介護福祉士とは?
介護福祉士とは?
介護士の上級版です。未経験、無資格から介護士やる人は介護士をはじめてから3年後に受験資格ができます。
介護が必要な方、つまり、身体や精神に障害かあって、それで生活困難になっている方を介護するスペシャリストです。
介護の業務が基本になります。入浴、排せつ、食事の3大介護はもちろんの事、本人や、家族の介護に対するコツを教えたりするのが業務内容です。
介護は奥が深い
介護の仕事って簡単ではありません。私自身、未経験から介護の世界に入って(今私は特別養護老人ホームで働いています。)1年半ですが、ホント、介護の仕事は奥が深いです。
介護が必要なご利用者様はその人、その人で全然状況が違います。
私も働きはじめて知ったのですが、介護が必要なご老人の心身の状況にあわせた介護を行うためには、介護士として3年くらいの経験が必要です。介護士として3年やってから、はじめて介護福祉士の受験資格ができます。
介護福祉士は法律で定められた国家資格です
未経験から介護士になって、そこで3年経験を積んで~という方法以外にも介護福祉士の資格を取る事は可能です。
介護福祉士を取得するには介護福祉系の専門学校や短期大学、福祉学部のある4年生大学でカリキュラムを終えるという方法もあります。福祉系の資格の中ではそこそこに難しい資格です。
拡大された介護職員の業務
2011年からは、痰吸引など、以前は看護師などにのみ認められた一部の医療行為が、研修を修了した介護職員でも実施できるようになりました。
2015年以降に介護福祉土の資格を取得する大は、通常は国家試験受験資格取得のためのカリキュラムに含まれているため、基本的に介護福祉土であれば喀痰吸引は実施できることになります。
このように介護職の仕事の範囲が広がり、より高い質が求められるようになってきています。
福祉・介護の資格と仕事 やりたい仕事がわかる本 梅方 久仁子 (著) 技術評論社より抜粋
介護福祉士はどういうところが勤務先?
特別養護老人ホーム
老人保健施設
デイサービス
有料老人ホーム
病院
グループホーム
訪問介護事業(政府の施策により、今後ますます訪問介護事業者は増えてくると思われます)
介護福祉士の規定について
介護福祉士については、社会福祉士及び介護福祉士法で規定されています。試験については公益財団法人社会福祉振興・試験センターの管轄です
介護福祉士の給料
介護福祉士資格手当がつきます 施設によりますが3千円から1万円の資格手当がつきます。
介護福祉士の平均年収は279万になっています。介護福祉士になったから高級になる、というわけではなく、介護業界の場合は勤務先によって大きく給料が変わってきます。
介護士として3年の経験を積み、介護福祉士になった場合、当然あなたの労働市場での価値はアップした事になります。
これまでの施設よりも給料が高い他の施設に転職する事も視野に入れてみてはいかがでしょうか。
次ページ:ベテラン介護士の転職を間近で見て思ったことへ
介護福祉士資格の取り方
通学する方法が一般的ですが、夜間・通信制も可能です。
介護系の実務経験が3年以上、もしくは、2年以上の養成施設修了の場合は実務経験不要になります。
実務経験3年以上を満たして受験する場合には、通学なしで資格取得が可能。
2014年度までに介護福祉士養成施設を修了した場合は、国家試験の受験は不要。これまでは2年以上の養成施設を卒業するだけ、または実務経験3年以上を積んで国家試験に合格すれば取得できましたが、2015年度以降は制度が変更になります。
これから養成施設に入学したり、転職して実務経験を満たそうとする場合は、原則として新制度が適用されます。
現在高校生であれば、2年以上の介護福祉士養成施設に進学して、卒業後に国家試験を受験する方法か一般的です。2年制から4年制の専門学校、短期大学、大学などの養成施設か全国に存在します。
現在中学生であれば、福祉系高等学校などに進学して、介護福祉士国家試験験資格を得る方法もあります。ただし、介護の仕事には人生経験が重視され、4年制大学を卒業した介護福祉士が増えています。将来、専門職として活躍するには、可能であれば一般の高校を卒業後に養成施設に進むほうがよいでしょう。
保育士養成所を修了した人は、1年制の養成施設を修了すれば、国家試験受験資格を得られます。ただし養成施設は2013年度には全国で40校程度と少なくなっています。
また、制度上は福祉系大学や社会福祉士養成施設を修了後1年制の養成施設に進む方法がありますが、2013年現在、該当する養成施設はありません。
すでにある程度の社会経験を積んだ方が介護職を目指す場合は、3年以上の実務経験を積み、6か月(450時間)以上の介護職員実務者研修を受講して国家試験受験資格を得る方法が一般的です。
福祉・介護の資格と仕事 やりたい仕事がわかる本 梅方 久仁子 (著) 技術評論社より抜粋
未経験、無資格で、他業種からでも介護派遣の仕事を請けながら、必要な勤務日数を取り、介護福祉士を目指すという事も可能です。
こんな方法もあるという事で見ておいて下さい。