介護職パートの給料はいくら?仕事内容はどんな感じ?
私は、老人保健施設で働いていました。
保育園でかかる費用半額免除があり、週5日勤務していれば、パートでもボーナス時最大10万支給されました。
老人保健施設では、パートの給料は無資格で時給930円。
介護福祉士の免許保持で時給1000円。
ヘルパー2級(介護職員初任者研修資格)では残念ながら無資格と同じ時給です。
注:無資格で時給930円で働くよりも、派遣会社に登録して派遣経由で働けば、パートと同じ仕事内容で時給1700円ももらえます。
きらケア派遣
介護士のパートの仕事内容
仕事内容としては、常勤の補佐(主に起床介助や就寝介助・トイレ誘導や配膳など)
・食事介助・入浴介助・シーツ交換・パット交換や補充・トイレ誘導などありました。
季節ごとのレクにも参加・手伝いをしていました。
子供がいるような方の場合は主に入浴介助にあたり(入浴介助では最低4人以上の人員配置の為)他の介助配置より休みやすかったです。
入浴介助の仕事内容
普通に歩いてお風呂まで行けて、着脱できる人なら見守りでいいのですが、自力で入浴するのが困難な入所者の入浴を介助します。上着、ズボン、パンツを脱いでいただく、入浴用のいすに移ってもらい、体をこちらフルで洗い、シャンプー等もするという流れになります。
介護職の仕事内容は簡単に言うと、利用者の生活を支える、という事です。
介護というのは主役は利用者です。ちょっと前までは、押し付けがましくすべてを代わりにやってあげるのが介護っていう風な風潮がありましたが、今では利用者が自分でできることは自分で行ってもらうというやり方がスタンダート基準になってきています。
自立を支えるのが介護が本来担うべき役割だということです。
どこまで介助するのがいいかという線引きは難かしいです。介護系の仕事の上級職であるケアマネージャーですらも初対面の利用者さんにとって最適な対応方法を見つける事は難かしい事です。
三大介護
未経験者が介護をはじめた場合、一番最初にマスターしていかなければならないのが三大介護です。
食事介助、排泄介助、入浴介助が三大介護と言われます。
実際、どれもどの介護施設で働いてもやる事です。
三大介護=食事介助、排泄介助、入浴介助ってどんな仕事内容?
排泄介助というのは、トイレでの介助の事です。
まだ歩けて、自分でトイレに行けて、自分でおしりを拭いたりズボンの上げ下げができる方の場合は見守りでOKなんですが、介護度がついているような人の場合、一人でトイレで用を足すのが難しい場合がほとんどです。
排せつ介助の仕事内容
そういう人に対しての排泄介助は、車いすを便器の前まで押していく、立ってもらって便器に座ってもらう(立つのが困難な場合、2人介助になります。一人は抱えて、一人はズボン、パンツを降ろす役)、終わってからパットを付ける、ズボン、パンツをはいていただく、という流れになります。
寝たままで、トイレに行く事自体ができない場合にはオムツ交換をする事になります。
食事介助の仕事内容
配膳して、見守りをする程度の介助から、食器から口元までスプーンですくって持っていく全介助まであります。
介護職について最初の数か月は三大介護ができるようになることが課題です。
介護をはじめてやる人が直面する嫌な仕事内容
当然ですが、排せつ介助ですとトイレでの介助ですのでにおいもあります。パット交換では便がついたオムツを触ってしまう事もあります。(ですが、やればやる程慣れて、何も感じなくなっていきます。)
最初は排泄介護のオムツ替えや入浴介助に戸惑ってしまうのが介護未経験者です。
ですが、それもいい指導者がいる施設で働ければスムーズにできるようになります。目の前で上手い介護者が顔色変えずに排せつ介護をやるの目の当たりにすれば、自分でもできる、って思えるものなのです。(経験者は語る、ですが。)
子供がいる方は、いつ病気やけがで呼び出しがかかるか、心配ですよね?
私の働いていた施設では、入浴介助が終わった場合、お願いすれば帰ることも出来たので、保育園や小学校の急な呼び出しにも対応しやすかったです。
介護のパートってつらいの?主婦にやれる?
