介護経験者が語る!介護未経験者へのメッセージ
介護の仕事の嫌な点とは?克服するには?
介護の仕事は益々一般的となり、社会に浸透してきたと言える時代になりました。
しかし変わらないのは重労働などの比較的ネガティブなイメージがある事です。
介護の仕事における辛い部分を少し掘り下げてみましょう。
自分と相性が悪い、苦手な利用者への対処法
これはどうしても起こり得る問題とも言えます。
相手が自分と同世代であったり、社会構築における仲間であれば捉え方も変わるでしょう。
しかし、介護における対象者は生きてきた時代がそもそも違い、考え方だけでなくその感じ方も全く違う事が少なくありません。
そのため「相性」という言葉にしか行き着かない相手もいらっしゃいます。
そんな場合、対処法はやはりプロの徹するという事しかありません。
これは一朝一夕で身に付く者ではありません。
どうしても経験が左右する部分でもあります。
プロ意識を持てるまでは、やはり「修行の一環」として頑張るしかない?かもしれません。
介護職の人間関係
介護の仕事自体が、実はこの人間関係を悪くしている面も否定できません。
というのも、仕事をする相手が人間である以上その仕事に対して「ありがとう」を言われる瞬間も多くなります。
一例かもしれませんが、「その事」を妬むような人間も出てきます。
介護職では「仕事が出来てこそ」という性質があります。
そのため、人柄や見た目等でいきなり利用者に好かれる事も少なくはありません。
しかもこれはその人が元々持っているものであったりもします。
仕事が出来なくてもモテる、出来てもモテないみたいな瞬間があるという事です。
こういった事で妬んだりされるような話もあります。
仕事中もそれ以外も人間相手というのは、誰であれ疲れてしまいます。
こういった事が原因とも言われますが、人間関係の悪さを乗り越えるのは容易ではありません。
ゴマをする、取り入ってみると色々な方法がありますが、この対処法は千差万別と言えるでしょう。
年下の上司、年上の部下
日本の介護システムにも問題があるともいえるテーマですが、年齢に反比例した関係は介護の世界では多くあります。
介護の仕事自体が他の職種に比べ、「我慢さえすれば誰でも始めやすい」という部分があり、年配の新人というスタッフも多くいます。
そのため、益々この年齢に反比例した関係性が助長されている感は否めません。
年下の上司に対しては、ハッキリ言って自分からしたら人生の若輩者なのですから、話半分で聞き流すしかないでしょう。
また、逆の関係で年下の部下を持つ場合それは平身低頭でいなくてはいけないでしょう。
乗り越えると言うよりも、もう一歩大人にならなくてはなりません。
この様に介護の世界には挙げれば挙げるほど「ネガティブな要素」が沢山あります。
ですが、サービス業の最高峰と言われる仕事でもあります。極めるのは困難な道のりですが、仕事を通して人間としての成長が見込めるのは間違いありません。