試用期間中の退職について
介護職の中には仕事が自分に合わず試用期間中に退職する方もいます。
ですが、いくら試用期間中であってもマナーを守らないで退職してしまうと今後の転職活動が不利になってしまうのです。試用期間中の退職はどこまで介入していいのか分からない方もたくさんいます。
しかし、必要最低限のマナーを守ることで簡単に試用期間中でも退職ができるのです。
私の同期も2人が2週間で退職したので試用期間中の退職はごく身近にあります。
今回は問題なく試用期間中に退職する方法をご紹介します。これから介護職に就職する方も参考になるのでぜひ読んで下さい。
電話退職でも大丈夫!
試用期間中の退職は周りに気を使わせたくないものです。
まだ挨拶をするほど働いていない方も多いと思います。でも大丈夫です。
介護職は試用期間中でまだ独り立ちをしてなければ電話で退職することができます。
独り立ちをしてからだと早番、遅番と交代勤務になってしまうので、勤務変更の必要性が出てしまい周りに迷惑を掛けてしまいます。介護職が独り立ちするのは入職しておよそ一か月後です。
そのため職場が合わない時は一か月以内を目安に連絡するといいでしょう。
また、独り立ち後も周りと顔を合わせたくない場合は電話退職でも構いません。ですが、職場が納得のいく退職理由をきちんと考えておくことが必要です。
次の項目では試用期間中の納得のいく退職理由について説明したいと思います。
退職理由に合わないはNG
退職理由でよく聞く言葉が「仕事が自分に合わない」です。
これは正当な理由に聞こえるかもしれませんが、「職場が気に入らない」と伝えているようなものです。
そのため、退職理由に職場を悪く言わないようにすることが大切です。
試用期間中に退職する場合は体調不良や親の看病を理由に退職しましょう。
例え嘘でもこういった理由の方が職場に悪い印象を与えずに済みます。試用期間中であれば誰も診断書の提出を求めたりしませんし、深く聞いてくる人もいないでしょう。
もしあなたが「職場が合わない」と退職の相談をした時、職場から「合わないのはあなたに原因がある」、「まだ合わないと決めるのは早い」と返答される可能性があります。また、「人がいないのに」と皮肉を言われる可能性もあります。
こういったことを考えると、体調不良や家族の看病を退職理由とした方が自分も相手も傷付けず気持ちよく退職することができるのです。
退職の理由を考えるのは面倒かもしれませんが余計な皮肉を言われないためにも、「本当の理由」を言わない方がいいでしょう。
必ずお詫びの手紙を送る
試用期間中の退職は「すぐ辞めるから問題ない」というわけではありません。職場側からすればせっかく採用したのにすべて無駄になってしまいます。あなたが欠員による採用であれば再度求人を出さなければなりません。
また、職員へもあなたの退職で人員の余裕がなくなり迷惑を掛けてしまいます。そのため、「試用期間中だからいい」という問題ではないのです。
せめてお詫びの気持ちを職場に伝えることが今後の転職に成功するために大切です。そのため、急に退職したことに対するお詫びの手紙を送るのがいいでしょう。便せんは一枚程度で簡単なお詫び文が書いてあれば大丈夫です。
いくらお詫び文でも読むほうは忙しいので長々と書くのはやめましょう。制服や名札等借りている物を返却する際に一緒に送るのでも大丈夫です。
面倒かもしれませんが介護職は狭い世界なのでいつどこで再開するか分かりません。お詫び文を書くことは今後のあなたのためだと思いましょう。
まとめ
試用期間中の退職はどんな理由があっても採用した職場に迷惑を掛けます。
私のいた職場では試用期間中に置手紙を置いて退職した方がいましたが、置手紙は本人が書いたものか分からないためきちんと口頭で伝えるようにしましょう。直接伝えなくてもまだ独り立ちしてなければ電話でもいいのです。
退職理由は職場を悪く言わず、「体調不良」や「家族の看病」など自分の都合を理由としましょう。
また、退職を伝えたら終わりではありません。あなたが退職することは職場に迷惑を掛けるため、お詫びの手紙を書いて郵送しましょう。
試用期間中にマナーを守って退職することはお互いのストレスをためず、転職先で気持ちよく仕事をしていくことにもつながります。
試用期間中の退職は決して悪いことではありません。ただ、マナーを守って退職するように心掛けましょう!