介護を辞めたいと思った事もあった!でも続けられた理由
私は18年近く介護の仕事をしています。
介護は高齢化社会に伴い注目されている職業ではありますが、女性の職場ということもあり、人間関係で辞めたいな。と思ったこともありました。
今は男性のスタッフさんも増えてきて昔のような女の園というイメージは軽減されたように思います。
でも、人間関係で救われた部分も多いので今まで、仕事で嫌なことがあってもいろんな職種の方と乗り越え続けられたのかな?とおもいます。
利用者さんが亡くなった時、少し辞めたいと思った事があった
あとは、介護を始めたころ利用者さんが亡くなった時、すごく悲しかったのを覚えています。
でも、人は生まれてきたからにはいつか死を迎えます。
人生の締めくくりを安心して旅立てるよう支援できる仕事は介護です。
30代・40代のあなただからこそ介護をおススメします。
30代・40代になると新しい友人というか同士を探すのって難しくないですか?
学生時代の友達だと結婚や出産によって疎遠になっていきますよね。
ママ友も子供を通じてのお付き合いなので、子供の今後を思って合わせてしまう。かえってストレスになってしまっている女性も多いのでは?
その点仕事は自分のつながりが持てる場です。
同年代・同性が多いからこそ今までにないタイプと出会い新たな刺激を受けるかもしれません。
また、年代もいろいろ、お姉さん、妹、みたいに長く付き合える関係が築けることもあります。
仕事の愚痴は全く関係ない人に話をしても温度がちがうというか理解してもらえないことってよくありますよね。
でも、同じ職場の相手なら温度も同じ。愚痴や悩みを言い合って関係を築いていけます。
介護職、自分の世界を持つためにもかんがえてみてはどうですか?
飛び込む勇気がないならまずは派遣から考えてみては?
介護士同士の結婚 職場恋愛
介護士同士の結婚を皆さんはどうおもいますか?
私の周りでも4組ほど結婚しました。
結婚相手を探すときあなたは何を決め手にしますか?
人によって違うとは思いますが、他人と生活をするので、細かい生活の癖がだんだんと出てきて恋心も冷めていってしまうものです。
介護士同士の結婚のメリット
介護士同士の結婚のいいところは生活のイメージがつきやすいところがいいところです。
介護は対象者(お年寄り)への接し方、調理の後片付け・お風呂の洗い方、イライラしたときにどう対処するのか、相手のプライベートに直結する姿がみえやすい職業です。
結婚後のイメージが付きやすいですし、相手がどのくらいのお給料をもらっているかわかるので1ケ月どのぐらいのレベルで生活をすればいいかもわかりやすい。
生活の価値観が同じって大事ですよね。男性の育児休暇も比較的とりやすい。
また、親に紹介するときも好印象ってのも魅力です。
では、デメリットは?
もちろん相手にもよるでしょうが、仕事場と家とのギャップではないでしょうか?
同じ仕事をして帰って何にも手伝ってくれない。仕事場ではあんなに気が付いてステキな男性なのに。家ではアザラシ。。。など。
どこの職場でもそうかもしれませんが、仕事場と家とのギャップは冷める原因になりますよね。
介護は仕事内容が生活に直結して見えてしまう分それが顕著に表れてしまうかもしれません。
あとは、かっこいい旦那様を射止めた場合、介護は女性が多い職場なので、やきもちを妬き過ぎる女性は精神的にしんどいかもしれませんね。
正社員であればもちろん夜勤もありますし。同じ職場であればシフト制なので休みがバラバラ。すれ違いがでてきてしまうことも。
結婚前は多少のすれ違いは、お互い恋愛のスパイスになっても、新婚での時間のすれ違いは不安という方も多いのではないでしょうか。
介護の資格をとって給料をあげよう!
介護の仕事では資格手当という手当が設定されている企業が多いと思います。
求人票で見たことありませんか?初任者研修(昔でいうヘルパー2級ですね)は比較的すぐにとれる資格なのでもう、すでに持たれている方も多いのではないでしょうか?
介護を一定期間経験を積むと介護福祉士という国家資格が受験できます。
今は制度が変わり介護福祉士を受ける前に実務者研修を受けなければならなくなりました。
さらに上を目指したいなら介護支援専門員(ケアマネージャー)と、介護は資格社会なので確実にキャリアアップでき、資格取得とともにお給与も増やしていけるお仕事です。
初任者研修課程は仕事をしながらでも取れます。
通信では週に2回とか1回で20日ぐらい実技を習得しに行き、それ以外は自宅学習で課題の提出といった方法で取得できます。
介護の基礎を教えてくれますので現場での不安が解消されたり、腰痛もちという方などは、腰に負担をかけない技術を習得することができますよ。
派遣で腕を磨いて起業も夢じゃない!
40代で起業も夢じゃない介護事業。
私の知り合いでも訪問介護事業所を友達同士で始めた方がいます。
オーナーの彼女は47歳で起業。介護経験は7年ほど。
彼女も最初介護の仕事は派遣からのスタートでした。施設系の派遣が多く、夜勤もこなしていました。派遣はいろいろな事業所・施設を経験します。
どの事業所にも良いところ、悪いところがあります。良い部分悪い部分をいろんな事業所でみて感じたことを派遣仲間と共有し、自ら事業を起こそうとおもったそうです。
『仕事は働き手の姿勢しだい』とわたしは思います。
つまらない・意味がないと思っている仕事からは、やりがいも意味も感じません。
仕事に意味のない仕事なんてないんです。働き手の気持ちの問題で、単純作業・慣れていない作業、効率が悪いと思われるような作業でも学べることは多々あります。
彼女のように起業も夢じゃないですよ。
50代でも求められる事業所
50代・60代でも介護事業所で即戦力として働けます。
女性では主婦歴がある方は、訪問介護で活躍できます。
20代のは、お料理が苦手な方が多いです。訪問介護の調理で苦戦してしまいます。
その点、中高年齢層の方の需要が高いです。
私は20代で訪問介護を経験してやはり、調理が苦手でした。よくこっそり携帯でレシピを調べて作っていました。
今もあまり得意ではないですが、なんとかこなしています。
男性の方は、デイサービスや介護タクシーでの需要が多いようです。
最近運転免許を持っている若い子が少ないので、送迎含めたデイサービスのスタッフや介護タクシーのスタッフとして男性の方が活躍されています。
介護タクシーは初任者研修と二種免許が必要なので最初で少しお金がかかってしまいますが、、、
運転のスキな女性ドライバーさんも最近は多いようですよ。
50代はまだまだ若い!私の行っている訪問介護は72歳の方も家事援助にこられていますからあと20年ぐらいは活躍できますよ。
介護を辞めたいと思った事もあった!でも続けられた理由 まとめ
介護も他の仕事と同様、いいことばかりではありません。
しかし、働き手の気持ちの持ちようでキャリアアップ・自分で事業を起こすこともできれば、おもしろくないと感じながら作業をこなすこともできる職業です。
年代にもより活躍できる事業所はいっぱいあります。
どんな事業所が自分に合っているかわからないという方は、私の友人みたいに介護の派遣スタッフとして、いろんな施設の一員として働いてみてはいかがでしょうか?
派遣会社にはいろんな企業情報や、派遣先を一緒に探してくれるスタッフがいます。また、同じ立場で働く派遣スタッフとも情報を共有できれば、あなたのやりたい仕事が必ずみつかるはずです。
この記事を読んでいただけたあなた。今すぐ動き出しましょう!
この記事を書いた筆者のプロフィール
介護講座講師 介護経験18年
30代の女性。