オープニングスタッフはスロースタート!介護未経験者も安心!
介護未経験者はオープニングスタッフがオススメ!
どんな仕事でも、初めての職場に不安はつきものです。
当然、介護の仕事についてもいえることで、未経験者とベテランによって、その不安度は違ってきます。
ベテランの人は、介護の技術や病気などの知識が身についています。しかも、いろいろな場面に遭遇した経験もあるので、それなりに自信をもって自分のスタイルで介護をすることができるでしょう。
一方、未経験者やキャリアの浅い人の場合、そうはいきません。
技術や知識を身につけながら、新しい職場に慣れていかなければならないからです。
これはけっこう大変なこと。オープニングスタッフから始めることをオススメするのは、この苦労がかなり少なくなるからです。
オープニングスタッフとして働くメリット
オープニングスタッフとして働くことの利点は、まずスロースタートだということです。
新規オープンの施設は数か月前から募集するところが多く、オープン1か月前ぐらいから準備を始めます。
施設によって異なりますが、スタッフの自己紹介から始まり、研修や内覧会の手伝い、備品の準備、オープニングセレモニーなどをしていきます。
その間に親睦会と称した食事会もあり、スタッフ同士のコミュニケーションをとることもできます。
これが既存の施設だった場合、そうはいきません。
介護の職場はシフト性になっているため、基本的に全職員が揃うことはありません。なので、食事会どころか、入職した当日からあわただしい仕事の流れの中に放り込まれることになります。
オープニングと違い、既存施設はいきなり仕事に放り込まれる
実際、私が働いた既存の有料老人ホームでは、初日の午前中、まだ契約書も交わしていない段階で、入浴介助をするように言われました。
「まさか初日から」と思っていたので着替えももっていかなかったのですが、施設が用意したTシャツと短パンを着て、身体状況どころか名前も知らない初対面の人の入浴介助に入りました。
既存の施設の場合、日々せいいっぱいの状況でまわしているところが多く、私が経験したように、一気に仕事が始まってしまうということもあります。
オープニングでは入居者の方も少ない
また、オープン時は入居者が数人で、最初から満床ということはありません。
入居者が数人であれば、名前やその人のことを覚えるのも難しくないですよね。
そんな感じで、全般的にゆっくりと進んでいくため、覚えることや慣れることに時間を使うことができるのです。
最新設備、キレイな建物で働けるのもオープニングスタッフ求人に応募するメリットです
もうひとつのいいところは、建物全体が新しく、機械浴などの設備も最新のものが揃っているということです。
以前、私が働いた既存の有料老人ホームは、かなり古い建物でした。
もともと会社の保養施設だったものを改築したらしく、以前の介護施設にはこのようなルーツをもつ建物がけっこう多かったようです。
介護施設用に建てられたものではないため、車いすなどは想定していないんですね。
廊下、トイレ、浴室などが狭いうえに、4階建てでエレベーターも1台しかありませんでした。
食堂は1階にある1か所だけだったので、食事時間の1時間前から入居者の方の移動、誘導が始まります。
朝食、昼食、おやつ、夕食と、そのたびに時間をかけて移動をするわけですから、一日中それだけで時間が過ぎてしまうという感じでした。
入居者の方はもちろんのこと、これではスタッフにも余計なストレスがかかってしまいます。
介護施設のいろいろ
私がオープニングスタッフとして働いたのは有料老人ホームです。
しかし、ひとくちに介護施設といってもいろいろなところがあり、それぞれに特徴があります。
公的な介護施設として「特別養護老人ホーム」(通称「特養」)と「老人保健施設」(通称「老健」)があります。
「特養」は要介護3以上の方という基本条件があり、「老健」はリハビリテーションなどで体の機能回復を目指すための施設です。比較的重度の方が入居されるため、レクリエーションとかおしゃべりよりも、身体介護が中心になります。
そのぶんスタッフの仕事もハードですが、最初にしっかり技術や知識を身につけたいという方にオススメです。
ほかに認知症診断を受けた方が9名ぐらいで共同生活をする「グループホーム」。
午前9時ごろから午後4時ごろまでの日帰りで利用する「デイサービス」。
「デイサービス」と、利用者が短期で宿泊をする「ショートステイ」、そして「訪問介護」がセットになった「小規模多機能型居宅介護」というものもあります。
これらはかかわる人数が少ないため、一人一人とじっくり向き合うことができます。
また、介護施設の中で最も募集が多いのは、民間が運営する「有料老人ホーム」でしょう。「有料老人ホーム」は自立の方も多く、レクリエーションもスタッフの大きな役割のひとつになっています。
仲介役になってくれる人材派遣会社
このように新規オープンの施設といっても、いろいろなところあります。
身近に介護の仕事をしている人でもいない限り、初めは、何が違うのか、どこがいいのか、どこが自分にあっているのか、まったくわからないものです。
そういうときに、人材派遣会社を利用するという方法があります。
人材派遣会社は、自分と施設の仲介役をしてくれるので、直接ききにくいことや「あの施設、ホントはどうなの?」みたいな本音も教えてくれますし、相談にものってくれます。
一人で思い悩むより、どれだけ安心で心強いかわかりません。