介護やってるなら転職して職場変えるの当たり前?!
介護を12年やって施設を変えまくってきた私
私が介護の仕事に就いてからはや12年が経とうとしています。
始まりは通所介護でしたが、通所リハ、介護老人保健施設を経て居宅でケアマネとして仕事をしていましたが、諸事情がありまた施設に戻ってきました。
合計5ヶ所の事業所を渡り歩いてきましたが、一般的に見たら転職回数が多いようにも見えます。
しかし、介護職については転職を繰り返す方が多く見られ、他職種だと平均勤続年数10年の所、ホームヘルパーだと6年、施設職員だと5年ととても短いのが分かります。
それだけ勤続年数が短いのには色々な理由があります。
例えば結婚・出産や夫の転勤についていくために離職したり、人間関係が上手くいかず辞めていくパターンもあります。
ここでは、私がいかにして離職したか?またどのように再就職したか説明して行きたいと思います。
辞めたいと思ったら職場を変えればいい?!
前述したとおり、介護職は平均勤続年数がとても短いです。
ではみんな早く離職するのか?と言われると「NO」と言わざるを得ません。
長い人は15年とかいますし、早い人だと3時間という事もあります。
つまり人によってそこの職場が合う合わないが出てきます。
「そんなに早く辞めて大丈夫なの?」と心配される方もおられます。
しかし、介護職は慢性的な人手不足なので、幸か不幸か直ぐに再就職先が見つかるのもまた強みと言えるでしょう。
では皆さんどのような理由で離職するのでしょうか?
一番多いのが人間関係です。
介護職は女性が大多数を占める職場です。
偏見かもしれませんが、女性は横社会を形成していますので少しでも目立つことを行なえば直ぐにやり玉にあげられます。
また、意にそぐわない事やいつもと違う行動を起こすと仲間外れをされてしまい、普段の業務に支障をきたすまで発展する場合もあります。
我慢してそのまま仕事を続けるも、職場内で孤立した状態が続きどんどん精神的にキツくなり最悪鬱病を発症する危険性をはらんでいます。
また、介護職は仕事量に比べ給与が安いという事でも有名です。
昔に比べ労働環境は改善されたものの、サービス残業は当たり前、夜勤手当は少ない、資格手当はスズメの涙程度だし仕事に対する評価は殆どない等まだまだ存在します。
独身時代なら給与が少なくてもそこまでダメージはないかもしれませんが、家庭を持つとそうはいきません。
結婚するから仕事を辞める「寿退社」ですが、介護職では男性職員も珍しくありません。
自分の価値を正当に評価されず、モヤモヤした気持ちで仕事をするよりかはいっその事離職する事もあながち間違いではありませんよ。
私が職場を変えた体験談
私が職場を複数変えたのには色々な理由があります。
最初の場所では上司より「三ヶ月で正社員にするよ」と言われていたのですが、結局約束は反故にされサービス残業は当たり前、施設長の子供はなにもしていないのに役職付け、気に入った職員は直ぐに正社員へ登用など努力や実力とはまったく関係ない所で評価されていたので、未来はないと思い転職を決めました。
この時は県主催の合同介護就職説明会があり、その縁で地元の職場に就職しました。
次に介護老人保健施設併設の通所リハで仕事をしていたのですが、途中で辞令がおり施設の方で働く事になりました。
順調に介護福祉士・ケアマネ資格を取得していましたが、ここでも人事のあり方や人間関係のトラブルでイヤになり離職する事にしました。
結婚を期に引越しをしていたので、また地元の企業を探し今度はハローワーク経由にて、居宅のケアマネに落ち着きました。
自宅から自転車で20分の所でしたので、通勤自体は苦痛ではなかったのですが、そこの上司同士が仲が悪く職場の雰囲気も最悪でした。
例えばA上司に仕事をもらうとB上司から「そんな仕事しなくていいわよ」と言われ、それが積み重なってAとBの言い争いが職場で勃発する事もありました。
また、同僚もみなB上司派だったのでA上司を常に糾弾していました。
かと思えばB上司がいなくなると悪口合戦が始まるような所でした。
半年勤めたのですが、妻から「あなたから笑顔が無くなった。精神的にきついなら職場を変えていいよ」と言われ仕事を辞めました。
この時は平日勤務をしていたので、インターネットで求人を調べるだけで、ハローワークに行く事が出来ませんでした。
そこで利用したのが「介護人材サービス」です。
次の項目で説明しますが、このサービスを利用した事で私はまた安定した仕事に就く事が出来たと思います。
現在では施設内でのケアスタッフ兼ケアマネとして勤務していますが、給与面はともかく職場の雰囲気などの面でとても満足しています。
このように上記で色々書いていますが、結局の所私が辞めてきた理由が「人間関係」の一点に尽きる事が分かります。
どんなに待遇や給与が良くても人間関係が劣悪なところでは働きたくないですよね?私もそういった考えの一人です。
介護の人材会社に登録するのがいい?!
上記で記載しましたが、私は今の職場に勤めるきっかけになったのは「介護人材サービス」に登録してからの事です。
もちろんハローワークが悪いわけではありません。
履歴書及び職務経歴書の書き方、面接のアドバイスなどがあります。
しかし、平日のみしか空いておらず駐車場は常に満杯、施設内も求人を探す人ばかりではなく雇用保険の各種申請や職業訓練の受付などもあり、落ち着いて職を探す環境ではありません。
よしんば求人を見つけ窓口についても、事業主が女性を求めている場合、男性である私は書類を通す前に落とされてしまいます。
また、面接までこぎつけたとしても、指定された日が仕事ですと面接するチャンスが潰れてしまいます。
そこで登場するのが「介護人材サービス」です。
こちらでは自分専門のコンサルタントが付き、再就職までのサポートをしてくれます。
具体的には面接日時の調整・心構えに始まり、休みの希望や給与の交渉、自分にあった職場を探してくれます。
また、面接終了後にも相手方へフォローを入れたり、マッチングしなかった場合でも問題点を洗い出し適切なアドバイスをもらう事が出来ます。
ですが良い面ばかりではありません。
サービスを受けるのには料金はかかりませんが、再就職が決定した場合には事業所からその人材サービス会社に年棒の3割が支払われます。
その為、実績を少しでも上げたいコンサルタントに引っ掛かると、自分に不利な状況で就職する事もありますので、複数のサービス会社を利用する事をお勧めします。
何社利用してもこっちの懐は痛むことはありませんので、利用できるものはなんでも利用しましょう。
介護やってるなら職場変えるの当たり前?! おわりに
職場を変更する事に関して記載してきましたが、いかがでしょうか?
私の場合は人間関係で転職する事が多かったのですが、人によっては結婚や出産を期に離職や再就職をされる方が多いと思います。
また、給与が安い・休みが少ないなど色々な理由があります。
私は決して職場を変える事が悪いこととは考えません。
自分の身を守る為、そして家族を守る為にも少しでも良い所に就職しようとすることは間違いではないのです。
その為のサポートが少しでも出来ます様、及ばずながら尽力していきたいと思います。