「介護」の文字を聞いてまず浮かぶのは、「排泄介助」だと思います。
私も排泄の交換には抵抗がありました。しかし、実際にはすぐ慣れました。
ただ、上手にはできません。
オムツで漏れてしまう原因は、パットの当て方やギャザーの立て方があります。
失敗したときは、更衣をしなければなりません。
私は、初めて施設での介護を経験する方には入浴介助をオススメします。
入浴介助では、裸の状態からのオムツの当て方、着替えの仕方・移乗や移動の仕方の経験がつめるので、スキルアップしやすい場所ともいえるでしょう。
入浴介助では、数人配置がされている場合が多くあり、大変な場合や分からないことがあった時、他の職員に声をかけやすいです。
入浴介助では、脱がす→移動→洗髪→洗身→移動→拭く→着せる→髪を乾かす+声掛けを行います。
介護の一番嫌な仕事が入浴介助かも
お年寄りの体にはシワやたるみがあります。
特に首の下や脇、腹部、陰部、鼠経部などは、汗や垢が溜まりやすく、少し皮膚を持ち上げて洗います。
流し忘れや、拭き残しがないようにします。
赤ちゃんの洗身の仕方とほとんど変わらないため、子供がいるような主婦の方は既に経験を積まれている事でしょう。
人数をこなすと上手になる近道と言えます。
特に入浴は浴室に半日いる事が多く、とにかく暑いですが入浴をやりたいパートはありがたく思われる傾向があります。
主婦でつらそうに介護のパートをやってた人の事例
主婦の場合、子供がいる事が多く流行性の病気にかかると、1~2週間程休まなければなりません。
子供が病気で、それを間接的に利用者にうつしてはなりませんので、お休みは当然のことで、会社も人手不足でもお休みを了承してくれるでしょう。
しかし、一緒に働いている人たちに迷惑やしわ寄せが行くので、フォローが大切です。
プライベートで何があろうとも、介護の仕事では笑顔も大事です。
お客様相手の仕事です。
朝からムッとした顔をみたりすれば、一緒に働いている方や、利用者様も嫌な思いをしてしまいます。
主婦で辛そうに介護のパートをやっていた人の中には、人間関係で悩んでいる方が何人もいました。
介護業界では、無資格で働けるので、いろんな社会経験をしてきた方や、中には何十年も働いているパートの方もいます。
介護技術は優秀でなくても、先輩です。
挨拶などしっかりと行う必要があると言えるでしょう。
しかし、それでも介護のパートは主婦におススメなのです!
現在、高齢化になりつつあります。自分たちが60歳くらいになった時を想像してみてください。
お年寄りの街になります。
私たちの年金も満額もらえるとも限りません。
体が丈夫であれば、働きたいとの思いも出てくることでしょう。
介護では60歳を過ぎても働くことが可能な職種と言えます。
高齢化がすすんでいる現在でも、お年寄りの長期入院が出来なくなってきています。
将来、お年寄りの施設待機問題など出てくるかもしれません。
自分たちが60歳くらいになってから、介護の仕事を始めるよりは、主婦のうちに介護パートで経験を積んでおく方がいいでしょう。
無資格のまま介護の仕事を探すと、施設や病院などの求人に応募するという方法があります。
無資格から働いた場合、従業期間3年(1095日)以上かつ従事日数540日以上+実務者研修の条件を満たせば、試験を受けて介護福祉士になることができます。
自分の両親や旦那さんが要介護になった場合でも、介護の知識があるか?ないか?で大きく変わります。
病院の相談員やケアマネの話もスムーズな対応が出来ますし、自宅で過ごさせてあげる方法が分かるかもしれません。
今主婦で、どのようなパートにするか?迷われているのであれば、介護のパートがおススメです。
一度経験してみてはいかがでしょうか?
まとめ
国では将来を見据え、自宅でもコールを押せば、24時間ヘルパーや看護が来てくれるような「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」を進めているようです。
施設には入らず(満床で入れず)自宅で過ごすスタイルが、何年か先に主になって行くのかもしれません。
介護は将来必要不可欠な職種と言えるでしょう。
今、介護のパートをやってみようかと思われてる方、ぜひやってみるといいと私は思います。
介護のパートをやるよりも介護派遣に登録して派遣されていく方が高時給
新規オープンの施設情報を教えてくれて、無料で仲介役になってくれる人材会社
オープニングスタッフが人間関係の問題がなくておススメです。
新規オープンの施設といっても、いろいろなところあります。
身近に介護の仕事をしている人でもいない限り、初めは、何が違うのか、どこがいいのか、どこが自分にあっているのか、まったくわからないものです。
そういうときに、人材派遣会社を利用するという方法があります。
人材派遣会社は、自分と施設の仲介役をしてくれるので、直接ききにくいことや「あの施設、ホントはどうなの?」みたいな本音も教えてくれますし、相談にものってくれます。
一人で思い悩むより、どれだけ安心で心強いかわかりません。
特に新規オープンの施設情報を集める時は絶対使った方がいいですね。