子持ち主婦はパートと正社員どちらがいい?現役介護士が解説するよ!
子供がいる主婦は正社員かパート、どちらで働いて良いのでしょうか?
就職のしやすさから適当にパートを選んでしまうと給料面で全然違うので後悔をしてしまいます。
子供がいる主婦は、パートと正社員のメリット、デメリットを理解して就職するとより自分に合った場所で働くことができます。
仕事を長く続けるためにもパート、正社員の特徴を理解しておきましょう。
今回は介護業界に就職しようと考えている主婦の方に、パートと正社員の働き方の特徴についてお伝えします。
子どもが小さい主婦は介護パートがおすすめ
多くの介護サービスは早番、遅番、夜勤の変則勤務で回しています。
変則勤務は欠勤などで交代するのが大変なため、子どもが小さい主婦は変則勤務がないパートの方がおすすめです。
介護パートなら9時~17時の間の勤務が多いため、保育園の送り迎えにも十分対応して働くことができます。
万が一人手不足で変則勤務が入ったとしても、パート勤務なら本人の都合を考慮してシフトを組んでくれるため負担になりません。
介護スタッフは人手不足なためパートでもたくさんの就職口があります。
子どもが小さい主婦は子育て環境が整っている介護パートがおすすめです。
しっかり収入を得たい主婦は正社員がおすすめ
子持ち主婦の中には子どもが大きい方や家族が子育てに協力的な方もいるでしょう。そういった場合は正社員がおすすめです。
正社員はパートとは違い、職場の都合で勤務時間を減らされたりすることがないため毎月安定した収入が得られます。また、介護サービスは利用者不足になることが滅多にないため、ボーナスもしっかりと入ります。
特に子どもが大きくなると習い事や学費などでお金が必要になってきます。
家族に子育ての協力が得られる方やしっかり収入を得たい方はぜひ正社員がおすすめです。
介護スタッフなら変則勤務やフルタイム勤務ができれば子持ち主婦でも簡単に正社員になれます。ぜひ正社員を目指して安定した収入を得ましょう。
融通をきかせたい主婦は派遣社員がおすすめ
派遣社員であれば付帯業務もなく残業や会議、飲み会も強制されないため、家庭と十分両立しながら働くことができます。
正社員だと少なからず残業や会議などに参加しないといけないため、子どもと過ごす時間が減ってしまいます。
特に子どもが小さい方は家族のためにも定時で帰れる派遣がおすすめです。
きらケア派遣
派遣は正社員登用制度もあるため、派遣先が自分に合っている場合は正社員になることもできます。
介護スタッフが自分に合うか分からない子持ち主婦は派遣社員から徐々に慣らして正社員へ転身する方も少なくありません。
派遣社員の魅力は人間関係のしがらみが少ないことです。
また、職場が自分に合わなくても契約期間で働いていることから割り切って働けるでしょう。
もちろん途中で契約解除をすることもできます。
残業や会議などのしがらみを避けて仕事に融通をきかせたい方、家庭を大切にしたい方は派遣社員で働いてみてはいかがでしょうか?
子持ち主婦はパートと正社員どちらがいい? 結論
子持ちの主婦は家庭環境と、働ける時間を考えて正社員かパートか、もしくは派遣かを選ぶことが大事です。
子どもが小さい場合、変則勤務がないパートなら育児に専念することができるでしょう。
また、子どもが大きい方や収入を得たい方は正社員なら安定した収入を得ることができます。
例え今は正社員ができなくても、子どもの成長に合わせて将来正社員に転身することもできます。
残業や会議等のしがらみを避けたい方は派遣社員がおすすめです。
時間にも融通がきくため家庭と両立しながら働けます。
正社員、パート、派遣とそれぞれ特徴が違うため、子育てや家庭環境に合ったチョイスをしましょう。
介護のパートをやるのにもデメリットはある!認知症の方の暴言、暴力
介護職をやっていて、どうしても避けては通れないのが認知症の方への介護です。
私自身、今派遣で特別養護老人ホームの認知症棟で働いているので、ほぼ毎日認知症の方と接しています。
そこでたまに暴言を吐かれたりするんですね。
相手が”自分が介護者に対して暴言、暴力をふるっている”ってわかってなければまだ暴言、暴力をふるわれても耐えれる部分はありますが、やっててつらいのは、相手がわかっていて、悪意を持って暴言、暴力をふるってくる時です。
正直、そういう時は頭に来てしまいます。
暴力行為、暴言を吐かれたときっていうのは、介護施設の中で、介護される側と介護する側っていう立場でなければ、絶対怒っているような内容です。
介護施設で給料をもらっているから耐えれるようなものの、そういう我慢しなければならない事があるのが介護の仕事です。
上記したように介護職には、困難な場面に遭遇する事があります。
その時介護職を続けれるかどうかはその人の資質によります。
介護が続くかどうか、という点について、訪問リハビリ入門 脱寝たきり宣言! というい本も出している伊藤隆夫さんという方が以下のようにお話されています。
以下は、もっと知りたいケアマネ&ヘルパーの仕事、ケアマネ&ヘルパーの仕事―介護の最前線を担うプロフェッショナル (もっと知りたい)法学書院編集部 (編集)という本からの抜粋です。
まず、自分に向いているかどうか
福祉の良いところは年齢制限がないということ、そしていつでもスキルアップができることだと思います。他の職種の仕事をしたいと思ったら、その勉強をすれば良いのですから。ですから現場に出て、いろいろ経験して、それから自分で福祉の仕事が向いているのかどうか実感していけば良いのだと思います。
私も同じ事を思います。まず年齢制限がない、これが介護業界の最大の利点だと思います。30代でも40代でも、50代でも、できる、それが介護職の利点です。40代、50代の女性がパートでやる事も可能です。
若いうちしかできない仕事もたくさんある
よくサービス業なんかですと、若い、見た目のいい人しか採らないというような現場がありますが、その本質を働く方から見抜いて、もう自分はダメな年齢に来たなーって思ったらその職を辞めないとダメになってきます。
でも、介護だとそういう年齢上限がないんですね。
伊藤さんの話に戻ります。
うちでも多くの若い人が入ってきますが、辞めていく人も多いです。最初は悩みました。入ってきても辞めていく人が多いのは、社内の人間関係に問題があるのかなとも思いましたが、最近、その辞めていく人にはこの福祉の仕事が合わなかったのだろうと思うようにしました。
会社というよりも人とかかわり合うこの仕事そのものが苦手だったんだろうなって。それで辞めていったのなら、それはそれで仕方がない。
好きならば続きますし、それにどんどん伸びていきます。伸びていけば仕事が好きになってさらに伸びます。そういう若い人たちの力もこれからは大事です。いくらでも活躍する現場はありますから。
介護の仕事には難かしいところもありますが、40代、50代になっても続けていける仕事です。ですが、甘い事ばかりではなく、業務上我慢しなければならないような事もあります。
それでも、年齢制限がない、1つの職場が気に入らなければ他の職場に移る事もできる、というのが介護職の大きなメリットです。
一度やってみて、それでダメだったら辞めたらいいだけですねからね。