バイト介護職から管理者になった実例!介護は出世がしやすい?
万年人材不足とも言われている介護の仕事ですが、始めた人の中には意外と出世している人がいます。
そんな出世しやすい介護の世界について少しお話しましょう。
未経験で介護を考える
介護の仕事は難しいでしょうか?
結果から言うとそんなことはありません。
自分のばあちゃんの手伝いをしたことはありませんか?
手を引いて一緒に歩いたことはないでしょうか?
それが既に「介護」なんです。
なんて事は無い、普段の何気ないこういった動作を仰々しく言ってしまったのが介護です。
逆に言うなれば「ばあちゃんの手を引くことの延長」でしかありません。
未経験だからこそ、介護という枠に捕らわれない違った目線のお困りごとに手を差し伸べられたりします。
経験者が悪いという訳ではありませんが、経験者となっていくが故に「枠」を覚えてしまい身動きが取れなくなっている事も少なくありません。
未経験だから…なんて言わず、考える余地は大いにあるでしょう。
バイトから!介護をやってみようでも十分
夜勤もあるし、大変な責任を負う。
そんな仕事はなんだか不安、と考える介護職を検討中の方が多くいらっしゃいます。
時間に限定されたアルバイトからでも「介護を経験する事」をしてみてはいかがでしょうか。
ちょっとした肩慣らしでも良いと思います。
やることでしか見えない、そんな事が介護には多くあります。
やってみて「お!意外といけるぞ」となっていく初心者はたくさんおり、そこから介護の道へはまる人が殆どです。
資格取得などで実習しか行っていない場合でも、やってみる事でやっとスタートラインに立てます。
「やる事」をやってみましょう。
社員登用への道のり
介護の世界では「正規雇用の問題」はあまり大きな問題ではありません。
むしろ働く側に選ぶ権利があるとも言われます。
やはり一番は介護離職者の問題が大きく、場合によっては施設自体の存続が危ういところも沢山あります。
狙い目である職種と言えます。
時間給で雇用されていても、さほど問題のない働き方であるなら「雇用側から正規雇用への道」が提示されたりします。
働く側として気になるのは「経験と資格」となってきます。
経験に関しては正直自分で裁量が図れますし、資格は経験を積まなくては受験出来なかったりします。
ですから、時期相応に成長過程がやってきますし、目の前の仕事を真剣に取り組んでいればおのずと社員登用への道は拓けてきます。
アルバイトで入社した施設で管理者へ!?
楽ではない介護という仕事、非常に離職者が多くなっていて社会問題となりつつあります。
アルバイトからもし管理者へなっているとしたら、「この時代にめげずに続けられた」という事でもあります。
まずは続けられた事で人間的な成長も想像出来ますし、管理者に求められる人材管理は備わっているとも言えます。
自分の管理が出来なくては介護の仕事は続かない、とまで言われています。
この難しい仕事において、苦境で自己管理が出来ているならば人材管理はお手のものでしょう。
段階はありますが、アルバイトから社員へ、いずれは管理者という道は頑張れば見えてくる事は間違いありません。
自分の立ち位置がハッキリする
介護の仕事は何も「出世したから偉い」というものでは絶対にありません。
管理者は当然ですが、一番貢献しているのは「現場の介護者」であるという事です。
これを外して他にはあり得ません。
介護を経験していくと、「介護に関わるどの仕事が面白いか」が見えてくると経験者は言います。
介護には色々な職種の人間が関わる事になります。
事務職から生活相談員、現場からリハビリ専門士まで実に多様な職種で構成されています。
高齢者への関わり方については千差万別で、どの仕事も今の介護に無くてはならないものです。
現場の仕事を通していく中で、最初は未経験であったとしても熟練となってきて、その仕事の面白さはそれぞれ違ってきます。
体調や家庭の事情等、介護する側にも色んな事があるかもしれませんが「介護を続けたい、関わっていきたい」と考える方は少なくありません。
現場での介護業務ができなくなってきたらケアマネという職も
年齢とともに考え方は変わり、体力も衰えていきます。
それでも介護を続けたいと考えた時、自分の関わり方は変わってきます。
現場ではなく、事務方的なケアマネージャーという仕事であったり、一線引いた立場も沢山あります。
経験したことで見える「介護の世界での自分の立ち位置がハッキリしてくる」と言えます。
他の職種のように「がつがつした出世」というのは介護の仕事には似合いません。
ですが経験者はその経験値に応じた出世が必然的であり、自然な流れとも言えます。
これは介護を存続させるためにも人材育成が必要であり、経験者しか出来ないことでもあります。
介護の仕事というのは、介護している側の人生にも確実に影響してきます。
伴って「介護人として生き方」も自然と決まってくるでしょう。
出世したいという希望よりも、生き方を見つけた人が多いと言う方が正しいかもしれません。
アルバイトからでも介護を経験する事で、その生き方を見つけるきっかけを得れる可能性が出てくるのです。