現役介護士の私が語る!介護士を辞めたい人へ伝えたい事
介護士辞めたいなぁって思ってるあなた!
今、あなたは介護が嫌で仕方がないでしょう。
日々の業務にイライラして、そんな自分まで嫌になっていませんか?
現役介護士が辞めたい人へ贈るメッセージ!介護嫌いなままでも仕事はできますよ
介護士の中にも、介護嫌いなヤツはいます。
介護嫌いなヤツがなぜ介護士なのか、自分が介護嫌いなのであれば自分のためにも読んでみてください。
介護嫌い=悪いヤツではありません。
介護嫌いだからこそ、戦力になるのです。
介護嫌いは介護を好きになる必要があるのでしょうか。
今回は、現役介護士の私が介護嫌いなヤツの正体は人間嫌いから来ている、というお話をします。
介護嫌いなヤツ:もともとは介護好きなヤツが多い
意外かもしれませんが、介護嫌いなヤツのほとんどがもともとは介護に対して嫌悪感を抱いていたわけではありません。
彼らを介護嫌いにさせたきっかけがあるのです。
例えば、介護の世界に飛び込んだ時は誰もが介護に対して期待と不安を持っていたでしょう。
しかし、そこで目の当たりにされる時間に追われる「介護」。
入浴介助では、おじいちゃんやおばあちゃんの背中を洗いながら談笑するイメージがあったかもしれません。
実際は、ほとんどが流れ作業です。
介護業務は、常に時間との勝負です。
次の高齢者が、入浴の順番を待っているためだらだらとはできません。
入浴、も収入の一部になるため、間に合わなかったから入浴なしにする、なんて施設はほとんどないでしょう。
施設にもよりますが、ある老健では一日に30人から40人が入浴します。
手分けする形にはなりますが、それを3人の介護士、2名の看護師で対応していきます。
「あと、15分で、終わらせなきゃ」
「さあ!はやく湯船から上がりましょう!」
終わった際には、介護士たちはぐったりしてしまいます。
(これを「イモ洗い状態」)と表現する介護士をしばしば見受けます)
「もっと、ゆっくり介護したい」と転職していく介護士も沢山います。
分刻みのスケジュールに介護に嫌気がさしてしまうこともあるのです。
介護嫌いなヤツ:介護士として頑張るヤツ
信念があるかどうかも大きなポイントになるでしょう。
ただ単に、給与が安いから少しでも良い介護施設に移りたいと思っているのであれば、転職はおすすめできません。
なぜなら、記載された給与に見合った仕事内容ではないからです。
給与=様々な我慢代金と考えている人が多いため、我慢が増えると必然的に給与は見合わなくなります。
これでは、転職が癖になってしまいます。このようなループにハマってしまうと面接時に転職の多さに面接官の心情を悪くしてしまいます。
介護嫌いなヤツ:介護と介護士の違い
介護士をしているとしばしば、介護士として働きながら親の介護をしている人に出会うことがあります。
実際に、施設で働いていた時に親の介護もしているという女性に会ったことがあります。
彼女は介護士としては、ベテランでした。
10年以上のキャリアもあり、介護福祉士も持っていました。
しかし、彼女は「(介護の)仕事はいいけど、介護は嫌だよね」と、話していました。
介護士は、介護そのものが好きと思う人が多いでしょう。
必ずしもそういうわけではありません。
介護嫌いなヤツ:介護士でありつづけるために越えるべき問題点
良く介護士のしごとの話をすると「やりがい」というキーワードが必ずでてきます。
「やりがいのある仕事」
「やりがいを感じる介護」
いずれも、どこかで聞いたことがあるような言葉でしょう。
「やりがい」は、安い給与と重労働で汚いとされる介護の仕事では必要不可欠なキーワードです。
しかし、やりがいは本人が見つけるものであって誰かが押し付けるものではありません。
やりがいを見出すのは本人です。
先輩介護士から「これがやりがいだ」と言われても、自分と価値観が合わなければ当然、納得できません。
介護業界の問題の一つは、やりがいでほぼ問題解決してしまおうとすることです。
介護嫌いなヤツは、介護の世界が嫌なヤツです。
介護自体が嫌いなわけではないのではないでしょうか。
介護嫌いなヤツ:介護嫌いは良いヤツもたくさんいる
介護嫌いなヤツのほとんどは、一生懸命理想を持って介護士として働き、その現実に心が折れてしまう場合がほとんどです。
介護業界は、少しずつ良い方向に進むように制度が改正されてきています。
それでも、まだまだ改善点が必要な業界です。
現役介護士の私が語る!介護士を辞めたい人へ伝えたい事 まとめ
今回、ご紹介した「現役介護士の私が語る!介護士を辞めたい人へ伝えたい事」はいかがでしたか?
もちろん、介護好きな人も沢山います。
どんなに好きでも時折、介護士を辞めたくなるほど、介護が嫌いになる瞬間もあるでしょう。
誰しもが、心のどこかで思っている部分をフォーカスできるのが介護嫌いな奴らなのかもしれません。
介護が嫌いなヤツは、人として悪いヤツではありません。
もし、あなたが介護嫌いになっているのであれば、介護嫌いのままで良いでしょう。
大切なのは、やけを起こして本当に好きなものと嫌いなものを見失わないことです。
辞めたいと思っている人、もう一度自分がなぜ続けれてきたのか、なにが嫌で介護を辞めたいと思っているのかを考え直してみるといいでしょう。
単に今の職場が嫌なら、介護人材会社に登録してその旨相談をすると、いい職場を無料で紹介してくれます。
介護業界自体を辞めるのではなく、職場を変える、というのもいい方法だと思います。