介護の仕事を未経験ではじめる場合、体力的にキツイって本当?
介護の仕事を未経験ではじめる場合、体力的にキツイって本当?
まず、介護の仕事が体力的にキツイのは本当です。
ですが、未経験者でも、これを知ればキツクても乗り越えれるっていう情報をこのページに書いてます。良かったら見て、不安を払拭して下さい。
介護職は一日に何人もの身体介護を行うため、腰痛や体を痛める職員が多くいます。
女性の多い職場ですが体力勝負の部分がたくさんあるのです。
未経験であれば体力がないと慣れるまで大変でしょう。
しかし、介護職は誰でも始めは「未経験」からのスタートです。
体力がない方も小柄で細い方も、長年介護職を続けている方はいます。
もちろん介護福祉士を取って昇格している方もたくさんいます。
大切なのは「体の負担にならないように工夫すること」なのです。
今回は介護職が体の負担にならない方法や働き方についてお伝えしたいと思います。ぜひ今後の参考にご覧下さい。
未経験で介護の仕事をやる場合でも介護知識があれば大丈夫
未経験で介護職を始める場合、体の負担にならないために介護知識が必ず必要です。
腰痛になる人のほとんどは、正しい介護知識を持たないで介護を行っていることに原因があります。
腰痛の予防方法はたくさんありますが、初任者研修で必ず習うのが「ボディメカニクスの原則」です。これは介護を行う時に体に負担のかからない原則になります。
既に初任者研修を修了している方はテキストをもう一度復習して覚えるようにしましょう。
また、これから受講する方もネットなどで調べて勉強するだけでも全然違います。
ボディメカニクスの原則を守って介護を行っていればまず腰痛を起こすことはありません。
そのくらい介護知識は体の負担にならないため大切なことなのです。
自分に合った職場なら未経験でも体力的に大丈夫
未経験者が介護職に就職する際は自分の体力に合った施設に就職することも大切です。
既に腰痛や身体の痛みがある場合は、身体介護の少ない介護サービスに就職すると自分らしく無理なく働くことができるでしょう。
デイサービスやグループホームなどは身体介護が少ないためおすすめです。
腰痛などもなく健康であれば身体介護のある特別養護老人ホームや介護老人保健施設に就職することもおすすめです。
多くの利用者を介護することで色んな介護方法を学び得ることができるでしょう。
一番大切なのは「自分の働きたい介護サービスで働くこと」ですが、体力的に適応できなければ介護職は長続きしません。
そのため、自分の体力に合った介護サービスに就職するようにしましょう。
職員との交流で体力的にキツくならない!
介護職で大切なのは「体力」だと思いますがそれだけではありません。
その理由は介護職はお互いが協力をして仕事が成り立っているからです。
そのため、「チームワーク」も大切なのです。
介護職は一人ではできない身体介護もあります。
例えば体格の良い利用者の介護や手が上がる方への対応などは、一人では困難であるため二人以上の職員で対応しているのです。
このように体力的に自信がない場合でも他の職員と力を合わせれば少ない力で介護を行うことができます。
もちろん声を掛ければ手伝ってくれますが、日頃から職員と交流を持つことで協力が得られやすい環境で働くことができるでしょう。
未経験者は将来に備えて介護関連資格を取ろう
未経験者はいくら介護職に就職ができても将来仕事が長く続くか分かりません。
腰痛にならなくても体力に自信がなくなり介護業界を引退する方も中にはいるのです。
せっかく介護職としてのキャリアを積んでも仕事が続けられなくなることはとても残念なことです。
未経験者が将来も仕事を長く続けていくためには介護関連資格を取ることが大切です。
関連資格を取れば例え腰痛や体力に自信がなくなってもキャリアをいかしながら同じ福祉業界で働くことができます。
介護関連資格にはケアマネジャー、福祉用具専門相談員、介護講師などがあります。
ケアマネジャーと介護講師は実務経験が5年以上必要なため、働きながら将来に備えて取得する方が多くいます。
私の周りにも介護現場を引退してケアマネジャーや介護講師の道に進んだ方が何人もいました。
それだけ身近な資格なのでぜひ長く続けたい方は自分のために取得することをおすすめします。
また、福祉用具専門相談員は実務経験がなくても講習を修了すればなれる仕事です。
介護現場を離れて福祉用具専門店などで働くため、体力に自信のない方でも安心して働くことができます。
すぐに使わないにしても持っているだけで将来の選択肢が増えるため必ず役立つ時が来ます。
未経験者はぜひ自分のためにもケアマネジャーや福祉用具専門相談員、介護講師の資格を取得しておきましょう。
未経験者は腰痛予防になる習慣を作ろう
未経験者は介護職を長く続けるためにも腰痛予防になる習慣を作ることが大切です。
腰痛予防を心がけていればほとんどの方は腰痛を引き起こしません。
また、腰痛の負担を軽減することから身体介護が辛くなくなるのです。
腰痛予防の基本はボディメカニクスの原則を守ることです。
前項でも説明しましたが、この原則を守って介護を行っていれば体に負担がかからないため必然的に腰痛を防ぐことができるでしょう。
また、腹筋やストレッチなどで体力を付けることも腰痛予防につながります。
普段から筋トレを行うこともおすすめです。
体に負担のかかる身体介護も筋力があるのとないのでは負担の度合いがまったく違います。
新人職員が腰痛を引き起こし2~3日で退職してしまうことはよくあります。
将来長く介護職を続けるためにもぜひボディメカニクスをマスターしておきましょう。
介護職は無理をしないことが体のために大事
介護職が腰痛予防と同じくらい大切なのが無理に介護を行わないことです。特に男性介護職は体力を過信して無理な介護をすることが多くあります。
どんなにボディメカニクスを理解していても無理をすると必ず腰痛を引き起こします。自分の体力やできる範囲を理解して意識的に気を付けていくことが大切です。
介護職は自分に無理だと思う介護は行ってはいけません。必ず他のスタッフの協力を得るようにして下さい。
介護職になれば分かることですが、一人ではできない介護も複数の職員が対応することで簡単にこなすことができます。
「できないことを手伝ってもらう」ことは介護現場ではよくある話です。遠慮せず協力を得ることが自分の体を守ることにつながります。
介護の仕事を未経験ではじめる場合、体力的にキツイって本当? まとめ
介護職を未経験で始める場合、何の下準備もなければ体力的にキツいのは本当です。
ですが、現在介護職をしている方は全員、あなたと同じ「未経験者」でした。それでも介護職を続けられたのは「下準備」を行っていたからなのです。
その下準備というのが、自分の体力に合った場所に就職をしたり、体の負担にならないために介護知識を学んだり、職員との関係を良くして協力が得られやすい環境を作ることなのです。
介護職は工夫次第でいくらでも環境を変えることができます。介護職が体力的にキツいかどうかはあなたの「工夫次第」でしょう。
また、介護職は体の負担を考えて腰痛予防していくことも大切です。
特にボディメカニクスの原則は体に負担がかからないため腰痛予防に大変効果があります。
就職前に必ず復習しておくようにしましょう。自分に無理だと思う介護を行わないことも腰痛予防のために必要なことです。
さらに将来に備えて介護関連資格を取ることも大切です。特にケアマネジャーや福祉用具専門相談員は身体介護を行わないため取得するだけでいざという時将来の転職に役立ちます。
介護予防と関連資格を取って腰痛や将来の不安を吹き飛ばしましょう!