介護未経験からケアマネジャーになるには?
ケアマネになるには?
介護未経験者がケアマネージャーになるには、介護施設での経験が10年必要になります。
介護職員初任者研修資格(ヘルパー資格)がある場合には、5年間の実務経験+ケアマネの試験を受ければケアマネ資格得れます。
ケアマネの仕事について、本から少し抜粋します。ケアマネ&ヘルパーの仕事―介護の最前線を担うプロフェッショナル (もっと知りたい) 法学書院編集部 (編集)から抜粋します。
以下はケアマネ試験を最近受けた人のお話です。
この方の場合、今現在は施設で雇われで働いているのですが、そこでケアマネの業務を覚えて、将来独立したいと考えられています。
今後、ケアマネの業務として、現在はない障害者福祉のマネージメントができる可能性がある
現在の職場は多角経営を行っており、さまざまな事業の一つとしてグループホームも持っています。今後相当数増やす予定があるそうなので、まずはそこでケアマネの仕事を覚え将来的には個人開業したいと思っています。
また、国の方針として、ケアマネの業務として今現在はない障害者福祉のマネージメントもやらせようという構想があるそうです。私としては、とても関心かおり、将来携わっていきたい分野であると考えています。
ケアマネ試験の勉強~家事、育児、仕事の合間に学習
試験の学習は、インターネットで見つけた教材を使用して行いました。
この教材は、まとめテキスト、過去問題集、予想問題集、模試等がセットになっているものです。
私の学習方法は、①まずひと通り意味がわからなくてもまとめテキストを通読し、意味がわからない単語には印をつけておく、②問題集を解く、③問題集を終えたら最初の問題集に戻り 間違えた問題を解く、④また間違えた問題に再度印をつける、この繰り返しを、すべての問題が100点になるまで行いました。
何度も間違えた問題はノートに書き出し、間違いやすい問題として覚えました。
私は、仕事、家庭、育児があったため、まとまった学習時間をとることは困難でした。そこで、通勤時間の三〇分、仕事前の三〇分(早い電車に乗り近くの喫茶店で学習)、子が寝た後の時間等を利用して細切れに学習しました。
それも難しい時は、夜寝る前に勉強しました。合格の秘訣はこつこつやる事だと思います。
ケアマネの仕事内容
ケアマネの仕事は介護を受けようとする人に介護の道先案内をする人です。どこの介護サービスを利用するのがいいのか、費用はどれくらいなのか、という事を説明したりするのが仕事内容になります。
ケアマネの現実
未経験から10年の介護経験でやっとなれるケアマネですが、ケアマネ資格があれば、現場の介護業務をしなくても良くなる…という事はありません。
現実にはケアマネの資格を持つ人が多くなってきていて、一昔前のようにケアマネ資格があるだけで重宝される事はなくなってきています。
ケアマネとして求人を出し、実質は介護現場で働かせようっていう施設もたくさんあります。そうすると、介護経験があるケアマネ資格を持つ経験者と面接できるからですね。
ですので、ケアマネ取ったら楽に稼げる!って思うのは幻想だという事ですね。
介護の資格 サービス提供責任者(サ責)
ちなみに、介護未経験者からケアマネを目指すのでしたら、先にサービス提供責任者(サ責)を目標にした方が現実的です。
サービス提供責任者(サ責)は実務経験3年でヘルパー二級以上が必要です。