介護の仕事をしてて言われた、今でも大切にしている言葉
介護の仕事をする事で人生は変わる
貴方は普段、ご自身の祖父母以外に色々教えてもらえる高齢の方と接する機会はありますか?
そう聞かれて、「はい」と答える方は少ないと思います。
昔ながらの日本人の知恵、人として必要なもの、そういったものを教えてもらえる場が介護にはあります。
30代、40代からやれる、再就職できるのが介護
もちろん、始められます。中には、50代になってから初めて介護職に就かれる方もいます。
それに資格が無くても、大丈夫なんです。
30代、40代、50代で介護職を始められる方の多くはヘルパー2級を取得さています。
介護施設の中には働きながら資格を取らせてもらえるところや資格取得のための費用を負担してくれるところもあるんです。
ヘルパー2級を取得し、実務経験を5年以上続ければ介護福祉士という国家資格にも繋がってくるんです。
介護職を長く続けるには?
どの仕事にも共通して言えることかもしれませんが、基本的にはストレスを溜めないことが一番です。
といってもなかなか難しいですよね…。
ご利用者様との人間関係よりも、同僚や上司など職場の人間関係がこじれそれがストレスとなってしまう場合も多いです。
私もそういう経験があり、すごく嫌な思いをしました。
そこから得たのは「苦手な人は居てもいいが、嫌いにならないようにする」ということです。
嫌いになってしまうと、その人に欠点ばかりが目に付いてしまうわ、自分もいらいらしてくるわで悪循環に陥ってしまいます。
1つの職場に長く居ることも大事ですが、色んな施設を経験することも大事だと私は思っています。
他職種から介護職に転職したいんだけど…。
誰だって初めての職種は不安なものです。わからないことがあったら聞いてねと言われても何がわからないのかすらわからない、そんな状況だと思います。
でも、大丈夫です。
慣れるまでは、マンツーマンでの研修があるところが多く、日勤帯での勤務がメインとなってきます。
日勤での勤務がある程度一人でこなせるようになると、早番・遅番・夜勤など変則勤務での研修が入ってきます。
多くの場合、最初はご利用者様とコミュニケーションをとることから始まります。1日お話していることもあるくらいです。
どこに就職したらいいのかわからない。介護の求人について。
ご自身の時間をしっかり確保したいのなら、在宅介護、いわゆるホームヘルパーがいいのではないでしょうか。
週2,3日から1日3時間程度から始められるかと思います。
なおかつ、それなりに収入が欲しい場合は生活介護よりも身体介護に携わるほうがいいでしょう。
福祉用具をうまく使い、コツさえつかんでしまえば小柄な女性でも働くことができます。
平日や昼間に時間を確保したい方には、夜勤専任スタッフや特別養護老人ホームやグループホーム、見守りつき高齢者住宅などがあります。
色んな経験を積みたい方には、通い・泊まり・訪問サービスを一箇所で担う小規模多機能施設がお勧めです。
病院や老人保健施設は看護師さんも一緒に勤務するので万が一のときも安心です。
今でも大切にしている言葉。
今はもう亡くなられてしまいましたが、私が社会人になりたての頃一人の90代の男性の方と関わることがありました。
オープニングスタッフとして採用されたグループホームに入所された方で、職人気質の頑固な方でした。
介護職にも慣れてきた頃、その方が39度台の熱を出してしまったのです。
年齢も年齢なので、万が一のことがあるかもしれない状況のなか、私がその日の夜勤でした。
2~3時間ごとに検温、血圧測定をし、飲めるようであれば水分を促す。
熱が下がるよう、わきの下と太ももの付け根を冷やす。
その繰り返しで朝を迎えました。
前日の晩、39度台あった熱が朝になって37度台まで下がり、一人で歩けるまでになったのです。
そのときその方からもらった言葉が「あんたが天使に見える…」というものでした。
最初は意味がわからなかったんのですが、意味がわかった瞬間涙がこぼれたのを覚えています。
言葉だけを聴いたら意味不明ですが、私にとっては今でも大切な言葉です。