大卒で介護就職する人っているの?介護講師が解説するよ!
介護就職する人は高卒が一般的です。
介護福祉士を持っている新卒でも専門学校卒業がほとんどなので、大卒で介護就職すると周囲から珍しがられるでしょう。
しかし、近年急激に増える介護問題に影響を受け大卒の介護スタッフは確実に増えています。
私が働いていた介護スクールや専門学校でも今では大卒の受講生は珍しくない状況です。
今回は大卒で介護スタッフを目指す方へ、大卒就職者の背景や介護スタッフになる注意点をお伝えします。
ぜひ介護就職の参考にご覧下さい。
介護職は大卒、大学院卒で就職する人もいる
冒頭でもお伝えしたように介護スタッフは近年、大卒で就職する方が増えてきています。
それを証拠に介護スクールや専門学校で大卒者の受講生がいるのです。
さらに大学院卒の受講生もちらほらといます。彼らは人間相手の介護スタッフに大きな魅力を感じて目指したのだそうです。
それだけではなく元会計士や大学の法学部卒業など高学歴を持つ受講生もいました。
中には両親が介護施設を経営していて卒業後には幹部として就職するといった大物もいました。
さらには養成校で卒業後に施設を開業するといった受講生もいました。
大卒、大学院卒の受講生は大きな夢を持つ方が多いが特徴です。
介護スタッフは介護福祉士を取ることで幅広い道が目指せます。
ぜひ大卒のあなたも介護業界で道を切り開いてみませんか?
大卒介護職でもスタートは変わらない
大卒の介護スタッフであっても介護は専門職の世界なのでスタートは変わりません。
ですが、施設によっては大卒者の基本給を高めに設定している介護求人もあります。
高卒よりも平均2万程高い介護求人もあるでしょう。
例え給料は高くても専門職としてのスタートは変わりません。
少しでも介護のキャリアを上げるためにも介護福祉士を取ることがおすすめです。
介護福祉士の受験資格は実務経験3年と実務者研修の修了資格が必要です。
ですが、養成校に入学すれば実務経験を積むことなく2年で卒業して資格が取得できます。
大卒者は入学金や授業料が免除になる委託訓練制度を利用して学ぶ方が多いです。
また、条件を満たせば在学中の授業料も免除になるため金銭的に負担のない学習環境が得られるためおすすめです。
スタートが変わらない介護スタッフだからこそ、介護福祉士を目指してキャリアアップしてみてはいかがでしょうか?
大卒就職者の多くは将来社会福祉士を目指す
大卒の介護就職者は将来社会福祉士を目指す方が多いことが特徴です。
中には介護福祉士を取ってから社会福祉士を取る方もいます。
社会福祉士の受験資格は通信制などの養成校へ平均1年かけて通うことが必要です。
短期コースなどであれば半年ほどで修了できるため時間に余裕のある方へおすすめです。
社会福祉士は福祉資格の中で一番難関資格と言われているため、学歴のある大卒者が目指す資格として丁度良いと思います。
合格率は平均30パーセント弱ですが、私の周りでも介護スタッフをしながら取得した方はたくさんいるためぜひおすすめしたい資格です。
社会福祉士は高い専門知識を必要とするため大卒者の多くが目指し、そして将来介護スタッフから転身して活躍しています。
幅広い福祉分野で活躍したい方はぜひ目指してみて下さい。
大卒で介護就職する人っているの?介護講師が解説するよ! まとめ
介護スタッフは専門職として活躍できる職業なため、大卒で介護就職する方はたくさんいます。
ですが、いくら大卒でも介護スタッフは1から仕事を覚える必要があるため新人としての立場は変わりません。
キャリアアップを目指す方は介護福祉士を取ることがおすすめです。
さらに高学歴の能力をいかして将来社会福祉士を取って活躍する方もいます。
大卒資格があれば介護業界で将来大きな飛躍ができます。
ぜひ期待と可能性を胸に介護就職をしましょう。