無資格未経験で募集している介護求人を解説するよ
無資格から募集している介護求人はこんな感じ
介護の仕事に実際就きたいと思っても、無資格・未経験なのに就職できるか不安に思われるかもしれません。
たしかに職場としては即戦力として有資格者で経験ありの方を採用したがります。
ですが、みながみな経験ある人ばかりではありません。
私も26歳で介護職に転職しましたが、その時は未経験で無資格でしたので、働きながら資格を取り経験を積んでいきました。
介護の現場は離職率が高いので、求人も多く見られます。
じゃあどんな介護職離職率が高いの?と思われるでしょう。
これについては「介護施設」だろうが「訪問介護」だろうが関係ありません。
どの種類の介護職も離職率が高いので、逆に言いますと自分の希望する部署に就職する事も難しくありません。
ドライバー経験があると通所系での介護求人に強い
また、職場としては同じ無資格でも若手を雇う傾向にありますが、前職の経験を重視する場合もあります。
通所系で言いますと「車の送迎」がありますので、前歴がタクシーやトラックの運転手などされていたら再就職に有利に働きます。
また、前職で「調理場」での経験があると、グループホームで重宝されます。(朝みそ汁や軽い食事を提供する所があるからです)
また、施設内での身体介護も無資格で出来ますので、やる気さえあればいくらでも再就職のチャンスはあります。
介護で正社員求人を打つ側が考えている事
事業所が求人を掛ける際、重点的に考えているのは「有資格者かどうか?」「経験はあるのか?」が第一に来ます。
理由は言わずもがな即戦力になって欲しいからです。
資格のある介護福祉士は有利です。
介護業界は慢性的な人手不足なので、職員を教育する期間も短い方が指導する職員の手もとりませんし、業務が円滑に進むからです。
特に20代の多い職場ともなりますと、30代・40代の経験者が入ってくると管理者候補としての意味合いも強くなってきます。
求人を打つ側がチェックするポイント
次に見るのは「やる気があるかどうか」「結婚しているかどうか」です。
やる気に関しては介護職に対する熱意や現在の思いはどういうものがあるか事業所は気にします。
結婚に関しては、男性に有利・女性に不利とも言われる場合があります。
男性に関しては身を固めているからそう簡単に離職しないだろうという見方。
女性は子供が産まれると辞めるのでは?子供の事でよく休むのではないか?という見方です。
ただ、介護職や看護職など女性の多い職場は子供に関する事はわりかし寛容でするので、結婚していることや子供がいることはデメリット とは言えません。
むしろ、子供がいるし安定した収入が必要なんだなと優先的に採用する事業所もあります。
未婚ですと、「結婚したら辞めるのでは?」とそちらのほうを介護の場合は見ます。
よく結婚すると女性は寿退社と言われますが、介護の現場では男性が寿退社と言われるのです。
あとは「家から職場までの距離」ではないでしょうか。
事業所も通勤費を出さないといけませんし、あんまり遠いと遅刻する危険もありますし、緊急事案が起きた際のかけつけが出来ないのでは ?と考えます。
ある職場は地元の人間しか雇わないというところもありますので、求人用件を必ず確認してくださいね。
介護の求人情報の探し方
求人の探し方は色々な方法があります。
代表的な所でハローワークがあります。また、そこが発行している求人情報ペーパーが飲食店やデパートに配布されています。
他にはタウンワークやバイトルなどの求人情報誌。これはコンビニや書店にフリーペーパーとして置いてあるところもあります。
また、上記のサービスではインターネット展開もしていますので、スマホで簡単に検索できます。
少し違う方法ですと、ケーブルテレビで時折流れる求人情報がありますね。
地区のケーブルテレビに加入していると、スポンサーとなっている事業所がCMを打つことがありますので、要チェックです。
また、介護職専門の転職サイトもありますので、積極的に利用しましょう。
Wワークをしていた方の介護職転職の事例
ここでは、どのように介護職を目指す事にしたか実例を挙げたいと思います。
37歳女性の方で現在経験年数6年の方です。
昔は病院での清掃とディスカウントストアでのレジ打ち仕事をされていました。
現在も母親の介護をしながら仕事をしていますが、Wワークをしていた頃、給与は安いし、正社員じゃないからいつ首を切られるか心配、 朝も晩も一生懸命仕事してプライベートでは寝るだけ。これでは未来が見えてこないと転職をされました。
彼女の場合は病院のHPを見て、介護職員募集を見て採用責任者にアポを取るという方法でした。
彼女は持前のポジティブさで無資格・未経験でしたが、見事採用され、現在ではケアマネージャーの有資格者になりました。
「この会社に就職して生活が多少は豊かになった。今度は結婚かな?」と次の目標へ邁進しています。
ホームヘルパーの求人てどういうの?
介護の世界ではホームヘルパーの事を「訪問介護員」と言います。
しかし、ヘルパーという名称が一般的に知られているので、私たちもヘルパーと呼んでいます。
さて、ホームヘルパーについて皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
「家事手伝い」「話し相手」等想像されるのではありませんか?
確かに「家事手伝い」は業務の中にはいりますが、「話し相手」は業務にならないのです。
(ケアプランの中に話し相手になる事が明記されている場合は別ですが)
その他にも「入浴介助」「通院介助(お薬を取りに行く事も含む)」「服薬介助」「ゴミだし」「身体を動かす事が出来ない人の為に体位 を変換する」等多岐にわたります。
ヘルパーの求人のその殆どは非常勤職員、つまりパートやアルバイト求人で、正社員を望むところはほとんどありません。
施設関係では逆に常勤職員募集が多く見受けられますね。
勤務時間も月曜日に3時間、火曜日に2時間、木曜日に3時間と定時で働きませんので、自分のプライベートを優先出来ます。
また、扶養家族の範囲内で働きたいとのニーズにもマッチしており、今後も必要とされる仕事と言えるでしょう。
ここでふと疑問が浮かびませんか?
「こんなに仕事が沢山あるのに、どうして辞める人が多いんだろう?」
その理由は人それぞれですが、私が体験した例を元に次のページで離職された人達の例を挙げていきたいと思います。