介護士が施設管理者になる為には何を何年すればいいの?
介護士が施設管理者になるためには必要な知識や技能を身に付ける必要があります。
施設管理者は介護福祉士や社会福祉士とは違い、施設の責任者として仕事を行っていくため当然高い訓練が必要になります。
しかし、施設管理者は目的を持つことで誰でも目指すことができる資格です。施設管理者になるためにはまず何が必要なのか学ぶ必要があります。
今回は施設管理者になるために必要な資格や経験について書いていきたいと思います。
施設管理者に興味のある方はぜひ参考にして下さい。
施設管理者になるには実務経験を2年以上積む
特別養護老人ホームの施設管理者になるためには社会福祉事業の2年以上の実務経験が必要になります。
分かりやすく表現すると「介護スタッフや相談業務など、いわゆる福祉スタッフとしての経験を積む」ということです。
特に介護スタッフの実務経験は必要とされませんが、介護分野の幅を広げるためにもぜひ実務経験を積んでいただくことがおすすめです。
介護経験のない施設長より介護経験がある施設長の方がスタッフの気持ちもくみ取りやすいため、運営が円滑に進められます。介護経験のない施設長は事業に失敗しやすくスタッフからの信頼も得られにくいものです。
施設管理者を目指す方はぜひ介護スタッフの実務経験をおすすめします。
例え2年間でも必ず将来につながります。
施設管理者になるには指定の研修を修了すること
特別養護老人ホームの施設管理者になるためには社会福祉施設長資格認定講習会を受けて修了する必要があります。
この講習は施設管理者に必要な知識を習得する講習です。
講習の受講期間は平均1年間で主な学習方法は自宅学習になります。期間内にレポート提出を行うため計画的に学習する必要があります。
また、平均5日間の研修(講義、面接学習等)に参加する必要があるため就職先の理解がないと受講できません。
ほとんどの方は職場での昇格(施設管理者)を前提に受講しますが、個人的に受講する方は有給や退職も視野に入れないと修了が難しいでしょう。
介護スタッフのように必ず募集している仕事ではないため、施設管理者の就職や昇格が決定してからの受講を推奨します。
施設管理者になるためにまず介護福祉士を取ろう
介護福祉士は施設管理者として必要な資格ではありませんが、介護福祉士を持っているとグループホームや訪問介護事業所の施設管理者になることができます。
また、介護福祉士を持っているとスタッフだけでなく、家族や利用者からも信頼されるためより仕事に拍がつきます。介護福祉士は高度な介護専門知識を持つことから、介護現場に対して自分の意見が伝えられやすいのです。
最近の施設管理者は介護福祉士や社会福祉士などの国家資格を必ず持っています。なぜかというと、仕事で使わなくても資格を持つことでその知識が役立つことを理解しているからです。
幅広い教養を持った施設管理者は将来必ず必要な存在となります。施設管理者を目指す方はぜひ介護福祉士を取得しましょう。
介護士が施設管理者になる為には何を何年すればいいの?まとめ
施設管理者になるためには社会福祉事業の2年以上の実務経験(介護スタッフや相談業務等)と社会福祉施設長資格認定講習の修了資格が必ず必要になります。
特に社会福祉施設長資格認定講習は受講期間が1年間と長期間であります。
そのため、将来施設管理者になる見込みがある場合に受講した方が良いでしょう。
受講費用は平均8万円です。
決して安くない金額なため、施設管理者の就職先が決まらない方は、よく考えてから受講しましょう。
また、実際に使わなくても介護福祉士を持っていた方が現場スタッフの指導が行えます。
施設管理者として幅広い教養を持つためにもぜひ取得することがおすすめです。
施設管理者を目指す方、ぜひ夢ある介護サービスを切り開いて下さい。