員はほとんど未経験からスタートで年齢層も様々です。
もちろん40代の方も多数います。
あとはケアマネの取得は中々難易度が高いので、最低でも3年続けて介護福祉士は取得することですね。
そこまで続けられるかが、重要!ですね。
このサイトでは現役介護士、元介護士等100人以上が体験談記事書いてますので、それを見て、自分でもできそうかどうかを判断されるといいと思います。
私の介護体験
同施設で特養経験5年、通所(デイサービス)2年経験しました。
特養は基本的にはオムツ交換や食事介助などライフラインに直結した介助を主にしております。
デイに比べたら体はハードです。
建築関係のバイトを経験した身として施設は寒い暑いがなく暖かい涼しいが基本なのでそういった意味では良いです。
逆にバイト時代に比べると休憩が少ないです(職人が異常に休憩が多いのかも)。ハードの中身はと言うと重い人を何人も持ち上げたり、オムツ交換を何人もしたりと一つ一つはそんなに大変ではないが、その積み重ねで腰に疲労が溜まります。
ぎっくり腰やヘルニアになった方が何人かいました。
入浴では限られた時間の中で決められた人数をケアするので楽ではなかったですがすごいキツイというわけでもなかったです。
大変さは施設や部署によって違ってくるのかなとも思います。
夜勤は主に朝方のオムツ交換と夜のトイレ対応が主です。
看取りの方がいる時は細めな巡視を行い生存確認し、何かあれば決められたマニュアル通りに事を進めていく具合です。
ただし人が死ぬので気持ちが落ち込んでいる中そんなに淡々とこなすことは難しいですね。
あと夜間寝ない人がいると夜勤の内にやりたかった仕事が中々進まなくていささか困る事もあります。
何もなければ半分は待機に近いです。夜勤の中身も施設や部署によって違いはあると思います。
デイサービスは身体的介護よりレクリエーションや談話の環境づくりが主になります。
人前で喋ったり、面白い企画をつくったりするのが好きな人は向いているかもしれないです。
ただ今後は重度の人がデイに流れる傾向なので身体介助とレクリエーションができると重宝されるかと思います。
近い将来、特養も含め介護度の高い人が多くなってくると思われます。
このような体験を書き込むと世間のイメージ通りのキツイ現場が目に浮かぶ感じがしてしまいますが、お年寄りとの会話は非常に面白いです。
人生経験が豊富であり、女性が多いということもありお話しが上手で話す言葉が妙に説得力があったり、返答が絶妙だったりと、そこらの新人のお笑い芸人よりも断然面白いです。
内容も人をけなしたり、悪い話をしたりして笑うのでなく、正当な笑いのため僕なんかは前に比べれば笑いの質が大分汚くなくなって正当な笑いに変わった気がします。
中には認知症の方で同じ話を永遠に繰り返して聞いている方もいて嫌になることもありますが、対応の仕方次第で楽しくなることもあります。
介護をしていて体験した、自分次第だなぁ、と思った事
同じ話を毎日もしくは2,30分以上永遠と繰り返しお話しされ、さすがに嫌気が差してきたのである日、自宅からルーペを持ってきてその方が喋る前にルーペでその方の手相を見ていつもお話しする内容を先に言って、
「あなた今このお話しを喋ろうと思っていませんでしたか。」なんて言ってみると
「よくわかったね。」
「私、昔占いやっていたので」
といった具合に逆手にとって対応するなどやり方次第でマイナスがプラスに変換されたりします。
このような経験をすると介護の仕事って楽しいなと感じてきます。
このような経験をすると辞められないと転職してきた職員の方々はよく話されております。