介護に転職してびっくりした事とは?
異業種から介護転職をする時、介護業界がどんな職場なのか理解していないとその驚きから混乱してしまうでしょう。
私のいた職場でも介護業界の独特の世界に大変驚いていた方はたくさんいます。
中には理想と現実のギャップに気を落としてしまう方もいました。
しかし、介護業界の特徴をあらかじめ知っておくことで就職後に驚く心配がなくなります。
また未経験者も就職後に驚くことなく安心して働けるでしょう。
今回は異業種から介護転職をお考えの方へ、介護転職をしてびっくりしたことについて自身の経験を含めて書いていきたいと思います。
ぜひ今後の参考にして下さい。
転職の驚き①介護施設は湿気がある!?
これは未経験者の多くが就職後に驚いていることです。
介護施設は加湿器や厨房からの湿気の影響で施設全体が湿気に包まれています。
そのため、初めて介護施設に入るとジメジメとした空間があります。
ですがこのジメっとした空間が苦手だとか耐え切れないといった話は聞いたことがないため異業種から就職する方も安心して大丈夫です。
もし気になる場合は、一度近所の介護施設に見学に行ってじめっとした空間を体験してきて下さい。
慣れれば湿気の多い環境も大したことはありません。
ただ、メガネをかけている方はメガネが曇る可能性があるため注意しましょう。事前に曇り止めを塗っておくのがおすすめです。
転職の驚き②職員が利用者の髪を切る!?
私が介護就職をして大変驚いたことは介護スタッフが利用者の髪を切ることです。
ですがこれには事情があり、身寄りのいない方や経済的な事情で散髪へ行けない方を対象に行っています。
ほとんどの利用者は訪問美容師に散髪してもらうため、介護スタッフは滅多に散発を行うことはありません。
私も今まで利用者の髪を散発したことがありませんが、状況によっては散髪する機会があったと思います。
これから介護就職を考える方は何らかの事情で利用者の散髪を行う可能性もあるため心しておくといいでしょう。
もともと利用者の散髪は介護スタッフの仕事ではないため、自信のない方は断っても問題ありません。
できる方はいつ頼まれてもいいように少し散髪の勉強をするのもいいでしょう。
転職の驚き③年末年始やお盆も利用者は外出しない
私がもう一つ驚いたことは利用者が年末年始も外出しないことです。
高齢者なら年末年始は家族と過ごしたいものですが、一部の人しか外出や外泊をしないため驚きです。
これも家族の事情が大きいため仕方ありませんが、利用者の9割が年末年始も施設で過ごすのはかわいそうだなと感じました。
寝たきりの利用者ならまだしも、それほど介護を要さない利用者も自宅に帰れない状況です。
特別養護老人ホームは利用者の家となる場所なのでまだ仕方ありませんが、在宅復帰を目指す介護老人保健施設も同じような状況なので驚きです。
また、年末年始だけでなくお盆休みも外出や外泊のできない利用者が多くいます。
こればかりは家族の事情なのでどうすることもできませんが、あまりの実態に驚かないようにして下さい。
本当に利用者を見ていてかわいそうに思いました。
ぜひ介護就職をしたら利用者の気持ちになり、お盆休みも年末休みも利用者が楽しく過ごせるように工夫していきましょう。
介護に転職してびっくりした事とは? まとめ
異業種から介護転職をすると思い描いていた現実と異なり、驚きを隠せない部分があります。
施設内の湿気の多さをはじめ、介護スタッフによる散髪行為があるのは本当にびっくりしました。
また、利用者がお盆や年末休みに外出できないのも本当にかわいそうだなと感じました。
これから介護転職をする方は今回の驚きを参考に心して就職して下さい。