介護施設の種類を知って、自分の行きたい施設を選ぶのがいいです。よく考えて!
介護では転職、就職前に、まず施設の種類を知り、自分がしたい介護へのスタイルから施設を選ぶのがいいです。
目次
これから介護の世界でやっていこうと思う人に伝えたい事
介護職の仕事内容をひとことで言えば、その介護施設の利用者の生活を援助するということです。
少し前までは全部を助けていくのがいいみたいな介護方法だったのですが、今はご自身でできる事はあえてやってもらい、できない部分だけを援助するといった自立支援をメインに考えるようになっています。
経験を積むことで良い介護ができるようになる
どういうところまで援助した方がいいかっていう事は経験を積むとやっと
もちろん、どこまで援助するのがいいのかといった見極めは最初は難しいが、
経験を積むごとにその見極めができるようになるようだ。
主な仕事内容は三大介護と呼ばれる、「食事介助」「排泄介助」「入浴介助」の身体機能の観察、環境、心理的支えになる事、この3つがあって初めて良い介護になる
どんな人でも介護施設に入るのは本来の理想ではありません。
介護が必要になる前の普通の生活をするのが理想なはずです。
では普通の生活とはどんな生活なのでしょうか?
普通っていう基準自体が人それぞれですので難かしいのですが、ふつうの生活とは、要介護状態になったお年寄りが、体調を崩したりけがをして要介護状態になる前に、自身の力で暮らしていたころの生活です。
胃瘻で栄養を体に入れられるのではなく、(もっと理想を言えば、食事介助されるのではなく、自力摂取で食べる方が理想です)。トイレも介助されるのではなく、自分でトイレに行って、自分で用を足すっていうのが理想です。
入浴もそうですね。自分で服を脱いで、自分で体を洗って、体も自分で拭いて、服も着れる、こういう当たり前の動作ができるように戻るのが理想です。
三大介護って何ですか?
介護では、三大介護と呼ばれているものがあります。
それは食事介助、排泄介助、入浴介助の3つです。
理想の介護論
(参考資料:一部抜粋:完全図解 新しい介護 (学術図書メディカル) 三好 春樹著より)
食事、排泄、入浴だけでは味気なくて生活とはよべないと批判する人もいますが、彼らが主張する趣味や外出やコミュニケーションにしても、食事、排泄、入浴と別にあるのではありません。
食事、排泄、入浴がしっかりできないと、人生を楽しむ機会も生まれないのです。
悪くなったと思っていただくより、今がピーク、今がいい、という風に思ってもらえたら幸せだと思います
お年寄りに我慢を強いる必要はありません。
むしろ「今がいちばんいいとき」と考えて今日できる力を引き出し、生活という文字にふさわしい「生き活き」した毎日を実現しましょう。
この考え方めっちゃ大事です。過去の事を思い出してるわけでもなく、今こそベストって考えてもらうのが一番です。
健康な自分自身でも、今がピークって考えた方が人生面白いですしね。
お年寄りの3大生活行為
身体機能、環境、精神・心理、この3つがあって初めて良い生活が構成されませす。
介護をする立場(これから介護職をしようという方も)からすれば、この3つの要素がお取りよりの立場から考えて満たされているか考える事が大事です。
相手の立場に立って考える、という事ですね。
身体機能は崩れ出すとすぐに悪くなってしまうものです
特にお年寄りの身体機能は日々変わっていきます。私自身、特別養護老人ホームで働いていて、間近でお年寄りを見ていますが、もう、本当にお年寄りの身体機能については目まぐるしく変わってしまうなぁと、実感しています。
身体機能って落ちだしたらすごく早いんですね。怖い話ですが、正直、健康だった人がアレ?アレ?っていううちにすぐに亡くなってしまったりします。
また、介護付老人ホームや、介護付マンションに暮らしているのでしたら、環境面ではある程度安心ですが、心理面ではかなり本人のケースに影響を受けます。
介護職の立場からできる事は、できるだけ明るくご老人に寄り添う事です。
環境に関しては、施設の種類によって一長一短があります。
私は介護施設で働いているからこそ思うのですが、基本的に、在宅で子供が仕事しながら親を介護するよりも、生活できる施設に入ってもらった方が安全です。
いろんなご老人がいますので、ストレスになる事もありますが。
介護で得られる、給料以外のもの
どんな環境がお年寄りにとっていいのか?
お年寄りにとっていい介護ができている、そういう風に実感しながら働けると、とても偽善的な充実感があっていいです。
偽善的っていうのは私なりの感じ方ですので、人によっては、ホントいい事してるっていう充実感につながると思います。
自分が理想とする介護施設を選んで働いた方が自然にやる気が出るようになります。