無職になった30代40代の方に私は語りたい!介護の仕事の本質とは
福祉・介護のお仕事に興味がある人、ない人、30代40代の方にぜひこの世界を知って頂きたいです。
介護の仕事は色々な分野があります。
施設であったり在宅であったり、第二の住処として施設で暮らしたり、泊まりであったり日帰りであったり、また家に来てもらったり。
それぞれ形態が違っても共通しているのは、相手にするのは高齢者の方々です。
そういった方と日々過ごしていくのはどういったものなのか、ほんの少しですが紹介したいと思います。
介護の仕事を思ったきっかけ
私がこの介護の仕事に興味をもったのは本当に些細な理由でした。
老人ホームって一年中快適な空調で管理されてそう!そんなところで働くってどんなだろう…と。
そんな理由で介護求人に応募しました
今思えば本当にバカバカしい理由だったと思います。
そこから近くの施設の求人を見つけ応募しました。
介護の仕事は汚い・キツイ・安いというイメージでいい印象なんて全くありませんよね?
ただバカバカしい理由で飛び込んだ世界が、意外にハマってしまうことになりました。
介護の仕事の本質とは
30代40代だとお世話していく高齢者の方々は、おじいちゃん・おばあちゃんに当たる方が多いと思います。
もちろん親に当たるかたもいると思いますが、おじいちゃん・おばあちゃんというと小さいころ一緒に遊んでもらったりたくさんの知識をもらったりと偉大で温かい存在でした。
そのおじいちゃん・おばあちゃんが老いていき私たちの手助けが必要となり介護をするという形で接していくことになるのですが、介護のお仕事内容って何をするの?というと真っ先に“下のお世話”というワードがよく出てくると思います。
もちろん下のお世話は必要不可欠なものにはなります。
ですが私は、介護のお仕事は、どれだけこの人と心を通じ合わせることができるか。
このことを思いながら接していると本当に介護というお仕事がどんなジャンルでも楽しくなると思います。
例えば、私たちよりはるかに長い人生を生きてきた方たち、老いてきたとしても今まで生きてきたプライドというものがあります。
生き方も性格も様々な方がたくさんおられます。
そのプライドが本当に頑固にさせます、俗にいう頑固じじいと言われるような方がたくさんいます。
でもね、それがおもしろいんです。
初めましては赤の他人です、赤の他人にワシの世話なんかさせてたまるか!!と言ってきます。
もうラスボスの様な貫禄です。
イメージが悪かった下のお世話をすることでさえ、たどり着けません。
それがラストミッションかのように思えてきます。
ではどうすればいいかというと、その人のことをよく知りよく観察していると段々とその人の好きなものうれしいことが見えてきます。
その好きなもので攻撃=お世話していくのです。
するとどうでしょう!
徐々に心を開いてきてくれるんですよ。
心を通じ合わせることができると、頑固じじいが頑固でなくなるのです。
初めは突き返されていたのに最後には“ありがとう”と言ってくれます。
この“ありがとう”という言葉は本当に魔法のような言葉です。
心から感謝してくれるというのは本当に幸せなことだと思います。
私は特別養護老人ホームで介護に携わっていました。
色々な方がいましたが、色々なありがとうをたくさんもらいました。
言葉にすることが難しい方でも笑顔を見せてくれる。
認知症を患っていて覚えることが難しい方でも自分の名前だけは覚えてくれている。
そういった幸せを見つけられると本当に素晴らしい楽しいお仕事になると思います。
ぜひ介護という世界で世の中のラスボスを癒し楽しませてあげてほしいなと思います。
ラスボスだけでなくかわいいおじいちゃん・おばあちゃんもたくさんいますよ!!
皆さんがこの世界に来てくれるのをお待ちしております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。