介護の仕事を続けて10年の私が未経験者に言いたい事
介護の仕事を続けて10年
何年やっても嫌で、転職しようと「その時」は思うのですが、ちゃんと目が覚めると忘れてしまい、気がつけば10年。
嬉しいことの方が多かったから続けられたのかなと思います。
介護求人に応募したきっかけ
私が介護の仕事に出会ったのは、学生時代にたまたま目にした特養のアルバイトの求人でした。
祖父母が身近にいた事もあったのかもしれませんが、ちょっとやってみようという軽い気持ちで応募しました。
介護の仕事内容については、入浴・食事のお手伝い、おむつ交換位しか思い浮かばないような全くの初心者でしたが、職員の方々が手取り足取り丁寧に指導して下さったおかげで、何の心配もなく仕事をする事が出来ました。
介護業務は肉体労働でしたが、利用者様からの「ありがとう。もう帰るの?明日も来てね…」といった暖かい言葉に癒され、まるで自分の祖父母のような親近感を持つようになり、毎日が笑顔で楽しいこの仕事を将来の自分の職業にしたいと思うようになりました。
特養に就職して本格的に介護の仕事を始めましたが、早番、日勤、遅番、夜勤という不規則なシフトに慣れるのが大変でした。
介護業務で嫌だと思うことはさほどありませんでしたが、夜勤の時の仮眠明けのだるさだけは嫌でしょうがなかったのを覚えています。
でも介護を10年続けてきました
利用者様からの言葉もそうですが、言葉に障害のある利用者様が少しずつ話せるようになったり、寝たきりの利用者様が起きられるようになったりと、回復していく様子に関われる事は感慨深いものがあります。
私事ですが二十歳の成人式の帰りに、利用者様を驚かそうと振り袖姿のまま施設に寄ったところ、「孫のように思っていた子が…」と何人にも泣かれてしまい、私も一緒に泣いてしまいました。
あの時の、本当の家族のような暖かい気持ちは今でも忘れられません。
施設のスタッフは、正社員の他にパートさんもいましたが、日勤だけや夜勤専門など働き方も様々でした。
時間が違うだけで仕事内容は正社員とほぼ変わらないですから、割に合わないから辞めたいと思う人もいると思います。
でも、利用者様にとっては正社員とかパートさんとかの区別は全くありません。
逆にパートさんの方が利用者様から慕われている事も多々あります。
今はパートさんの資格取得を支援する施設も多いですから、働きながらスキルアップして、利用者様の声を味方にすれば頑張れると思います。
介護求人の探し方についてアドバイスするとすれば…
介護といってもデイサービスや入所施設など様々ですので、自分に合った仕事を探すのはなかなか難しいですよね。
何度か転職を経験して思うのですが、就職してみたら想像と違う事が多いのも事実です。
ハローワーク、求人サイトでの検索と、派遣会社への登録を同時にした事がありますが、派遣会社は、登録のメールをするとすぐに電話があって丁寧にカウンセリングしてくれました。
私の場合は仕事の紹介までに1ケ月近くかかり、その間に自分の検索で仕事が決まったので派遣での就職には至りませんでしたが、派遣はお給料もいいですし、施設との相性が合えばそのまま就職も可能な事もあるので魅力的だと思います。
今、未経験だけども介護の仕事をしようかな、と迷っておられる方、未経験からでも、思いつくままに全部求人ルートを駆使すれば、きっと採用してもらえる介護求人を見つける事ができます。
自分からアクションを起こして、現状を変えていかれるのがいいと思いますよ。