介護の仕事は主婦のパート先としてベスト!パート勤務の実例とは
家庭の中で家族のために家事や子育てに頑張っている主婦の皆さん。
主婦としての経験を活かして働いてみたいと思いませんか?
「子どもが小さいから仕事は無理」と思いますか?
介護の仕事なら主婦としての経験を活かしながら自宅近くで短時間勤務、という主婦にぴったりなパート先が見つかるかもしれませんよ。
主婦のパートの役割
最近は住宅街に溶け込むような介護施設も多くなってきました。
町を歩くとデイサービスやグループホームをあちこちに見かけますね。
そこでは主婦のパートがたくさん活躍中です。
食べやすいように工夫して料理をする、スプーンを持つ手にそっと手を添える、あったかいリビングで過ごせるように気を配る。主婦として育児や家族のお世話の中で自然とやってきたことが、介護の仕事では貴重な経験値として活かせます。
お子さんの離乳がすんだばかりのパート介護士が持ってきた授乳用クッションが、腰の曲がった利用者さんの姿勢保持にぴったりで好評だったこともあります。
介護施設はいろんなバックグラウンドの職員で成り立っているんですね。
介護施設に占める主婦の割合
介護施設で働く主婦は多いです。私の勤めていた老人保健施設の介護職の中だと30人中20人以上は家庭を持ち家事と仕事を両立している主婦の方でした。
その内5人ほどが保育園児から中学生のお子さんがいる子育て中のかたで、昼過ぎか夕方までご自分の都合のよい時間で働いていました。
デイサービスなどでは主婦パートの割合はもっと増えます。
介護の仕事は意外に時間通りに退勤できる職場があります。
デイサービスでは夕方に利用者さんが家に帰りますし、入所施設では遅番や夜勤のスタッフと交代するからです。
うちの施設の夕方のロッカー室は「今日の晩御飯何にしようかな?あなたのとこは何にするの?」という主婦トークで盛り上がっていましたよ。
実際にパート主婦がやってる仕事内容
老人保健施設で午前中だけパートしている介護職の一日はこんな感じです。
8時30分頃出勤してまずは申し送りに参加です。
利用者さんの健康状態や今日の予定をチェックします。
9時くらいから入浴介助です。
お風呂に入る利用者さんが服を脱ぐのに手を貸したり体を洗ったりします。
11時頃入浴が終わったら、スポーツドリンクを飲んで一息入れましょう。
入浴介助は適度に忙しくて時間があっという間だし、利用者さんが気持ちよさそうにするので、入浴介助が好きだという職員も結構いるんですよ。
一息入れた後は利用者さんたちを食堂に誘導します。
配膳➡食事介助➡歯磨きの介助➡ベッドに寝るまで手伝う。
この一連の仕事が終わるとだいたい12時30分くらい。
あとは13時まで記録を書いたり居室の見回りをしたりします。
13時には帰れるので、子どもが保育園や小学校から帰ってくるまでに買い物・夕飯作りなどもできますね。
入浴介助がない日はその代わりにおむつ交換、トイレ介助、お茶出しなどがあります。
デイサービスなんかだと歌や体操、工作などのレクリエーションが仕事内容のこともあります。
介護の仕事は大変なこともありますが退屈はしませんし仕事時間があっという間に過ぎます。
利用者さんの笑顔をたくさん見た日は「今日もやりきった!」と清々しく帰れますよ。
主婦のパートと正社員の比較
私は老健で正社員でしたが、主婦パートの方と大きく違うのは勤務シフトです。
24時間交代制のシフトは早番、日勤、遅番、夜勤と不規則です(その分手当はつきますが)。
毎朝決まった時間に出勤して昼過ぎには帰っていく主婦パートの方をうらやましく思うこともあります。
ほかに、正職員は行事の計画を立てたり介護計画を立てたりと裏方仕事も結構あります。
その点主婦パートの方は少し気楽に働けるかもしれませんね。
とはいえ、私のいた老健では正社員と主婦パートの間の垣根は低く、仲はよかったです。
正社員の中にも主婦や子育て経験者が多いので、主婦パートへの理解もあるんでしょうね。
今、介護施設の多くは主婦パートの力で支えられています。
週に数回の短時間勤務から始めてゆくゆくは正社員を目指すということも可能です。
主婦のパート先に介護はベスト!お家の近くの介護職場をぜひ一度のぞいてみてください。