認知症ケア専門士資格を取るメリットとは?介護講師が解説
認知症介護は初任者研修では表面的なことしか学ばないため、多くの方が就職後に苦労しています。
中には認知症利用者から介護拒否を受けて仕事に自信なくす方もいるでしょう。
しかし、認知症の専門知識や技術を持つこと自信を持って認知症介護を行うことができます。
それには認知症ケア専門士の資格を取ることがおすすめです。
認知症ケア専門士は認知症介護の実務経験が3年あれば誰でも受験することができます。
合格率も平均50%なので勉強すれば誰でも合格できる資格です。
今回は認知症介護に興味のある方へ、認知症ケア専門士の資格についてお話します。
ぜひあなたも認知症介護の専門家として活躍しましょう。
認知症の専門資格だからグループホームで活躍できる
認知症ケア専門士を取れば認知症利用者を専門とするグループホームで活躍することができます。
もちろんこの資格がなくても就職できますが、やはり認知症の専門知識や技術があった方が仕事にもやりがいが出てきます。
また、スタッフ教育やアドバイザー的な任務もこなすことができるでしょう。
もちろんこの資格を持っていればグループホームで昇格するのも夢ではありません。
それだけでなく、資格をいかして将来グループホームを経営する方も少なくないのです。
冒頭でもお話しましたが認知症ケア専門士は実務経験が3年ないと受験することができません。
そのためすぐに取れる資格ではありませんが、働きながらゆっくりスキルアップしていくにはちょうどいい資格だと思います。
認知症ケア専門士に興味のある方はぜひ実務経験を積んで資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?
介護施設なら認知症ケアができる
グループホーム以外にも認知症ケアができる介護サービスはたくさんあります。
まず、介護施設なら必ず認知症フロアがあるため少なからず認知症利用者の介護ができるでしょう。
特別養護老人ホーム、、介護老人保健施設、老人ホーム、小規模多機能など多くの介護施設で認知症利用者の介護を行っているため安心して下さい。
認知症ケア専門士試験は筆記試験以外にも2次試験に論述、面接試験があります。
そのため、色んな介護施設で幅広く知識を得るのも試験に役立つためおすすめです。
介護施設で働きながら認知症ケア専門士の取得を目指すと、実際の仕事にいかすことができるためぜひおすすめです。
認知症ケア専門士を取って介護の幅を広げよう
認知症ケア専門士を取ると介護業界では「認知症の専門家」として見られるため、認知症分野の就職に有利になります。
昇格や施設経営だけに限らず、介護スクールの認知症分野を教えることもできるのです。
私の働いている介護スクールでも認知症分野は認知症ケア専門士が教えています。
資格を持っているとそれだけ頼りにされるのです。
また、認知症ケア専門士を持ってると家族介護にも役立ちます。
将来家族が認知症になった時も、迷うことなく対応することができるでしょう。
このように認知症ケア専門士は認知症介護に興味のある方なら持っていて損のない資格です。
自分の仕事にも、そして将来にも役立つ資格なので少しでも認知症介護の興味のある方はぜひ取得してみて下さい。
認知症ケア専門士資格を取るメリットとは?まとめ
認知症ケア専門士は認知症介護の実務経験が3年以上ないと受験できません。
ですがほとんどの介護サービスは認知症利用者がいるため、働きながらゆっくり受験準備ができるでしょう。
認知症ケア専門士は認知症介護を専門とするグループホームで活躍できるだけでなく、施設経営や家族介護にも役立てることができます。
少しでも認知症介護に興味を持つ方は色んな場面でいかせる資格です。
ぜひあなたも実務経験を3年積んで認知症ケア専門士を取得しましょう。