昇給・出世の為の介護資格の取り方、取る順序
薄給の介護の仕事…資格を取って昇進すればすべてが解決します
介護の仕事は基本薄給とよく言われます。
薄給に甘んじないために、昇給・出世の為の介護資格の取り方、取る順序をご説明します。
確かに他の職種に比べれば給与は安く、そのわりに命を預かっているので仕事に対する責任は重くのしかかってきます。
その反面、ここ30年は確実に無くなる仕事ではなく職にあぶれる事がないので、安定している職業と言えるでしょう。
でも続けたいとは思っても、仕事は大変だし給与が安いと聞くしなあと二の足を踏んでいる方もいると思います。
では、資格を取れば昇給はおろか昇進も夢ではないといえばどう思われますか?
ここでは将来の為にどのような資格を取って行けばよいか、説明していきたいと思います。
介護職員初任者研修をハローワーク職業訓練で受ける?!
介護の資格でまず取ることになるのが、この「介護職員初任者研修」になります。
昔は施設実習が必須項目だったのですが、ここ最近の改定により実習は免除となり講習のみとなりました。
その代わり、終了後に試験があり合格する必要がありますが、今まで行った学習の振り返りなので簡単かと思います。
では、普通にこの資格を取ろうと専門学校にいきますと、平均10万前後かかります。
また、通信制の学校を選んだとしても5万前後はかかる計算で、馬鹿にならない出費かと思います。
そこで、ハローワークを会した職業訓練をオススメしたいと思います。
ハローワークで介護職員初任者研修を受けますと、基本テキスト代だけで済みますので3万前後の出費に抑えることができます。
ではデメリットはあるのでしょうか?
あえて言うなら、求職中の人で雇用保険を受給できない人しか受けれないことでしょうか。
特にこれといったデメリットは無いので、資格を取ろうとお考えの方は、まずこちらを受講することをオススメします。
この資格を受講することで、一気に出来る仕事が増えますので、転職や再就職には有利に運びます。
介護福祉士を次は目指しましょう!
初任者研修の資格だけではどうしても給与も出世も頭打ちになります。
経験が物を言う仕事ではあるのですが、資格の有無で将来が決まってしまいます。
また、初任者研修ではサービス提供責任者や主任などの役職に就くことはとても難しい事です。
そこで次へのステップアップの為に「介護福祉士」を取得しましょう。
「介護福祉士」は国家資格でして、受験するには「実務経験3年以上」+「実務者研修を終了し交付を受ける」事が必要です。
「実務者研修」とは昔で言う「ヘルパー1級」に値する資格になり、受講の為に専門性のある学校に通う必要あります。
ここで気を付けて欲しいのは今年受けれた方が来年受験出来るとは限らない点です。
今年までは実務経験3年以上の経験があれば良かったのですが、平成29年度より実務者研修を終了しておく必要があり、これを忘れていると受験出来ません。
また、試験項目の中にたん吸引などの医療に関する事柄が追加されており、多少難易度が高くなっています。
取得には多少の出費と労力を必要としますが、取得すると資格手当や役職付きへの道がぐっと近づきますし、将来的には「主任介護福祉士(仮)」が創設予定ですので、次への足掛かりとしても積極的に取得を目指しましょう。
最終目標ケアマネージャーの資格を取ってみよう!
現場で介護職として勤務していると、どうしても身体的負担がのしかかってきます。
特に腰を痛めやすく、そのことにより病院への通い詰めや仕事を辞める方も多々見てきました。
そこで事務職としても勤務可能になる「ケアマネージャー」を取得してみてはいかがでしょうか?
ケアマネージャーとは、介護保険制度に熟知し医療・福祉面のサービスを必要な方に提供するいわば「コーディネーター」の役割を果たします。
具体的には「本人様・家族様との面談」「ケアプラン作成及びサービス担当会議の開催」「関係各所への連絡」になります。
ケアマネージャーにも「施設系」と「居宅系」に分かれており、「施設系」の場合は兼務する所もありますが、「居宅系」は専任で仕事をします。
受験資格は5年以上の実務経験が必要なのですが、再来年以降は資格を取得した状態でしか受けることが出来ません。
なので、最短でも8年経過しないと受験することが出来ません。
また、資格取得しても更新性なので、定期的な研修受講が必要となってきます。
このように大変な資格ではありますが、この資格を取得すれば周りから一目置かれるようになります。
転職や再就職にも有利な資格ですし、居宅系だと事務所での仕事がメインになりますので、身体的負担はぐっと減ります。
その代わり、本人様や家族様の人生に介入するわけですから、精神的負担は確実に増えますがやりがいはある仕事ですよ!
■おわりに
いかがでしょうか?
介護の仕事を続けるにも、生活出来なければ意味がありません。
まずは資格を取得し、自分の生活をより豊かなものにしていきましょう!