初めての入浴介護は3つの事に気を付けよう!
未経験者にとって入浴介護は、「体を洗うだけ」と思いがちですがそれは大きな間違いです。
何も知識がなく入浴介護を行うと必ず介護事故を引き起こしてしまいます。
しかし、未経験者でも就職前に介護知識を得ることで入浴事故を防ぐことができるのです。
入浴介護は一番事故の多い介護のなるため知識さえ得ればだいぶ介護事故を予防することができるでしょう。
今回はこれから介護就職をお考えの方へ、入浴介護で気を付ける3つのポイントについてお話しします。
これを実践すれば入浴介護を効率行えるためぜひ参考にして下さい。
冷たい手で利用者の介護を行わない
利用者の立場に立って考えれば分かることですが、冷たい手で利用者の体に触ると利用者は不快に感じます。
特に冬場や手の冷たい体質の方は冷たい手で介護をする可能性が高いため注意しましょう。
手を最速で温める方法としてこすり合わせるという方法があります。試しに一度行ってみるといいでしょう。短時間で温まることが分かります。
手をこすり合わせるくらいなら仕事中でもこっそりとできるためぜひ手の冷たい時は実践しましょう。
入浴介護は素肌に触れるため、冷たい手で触れると利用者は大変不快に感じます。
私の働いていた介護施設でも冷たい手で利用者に触れて怒鳴られていた方がいたため注意しましょう。
相手の立場に立ち、不快に感じさせない介護を行うことも大切です。
入浴介護前に手を温めるのは小さなことですが、利用者の信頼関係にも影響してくることなので気を付けましょう。
お湯の温度は確認してからかける
私たちは入浴をする際にお湯の温度を確認してから体にかけています。これは利用者介護でも同じ位大切なことです。
例え設定温度が適切でも機械なのでいつ不具合が出るか分かりません。
そのため、お湯の温度は必ず確認してからかけるようにしましょう。
注意したいのが「温度の確認」とは目視ではなく、直接お湯に触れて自分の肌で温度確認を行うことです。
自分の肌が適切だと感じれば利用者にも問題がないため安心していいでしょう。
ただ、中には熱めのお湯やぬるめのお湯を好む方もいるためそういった方へは臨機応変に確認していくことが大事です。
特にお湯の温度に敏感な利用者は多いため、注意して確認するようにしましょう。
浴槽のつかり過ぎには要注意
入浴好きな利用者は大変多く、浴槽に長時間つかっている方もたくさんいます。
ですが、放っておくと長時間つかりすぎてのぼせてしまう恐れがあるため注意しましょう。
浴槽につかっている時間はおよそ10分が理想です。ただ、高血圧や長時間浴槽につかれない持病がある場合は5分程度になります。
10分以上お湯につかってると体にも良くないため様子を見て上がってもらいましょう。
特に冬場は寒いため利用者も長時間つかる方が多くいます。
そのため、多少入浴時間が長くなるのは仕方ありませんが不快な様子がないか適宜確認することも大切です。
私のいた施設でも長時間入浴をして顔色が悪くなった利用者がいました。
幸いにも水分補給と涼しい場所の安静で状態は回復しましたが一歩間違えると命にも影響してしまうことです。
利用者の中には「長時間入浴しているという意識」の低い方も多いため注意していきましょう。
初めての入浴介護は3つの事に気を付けよう! まとめ
未経験者は入浴介護を行うにあたってお湯の温度や長時間浴槽につからないように注意していく必要があります。
また、手が冷たい場合は介護前によくこすって手を温めておくことも大切でしょう。
入浴介護は自分が普段の入浴で気を付けていることをそのまま実践すればいいのです。
ぜひ入浴介護の注意点をもう一度復習して仕事にいかしていきましょう。