介護職の就職前の研修ってどんな事するの?介護講師が解説するよ!
多くの介護サービスでは就職後に新人研修が行われます。
いくら新人スタッフだからといっても最低限の介護知識がないと研修で恥をかいてしまいます。
しかし、就職前に介護研修で必要な知識を理解することで自信を持って研修に参加することができます。
また、予習をすることでさらに研修への理解を深めるでしょう。
介護の知識は一般常識とは違い自分で勉強しなければ身に付きません。
年齢や社会経験などが豊富でも一切関係のない世界です。
今回は多くの介護サービスで行われる新人研修について、知っておくと良いポイントを書いていきます。
就職前に予習をして充実した新人研修にしていきましょう。
介護研修前に車いすの操作方法を勉強しよう
介護研修で必ずと言っていいほど行われるのが「車いすの操作練習」です。車いすはブレーキ操作をはじめ段差や坂道等の操作方法を理解していないと直接仕事にも影響してしまいます。
介護サービスによっては入社初日から車いすの操作を行います。
そのため就職前に必ず操作方法の留意点を理解することがおすすめです。初任者研修のテキストにも載っているため資格を持っている方はもう一度復習すると良いでしょう。
無資格で就職する方もネットなどで車いすの操作方法を調べることがおすすめです。スーパーやショッピングモール、福祉センターなどにも車いすは置いてあるので実際に見て操作してみるのもいいでしょう。また、時間のある方はボランティアでも車いす操作ができるためおすすめです。
車いすは就職後の早い段階で操作を行います。必ず予習をして研修に備えましょう。
介護研修前に食事介護の留意点を勉強しよう
車いす操作と同様に介護研修では食事介護も行っています。その理由として比較的難しくない介護方法なことから新人職員が早い時期に行うためです。
むせ込みやすい方の食事介護は慣れている職員が行いますが、そうでなければ無資格の学生ボランティアでも行えます。そのため就職場所によっては入社初日で実施する方もいるでしょう。
食事介護は実際に家族や友達などをモデルとして練習すると状況が把握できやすいため覚えられます。
ただ、高齢者はむせ込みやすい方が多いため介護方法の留意点もしっかりおさえておくことが大事です。
書籍やネットなどにも食事介護の方法はたくさん掲載されているためぜひ確認してみてください。
介護研修前に専門用語や禁止用語を理解しよう
未経験者の多くが就職後に専門用語や禁止用語に困惑します。新人研修では容赦なく専門用語が飛び交うため、理解していないと研修についていくこと自体が難しくなるでしょう。
書店などで介護用語集などというタイトルで専門用語を取り扱った書籍が豊富に取りそろえてあります。
自分のためにもぜひ一冊購入しておくと役立つでしょう。
もちろんネットなどでも調べられるため、時間のない方やお金をかけたくない方にもおすすめです。
禁止用語も専門用語と同じようにネットに載っているため調べてみるとよいでしょう。
介護スタッフは就職をしたら新人だろうとベテランだろうと同じ専門職ということは変わりません。
専門用語は日常的に飛び交いますし禁止用語も知っているものと思って対応しています。
専門用語、禁止用語を理解することは新人研修で内容を効率よく覚えることにつながります。
研修前にしっかりと学習しておきましょう。
介護職の就職前の研修ってどんな事するの? まとめ
介護スタッフの新人研修はどこでも車いすの操作方法、食事介護の留意点、専門用語を取り扱います。
これらを研修前に学習しておくことでより学びを深めることができます。
ぜひ研修前に準備をして充実した新人研修にしていきましょう。