介護福祉士になるまで続けるとこんなメリットが！

皆さん介護と聞けばなにを思い浮かべるでしょうか？
給料が安い・体を壊しそう・自分が思う様に休めない等のネガティブイメージが先行しませんか？

実際その通りなのでなんとも否定しがたい所なのですが、介護の仕事を３年続けると色々なメリットがあります。

介護福祉士の受講資格者になれる

介護福祉士の資格を取得すれば名実ともに介護のプロとして認められます。

前述した通り、介護の仕事は給与が少ないです。

その給与底上げの為にも、上位の資格取得が欠かせません。
そこで次のステップとして介護福祉士の資格取得があげられるかと思います。
以外に思われるかもしれませんが、介護職で唯一国家資格となります。
（ケアマネージャーは国家資格ではありません！）

この介護福祉士の資格を取得すれば名実ともに介護のプロとして認められる訳です。

しかし、この資格には受験用件がありまして、従業期間3年かつ従事日数540日+実務者研修を終了した人です。

この介護福祉士をとったあとには、福祉系最後の資格ともいえるケアマネージャーがあります。

ケアマネ

（ケママネの受験用件は実務経験5年以上その業務に従事した日数が900日以上です）
ケアマネを目指すか否かはともかく、国家資格を所持しているだけで社会的信用は増します。

介護福祉士は更新制ではない

また仕事を辞めたとしても、介護福祉士は更新制ではないので、失効することはありません。
再就職する時も、介護の仕事に就きやすくなりますよ。

介護の仕事はコミュニケーション能力があがる。

介護の仕事はコミュニケーション能力が必要になってきます。もちろん移乗や排泄介助、入浴介助など介護のスキルも必要なのですが、利用者や家族の訴えを聞き安心させる事も重要です。

他業種から介護に転職した時に活きるスキル

この利用者や家族の訴えを聞き安心させるスキルといのは、サービス業でクレーム対応したり、良いサービスを行うスキルと似ています。そういう経験がある人には有利ですね。

３年介護を続けると自然と介護のスキルが身についてきます。私自身、未経験から介護の仕事をはじめる時、介護福祉士の資格はなぜ３年も働かないと取れないんだろう、って思ってましたが、実際に介護の仕事をすると、３年というのが経験を積むのに重要だという事がわかりました。

介護の仕事では、職員や上司への報告・連絡・相談はもとより、他職種との連携が求められます。

時間が経つにすれ、「この場面はこのように伝えよう」や「ここは聞き流そう」など、その場その場の流れが分かってきます。

これを3年続けると、いやがおうにもコミュニケーション能力は自然と上がっていきます。

場の空気を読む技術はケアマネージャー業務の際に最も発揮されます。

担当者会議を開催する際、この家族様には金銭面を、この家族様には介護面をと重点的に説明する内容を変更しています。

「ありがとう」の言葉が身近に聞こえる。

介護の仕事をしていますと、周りの方からの感謝の言葉であふれかえります。
もちろん、中には苦情や苦言、暴言などはありますが、それにも増して「ありがとう」の言葉が聞かれます。

利用者様本人だけではなく、家族様からも感謝の言葉を頂きます。

感謝の言葉「ありがとう」をこれだけ聞ける仕事は介護職以外にあまりないのではないでしょうか。

生活が安定している

介護職は給与が安いと言われますが、他の業種に比べ景気の動向に左右されないのが特徴です。

また、介護業界は引く手もあまたなので、再就職もしやすく解雇される心配もほぼありません。（よほど問題があれば別ですが・・・）
今後も需要は増して行きますので、仕事として安定していると言えます。

人の死に触れる事が出来る。

介護職は常に死と隣り合わせと言っても過言ではありません。
夜勤の際、2時間前に見守りに行った時は眠っていたのに、次に見に行ったら亡くなっていることもザラにあります。

また、部屋に入ったら丁度息が止まる寸前で、そのまま看取った事もあります。

看取りがある施設では、亡くなった後お風呂に入れる所もあるのですが、その時に家族様と一緒に入浴介助をします。

おばあちゃんはこんな人だった。おじいちゃんはこんな人だったと思い出話に浸りながら、生前の洋服を着せ死化粧をします。

人はいずれ亡くなります。

その時に「この人に看取られて良かった」「ここで最後を迎えられて良かった」と感じてもらえるのは介護職ならではないでしょうか？

人の死を身近に感じ、今後の死生観に少なからず影響を与えると思います。
私だけかもしれませんが、まず亡くなった本人様に声をかけるのが「今までお疲れ様でした。」と言っています。

いかがでしょうか？

メリットのみをあげてきましたが、もちろんデメリットもあります。

しかし、それを補ってあまるほどの経験と知識を与えてくれるでしょう。
二の足を踏まれている方もいるかもしれませんが、まずは介護をやってみて、介護福祉士を取ってみてはいかがでしょうか。

私自身、介護を未経験からはじめて３年経つまでの間に、金銭的な面での生活の安定と、これからずっと職に困る事はないという精神的な安定を得る事ができました。そして、３年経って介護福祉士の資格を取り、ケアマネも取ると、その気持ちはもっと強固になりました。

今、介護をしようかと考えられてる方、私は介護の仕事をお勧めします。