もう人間関係で悩まないで!現役介護士が語る人間関係対策
介護の仕事は人間関係が悪い?現役の介護士が人間関係に疲れた場合の対処法をお話しします。
介護の職場では20代から50代まで、もしくはもっと上の年齢の方が一緒に働いています。
また、職員同士のコミュニケーションが非常に重要な職場なので人間関係のトラブルが絶えません。
もっと気さくに話の出来る職員が多ければいいのになぁと思っている方もいますよね?介護の現場では人間関係が大切なはずなのになぜかいじめが絶えません。
逆にいじめが一切なく職員全員が気さくに話すことができる施設と両極端な場合が多いです。
今回私が実際に目撃したいじめについて、また嫌になって転職を考えている人にいい施設を見極めるにはどうすればいいのかを書いていきたいと思います。
職場でのイジメ
介護の現場では女性が多い職場ですので、集団で一人をという形のいじめ、嫌がらせが非常に多いです。
しかし女性でもさっぱりとしていて一切そのようなことがない人もたくさんいます。
わたしが目撃した例では一人の職員がやる事すべてに文句を言い、自分が間違えたときなどはへらへらと笑ってすませる人、高圧的な態度で注意、指導し、新入職員が覚えたくても覚える事が出来ない状況を作りさらにそのことで説教を行う人、無視なども頻繁に行われていることも目撃したことがあります。
正直学生時代でも社会人でもいじめをみていて気分のいいものではありません。
新しい職員よりも長く勤めているのなら親切に仕事を教えてあげた方が早く覚えてくれるし、戦力として活躍するのも早いはずです。
しかしそのような人たちは被害者が退職してしまうと決まって「人が居なくて大変」「私たちだけじゃ回せないよね」等の発言をします。
それならなぜわざわざいじめて退職に追い込むようなことをするんだ?と思ってしまいます。
中には「どのくらい根性があるのかこうしてみないと分からない、私も好きでやっているわけじゃない」という発言もありました。
あなたはいったい会社のなんなのでしょうか?何様のつもりでいるのでしょうか?と思いますよね?でも実際職場の加害者でいじめを自覚している人は本当に少ないです。
「厳しくしているつもりじゃなかった」「人に教えるのが苦手だからうまく伝わらなかったのかもしれない」とうの発言をよく聞きます。
ですがお互い人間同士、とくに新入職員に関しては顔を合わせるのすら初めての場合もあります。
普通初対面の人に最初から威圧的な態度をとったりするでしょうか?お互い初対面の場合まずは丁寧ににこやかに接するのが社会人としての最低限のマナーではないでしょうか?
ましてや根性を確かめる。あなたは会社の役員でもなければ一人の社員にすぎません。
会社の役員ですらもっとまともな対応をすると思いませんか?このような被害に遭われて退職する人も珍しくないと思います。
退職することは手段の一つとしてとても正しいと思います。
ですので今回、年齢が心配だけど、今の会社はもう嫌だ!と考えている方への手助けになればいいなと思います。
30代からでも転職はできるのか?
介護の仕事はいくつからでも現役です。
基本的に年齢制限、国籍、学歴などほとんど必要としない会社が多いでしょう。
30代からでも働ける施設は山ほどあります。
そのなかで、イジメのない、または少ない施設を見極めるにはどうしたらいいでしょうか?それはまず求人票をみて気になったら応募する前に施設見学を行ってください。
介護の仕事では施設見学は当たり前に出来るので安心して気軽に見学したいのですがと伝えればすぐに日程を調整してくれます。
この施設見学はとても重要で職場の雰囲気をそのめで確認する事が出来ます。
しかし、外部からのお客ともなれば施設の職員も少なからず「表の表情」に切り替えるでしょう。
そこで、具体的にどこに着目すべきかを箇条書きでお伝えします。
- ・一人でポツンと作業をしている職員がいないか
- ・職員同士が話をしているのをちらっと見てみる
- ・利用者全体を平均的に見て認知度はどうか?暴言を言う利用者の数は多いか少ないか?
簡単に説明すると、介護の仕事は一部を除いて基本一人での作業は少ないです。
入浴後の風呂掃除、トイレ掃除などはさすがに一人で行うかもしれませんがおむつ交換、レクレーションなど一人で行うのは危険なため必ず複数の職員で行うようにしているはずです。
また職員同士で話をしているのを見るですが、一定の職員とばかり話をしている場合、その職員同士は仲が良くてもほかの職員とは業務連絡だけというような状況の場合もあります。
(必ずしもその限りではありません)最後の利用者全体の認知度・暴言を言う利用者の数ですが認知度が高い利用者が増えれば基本的に職員の肉体的・精神的負担が増えます。
また、暴言を言う利用者の数が多ければ職員はそれに言い返すわけにはいきませんのでストレスを抱えることになり、そのはけ口として職員同士のトラブルに発展することが非常に多いです。
以上の事をよく確認し、より働きやすい施設を見つけて下さい。
転職は若者だけの特権ではない
介護の世界では40代だろうと50代だろうと退職する人数は少なくありません。
雇用側もそれを十分に理解しています。
ほかの会社ではこの年齢になると採用率が下がってきてしまうと考えがちですが介護の世界では「よくある事」ですので雇用側もある程度理解を持ってくれています。
しかしそれでも転職は心配だという方も多いでしょう。
そのような時は人材会社等を利用し、自分に合った施設を探すのが良いと思います。
人材会社では介護の業界に詳しいスタッフが多数いるため、心配な事、聞きたいことがあった時に質問すればしっかりと答えてくれるため安心して仕事を探す事が出来ます。
色々なサービス、情報を活用し自分が働きやすい環境の職場にたどり着く事が出来るでしょう。
あきらめずに安心して働くことのできる施設み巡り合う事が出来れば幸いです。