介護は辛い仕事?その通りです
介護は辛い仕事?その通りです
介護は3K労働とのイメージが拭えません。
そんな介護の仕事ですが、それでも辞めずに頑張っている人がいるから介護は回っています。
何故か?その理由は経験者の間でも語られない部分が多く、介護主任をしている私自身どうして続けられているのか考えてみました。
デイサービスの経験者 辞めたいと思うけど辞めない理由
デイサービスという施設は通って元気になるというのが目的です。
利用者によって様々な理由があるのですが、一番は「外に出る」という大きな意味を持っています。
辞めたいと感じる瞬間は多く、特に「あれをしてはいけない」といった縛りを感じる時に強くそう思います。
しかし、今日自分が辞めたら途中で投げ出してしまったように感じ、その連鎖がずっと続くから辞めずに済んでいます。
介護には終わりが無いので、結局は続いていくのかもしれません。
入所系施設の経験者が思う 辞めたいと思うけど辞めない理由
入所施設は特に「夜間も目が離せない状況」になった利用者が入所しています。
違う言い方をすれば、自宅では生活出来ないからであり、それだけ重要な役割を担っているとなるでしょう。
自分が辞めて明日は大丈夫か?と考える事は少なくありません。でも施設は回るでしょう。
替えは効くと考えるからこそ、自分の居場所を大切にしたいと感じる事も多いのです。
それだけ入所者と介護している側が近い存在で、自分の存在意義を考えさせられるというのも理由の一つです。
介護は辞めたいと感じる事が多い
介護の性質かもしれませんが、誰もやりたくない事をやらなくてはならないという面があります。
当然ですが、利用者(高齢者)やその家族から苦い事を言われることだって多いでしょう。
さらには「お金を払っているのだから」という姿勢で臨まれる瞬間だってあります。
介護している側からすると「理不尽」を理由に辞めたいと感じるのです。
でも辞めないのは何故でしょうか?
それは「何かしら理由を持って介護を始めたから」に尽きるからなのです。
介護は何となく始められる仕事ではない
介護を始める理由というのは様々ですが、介護という仕事は「何となく」で始める人はいないでしょう。
資格を持たなくては出来ない、人がやりたくない事を進んでやるような仕事ですから。
理由を持ってやっている仕事は、辞めると感じることはあっても考えるかどうかは疑問です。
続けようと決意する理由は「何となく」であっても、始める時も同じかと言うとそうではありません。
自らやってみようと考え準備したからこそ、介護の仕事は続くのかもしれません。
大げさに言えば介護を必要としている人が増え続ける一方で、その大役を担う訳ですから国の問題の根幹に関わっているとも言えます。
現場で何気なくやる仕事が、ひいては大きな問題の解決に一役買っているのです。
どんな仕事も辞めたいと感じる瞬間は必ずありますが、そんな時介護こそ「辞めないで済む理由」を多く持っています。