介護タクシー運転手になるには?介護講師が解説するよ!
介護タクシーの運転手は普通のタクシー運転手とは違い介護が必要な高齢者を相手とすることから専門的な知識、技術が必要になってきます。
そのため、普通のタクシー運転手より覚える仕事も多いでしょう。
しかし、介護タクシーの運転手は高齢者の役に立てるとてもやりがいのある仕事でもあります。また、将来的にも大変ニーズがあるため就職に困ることもないでしょう。
今回は介護タクシーの運転手を目指す方や興味のある方へ、介護タクシー運転手になる方法をご紹介します。ぜひあなたのやる気を介護タクシー業界でいかしてください。
介護タクシー運転手でも初任者研修が必要?
介護タクシー運転手はただ車両の運転を行うだけでなく必要に応じて玄関まで利用者をご案内したり車いすを押したりします。そのため、介護スタッフと同じように初任者研修の知識、技術が必要となります。
求人先によっては純粋な運転業務だけの所もあるため、必要資格に初任者研修を提示していない所もあります。ですが、いざという時のために初任者研修の取得は推奨します。
介護知識があるだけでも臨機応変な仕事ができるためぜひおすすめです。
また、介護タクシー運転手は必ず普通自動車の第2種免許が必要になります。これは利用者を顧客としてその場で料金を受け取るためです。介護タクシーを目指す方は必ず2種免許を取得しましょう。
多くの介護タクシー求人は必ず初任者研修の資格を必要とします。幅広い求人を選ぶためにもぜひ初任者研修を取得しておきましょう。
介護タクシー運転手になるには研修が必要
介護タクシー運転手になるには「福祉有償運転者講習会」を修了する必要があります。この講習は全国各地で定期的に行われています。
開催地区でなくても出張費用を払えば外部講師が研修を行ってくれるため安心して受講できる所が魅力です。
研修は平均1日で終わるため、働きながらでも十分取得することができます。受講費用は平均3万円ですが修了すれば仕事としてできるため安いものです。
ただ、この研修は初任者研修の資格を必要とするため受講を考える方は先に初任者研修の資格を取るようにしましょう。
介護タクシーの求人の中には初任者研修や福祉有償運転者講習の修了資格が不用のところもあります。
ですが、多くの求人ではこれらの資格を必要としているため将来のためにも資格の取得を推奨しています。
就職の幅を広げるためにも、そして自分自身大きく成長していくためにもぜひ福祉有償運転者講習を受講しましょう。
介護タクシー運転手なら一生続けられる
介護タクシー運転手は超高齢社会を迎える現在、なくてはならない仕事になってきました。将来的にも必ず介護タクシーの事業は拡大していきます。
また、腰痛や身体介護を減らしたい介護スタッフも、介護タクシーであれば身体の負担が少ないため長く働くことができるでしょう。
ただ、現在の介護タクシー運転手は社会福祉法人と連携している所が多いため、日中は介護業務や介護補助を行っている方もいます。
まだまだ介護スタッフの需要は高いため、介護タクシー運転手の仕事は「介護スタッフの付帯業務」として扱われている所も多いのです。
それでも介護タクシーの経験が積めるため必ず将来につながります。専属の介護タクシー運転手を目指す方は「経験」だと思って介護スタッフと兼務するのも一つの勉強です。
また、2種免許と初任者研修、福祉有償運転者講習の資格を持っていれば介護タクシーの事業を開業することもできます。福祉経営に興味を持つ方はぜひ将来目指してみてはいかがでしょうか?
介護タクシー運転手になるには? まとめ
介護タクシー運転手になるには普通第2種免許があればできますが多くの求人先では初任者研修と福祉有償運転者講習の資格を必要します。
仕事の知識を深めるため、そして将来の仕事の幅を広げるためにもぜひ資格を取得するようにしましょう。