介護現場はイジメがあるの?リアル介護現場のイジメ事例はこんな感じ
介護のイジメ
介護現場で私が実際に見たイジメとその人がやっていた克服方法事例
悲しいことではありますが、職場では比較的目立って中心的な立場の人がいる限りその逆も存在します。
それは職場だけではなく、社会全体で見てもそのような場面がみられ、介護現場でも同じと言えます。
差が生まれるからこそ、さらに悲しい事に「イジメ」がある事もしばしばです。
そんな介護現場でのイジメについて少し掘り下げてみます。
介護派遣で来ている職員イジメ
派遣会社に登録して、派遣社員として介護現場に来ている人も中にはいらっしゃいます。
雇用形態の自由が認められている現在では多くの形態で働く事が出来ます。
しかし、派遣先の職場で「どうせすぐに辞める」といったような派遣社員に対してレッテルを張っている場合もあります。
これが悲しい事に「所詮派遣だからね」と、見下した直接雇用の社員さんもいらっしゃるんです。
こういった職場へ派遣されている場合、大半が「派遣イジメ」を知らずのうちにしているケースがあります。
イジメの中身は様々ですが、筆者が見た実例として「比較的仕事量が多い内容を振る」というものがありました。
通常のオムツ交換であれば5分程で完了しますが、やはり軟便等で臀部洗浄等の時間がかかるケースはわざと派遣社員にやらせるというやり方です。
当然、言葉には出さずに何となくその対象者(高齢者)に行くように仕向けるのです。
派遣社員の方はやらない訳にもいかず、やむなくその対象者のオムツ交換に入らされる訳です。
ですが、この方目を見張るやり方で復讐?していました。
そのやり方とは、「非常にキレイに丁寧に仕上げる」といったやり方でした。
職場の責任者はトイレ介助など別なタイミングで、「オムツ交換の結果」を言わずとも確認していたり把握しています。
介護現場においてオムツのしわは「褥瘡などの疾病に繋がる、施設の恥」とも言われます。
そのため、オムツ交換については特に力を入れている事業所も少なくありません。
結果、その派遣社員は施設社員よりも上手く出来ておりそれが評価され「施設社員が見習わされる」というものでした。
お手本のような復讐と言えますね。
介護バイトがイジメられる
介護の職場において、「残業」が多くサービス残業となる事も少なくありません。
これは施設単位で違うかもしれませんが、介護では多くの「話し合い」が持たれたりします。
必要かは分かりませんが。
そういった本来の直接業務外の仕事が多く、働いている職員は仕方なく応じている部分があり、またそれを断る雰囲気は少ないと言えるでしょう。
それに比べ、バイト等の時間給で来ている職員は「勤務時間のみ」で働く事が多いのです。
元々時間給ですから、タイムカードなどで管理されており残業出来ないシステムで雇用されており、仕方ないのですがこれを妬むような職員もいます。
筆者が見たケースでは、この時のバイト職員もゆくゆくは社員になりたかったという想いがあり、「時間内いっぱいで仕事人一倍こなす」ようになりました。
結果としてこのバイト職員は正社員となり、その後1年で主任を拝命し自分をイジメていた社員をまとめる立場になってしまいました。
今では「時間内での仕事が遅いからサービス残業になっている」と、皆を叱責している状態です。
仕返しかどうかは分かりませんが、とても充実して仕事をしているように見えます。
もちろんイジメ問題がうまく解決するケースばかりではありません
どちらも比較的「良いケース」で解決した事例ですが、介護の現場も看護に似て人間関係が上手くいっていない場合が多くあります。
中には「派閥」のような、子供染みた現場まであります。
介護を良くしたいのであれば、こういった下らない事柄から解消できれば良いのでしょう。
もしイジメられた場合、イジメを行う人間と同じようにならないような対処法が、結果として一介護人としての成長にも繋がってくる事になります。