介護の人間関係で疲れた人はオープニングスタッフやってみて!オープニングスタッフ経験者が語るメリット
オープニングスタッフをやってわかった!新規施設は超おススメ
オープニングスタッフならストレス少なく働ける!
給料や時給、労働条件、仕事の内容などいろいろあると思いますが、意外とポイントになるのが、人間関係や職場でのプレッシャー、そして将来性、やりがいといったことではないでしょうか。
というのも、こういったことは仕事に対してストレスを生み出すものだからです。
「今の職場を辞めたい」「この仕事を辞めたい」という理由の大きな原因になるものです。
「毎日、いろいろな人と接するのは疲れる」「ノルマをかけられると押しつぶされそうになる」「新卒じゃないからステップアップできない」「時間や曜日の制約があるから仕事が見つからない」といった悩みや不満を抱えているとしたら、私は介護の仕事をオススメします。
高齢化社会といわれている現在、介護職の求人はたくさんあります。
つまり売り手市場なわけで、こちらが自分の条件にあった職場を選ぶことができるのです。
そして、社員だろうと、パート、派遣だろうと、キャリアを積めば資格をとることができ、ステップアップできます。
資格をとると時給も上がるし、生活相談員やケアマネージャー、施設長など、資格にあったポジションに就くこともできます。
年齢も関係ありません。
実際に、介護の現場では70歳代はもちろんのこと、80歳を超えたスタッフも珍しくありません。
介護は男女を問わず何歳からでもスタートでき、一生、続けられる仕事です。
そして、もし、その職場が自分にあわなかったとしても、違う職場を見つけることは難しいことではないのです。
人間関係がスムーズにいくオープニングスタッフ
私が介護の仕事を始めたのは、父の病気がきっかけでした。
介護職員初任者研修=ヘルパー2級
認知症とパーキンソン病を患った父の介護をし、それをきっかけにヘルパー2級の資格をとりました。ちなみに、平成25年から介護職の入り口になる資格は、ヘルパー2級ではなく、「介護職員初任者研修」になりました。
そして、父が亡くなったあと、介護の仕事をするようになりました。
そのとき選んだのが、有料老人ホームのオープニングスタッフでした。
あなたが主力に!オープニングスタッフ経験者が語る新規施設の良さ
新規オープンの施設は、未経験のスタッフが多いという特徴があります。
もちろんベテランの方もいますが、そこではみなが新人なので一斉に仕事を始められます。また、「他の人とうまくやっていきたい、自分だけ仲間はずれになりたくない」という共通の気持ちがあるので、自然に互いを気にして気遣うようになります。
一般的に離職の理由として多く挙げられるのが人間関係ですよね。
私の場合も、初めての世界に入っていくとき、既にできあがっているであろうややこしい人間関係のある既存の施設より、少しでもストレスのかからない状態で介護の仕事を始めたいと思ったのです。
「ありがとう」のひとことが職場を和ませる
実際に仕事を始めてみると、オープニングスタッフの間では特別な仲間意識が芽生え、人間関係はスムーズにいきました。と同時に、仕事自体も楽しく思えるようになっていきました。
仕事は主に入居者の方のお世話です。
入浴やトイレ、食事など日常生活のお手伝いから、散歩、体操、カラオケなどを一緒に楽しんだりします。
私も最初は、どう接したらいいのか、どのように手伝ったらいいのか、技術的にも精神的にもわからないことだらけでした。
でも、とまどい、冷や汗をかきながらお世話をしていると、入居者の方のほうから声をかけてくれるものです。
そのうち、家族がいらっしゃるときでもトイレに行く際には、「娘よりあなたに手伝ってもらう方がいい」といわれ、ひとり心の中で舞い上がったり、夜中に眠れない入居者の方と2人でお話をしたりしていると、次第に仕事に対する不安や緊張もほぐれていきます。そして、入居者の方に親近感や情がわいてくるのです。
私がなぜ介護の仕事を選んだのか……。
資格をとったからなんとなく? 条件がよくて自分に好都合だったから? 一生続けられるから?
最初のうちは、それもよくわからなかったのですが、続けていくうちに、誰かが喜んでくれること、自分のためだけに生きるのではなく少しでも人の役に立っていると思えることに、やりがいを感じるようになったのだと思います。
決してキレイごとをいっているのではありません。
「ありがとう」「助かったわ」という言葉を毎日、職場でかけてもらえて、イヤな気分になることはないでしょう。むしろ、その仕事に働きがいを感じるようになるのではないでしょうか。
介護の楽しさを感じるために……
未経験やキャリアの浅い人の介護の第一歩としては、やはりオープニングスタッフとして働くことをオススメします。
既存の施設ではスタッフから入居者の方、仕事の流れまですべてが既にできあがっているわけですから、覚えなければいけないことがいっぱいです。
しかも、ほかのスタッフはみんな熟知していることを、「自分だけが」覚えなければいけないのです。
下手をすると、入居者の方のほうがいろいろなことに詳しかったりします。
覚えることで精いっぱいの状態では、介護の仕事の楽しさを感じることができないのではないのかと思います。