未経験なら介護職員初任者研修資格は絶対取らないとダメ?介護講師が解説!
介護スタッフを目指す方は介護職員初任者研修資格という言葉を必ず耳にするかと思います。
あまりにもみんなが取っている資格なため、「取らないといけない」と思う方も多いでしょう。
しかし、介護職員初任者研修資格は必ず取らなければいけない資格ではありません。これを知らなくて時間を大きく無駄にしている方もたくさんいます。
そこで今回はどんな人が介護職員初任者研修資格を取るべきなのか、また介護資格の特徴について書いていきたいと思います。
あなたの将来につながる記事なのでぜひ参考にご覧なって下さい。
介護資格は絶対持ってないとダメ
介護従事者は介護資格を必ず持たなければいけない決まりがあります。
ですが、必要なのは介護資格であって介護職員初任者研修資格を指しているわけではありません。
つまり、介護職員初任者研修資格でなくても介護資格でさえあれば何でも良いということです。
介護資格は大きく分けて「介護職員初任者研修資格」、「実務者研修」、「介護福祉士」の3つに分けられます。
介護従事者はこの中のうちのどれかを持っていないといけません。
介護福祉士は実務経験が3年必要なのですぐには取れませんが、養成校に通えば2年で取れます。
介護職員初任者研修資格か実務者研修なら実務経験が不要なので誰でも取ることができます。
未経験者が一番簡単に取れる資格として身近なのが介護職員初任者研修資格です。
介護職員初任者研修資格は受講期間も平均3カ月で費用も平均4万円であるため、他の介護資格に比べて負担も少ないことから一番人気があります。
また、実務者研修は介護職員初任者研修資格よりも高度な専門知識、技術を必要とする資格です。
介護福祉士の受験資格に必要な資格であるため将来スキルアップしたい方へはぜひおすすめしたい資格です。
このように未経験者は介護福祉士、実務者研修、介護職員初任者研修資格の介護資格のうちいずれかを持って働く必要があります。
介護資格は初任者研修でなくても良い
前項では介護資格は3つあることを説明しました。
未経験者の多くは「初任者研修は絶対取らないといけない」と思っていますが、最初から介護福祉士や実務者研修を取るのであれば、初任者研修を取る必要はありません。
その理由は、介護福祉士や実務者研修が介護職員初任者研修資格よりも介護に関する高度な知識、技術を持つ資格であるからです。
分かりやす例えると介護福祉士が1級、実務者研修が2級、初任者研修が3級だと考えて下さい。
2級や1級を目指す方がわざわざ3級資格を取らないでしょう。
そのため、介護資格は何も介護職員初任者研修資格でなくてもいいのです。最初から実務者研修や介護福祉士を目指す方もいます。
自分の能力や目標に合った介護資格を取得しましょう。
初任者研修は誰でも簡単に取れる
未経験者の中には介護資格のどれを取ったらいいのか分からない方もいるでしょう。
そんな場合は身近に取れる介護職員初任者研修資格がおすすめです。
初任者研修を持っていれば介護就職に困りませんし、費用の負担もそれほどありません。
万が一仕事が合わなくても費用のリスクも少なく済むでしょう。
初任者研修は1カ月半~3カ月で取れるため、平均6カ月受講する実務者研修よりも早く取得できます。もちろん働きながらでも受講できるため安心して下さい。
自分に合う資格が分からない方、お試しで働いてみたい方はぜひ介護職員初任者研修資格の取得がおすすめです。
初任者研修は絶対取らないとダメ? まとめ
未経験者の多くは介護資格に介護職員初任者研修資格を取りますが、将来介護福祉士を目指す方や高度な介護知識、技術を習得したい方は実務者研修や介護福祉士を取る方法もあります。
介護資格は介護職員初任者研修資格、実務者研修、介護福祉士のいずれかを持っていれば介護スタッフとして働けるため、自分の目的に合った資格取得を目指しましょう。