介護士に就職した後に必要になる3つの知識
介護スタッフは「介護業界の常識」を知らないで就職する方が多くいます。
そのため、就職後に注意をされることも多く恥ずかしい思いをする方も少なくありません。
しかし、就職前に介護業界の常識を知ることで年下の先輩などに注意を受け恥ずかしい思いをせずに済みます。
また、未経験者が業界の常識を知っていることで周囲からも勉強熱心だと一目置かれるでしょう。
今回は介護未経験者へ介護業界の常識をお伝えしたいと思います。
これであなたも胸を張って介護スタッフを目指せるでしょう。
利用者を呼ぶ時は苗字+さん付けが基本
介護スタッフの一番の基本は利用者の名前を苗字+さん付けで呼ぶことです。
これは利用者がお客様であることと目上の方であるという敬意から介護業界では常識となっています。
例え利用者が名前で呼ぶようにお願いしたとしても他の利用者の立場があるため呼び方を変えてはいけません。
また、他の職員が名前で呼んでいたとしても決してマネをしてはいけません。
あなたの介護スタッフとしての品格が問われるからです。もちろん呼び捨てやあだ名などもってのほかです。
利用者を呼ぶ時はどんな時でも必ず「苗字+さん付け」で呼びましょう。
爪
を短くし装飾品は外す
特に女性はオシャレで爪を伸ばす方が多いですが、介護スタッフになると決めたら爪は短くするようにして下さい。
その理由は爪が長いことで利用者にケガをさせる恐れがあるからです。
介護スタッフは身体介護などで利用者の体に触れることが多い仕事です。
爪を長くしているとどんなに気を付けていても利用者の皮膚に当たってしまいます。
そして、利用者にケガをさせたらあなたの責任になります。
爪の長さの目安は手のひらの指先を見た時に爪が見えないことです。
爪が見えてしまうと皮膚に触れた時爪が強く当たってしまうため注意して下さい。
その他にも時計や指輪、ピアスなどの装飾品は仕事中は外すようにしましょう。
これも理由は同じで介護中の事故につながるからです。
ピアスは落としたり認知症の方が誤って引っ張る可能性があるためです。
基本的に仕事中はヘアゴムとヘアピン以外は何も付けないと思って下さい(メガネは視力に関わる物なので問題ありません)。
常に利用者の気持ちを考える
未経験者の職歴にもよりますが製造業や工場勤務などは「物」を相手としているため、人の気持ちを深く考えることが苦手かもしれません。
介護スタッフは相手を思いやらないと適切な介護ができないため常に利用者の気持ちを考えていくことが大切です。
どんな職歴をもつ方でも毎日利用者と交流していれば自然と相手の気持ちを考えられるようになるものなので安心して下さい。
相手の気持ちを考えるために大切なことは自分に立場を置き換えることです。
自分だったらどう思うか常に考えられると相手を思いやれる常識ある介護スタッフになれるでしょう。
まとめ
介護スタッフになる前に今回ご紹介した3つの常識を心得ることで就職後も自信を持って働くことができます。
利用者の呼び方や爪や装飾品を身につけないことは誰でもすぐに実行できることなので必ず実行しましょう。
利用者の気持ちを考えることは就職したばかりの頃はなかなか難しいため、まずは身近な家族や友人の気持ちを考えることから始めましょう。
「自分だったらどう思うか」と考えることが大切です。
この3つの常識はできていないと先輩から注意を受けますし、仕事にも影響してくるためいつでも頭の片隅において下さい。
さあ、あなたもこれで常識のある介護スタッフになれます!未経験でもやる気があれば大丈夫です。
自信を持って就職を目指して下さい。