介護士の私が分析!介護の仕事をやめる人で一番多い原因とは?
私は介護士をやっているのですが、実際に現場で見てていて、介護の仕事をやめる人で一番多い原因について気づいた事があるのでそれを書いてみます。転ばぬ先の杖的な情報になるかもなので、介護をこれからやってみようかな、っていう人にぜひ見ていただきたいです。
介護の仕事と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
肉体労働で仕事がきつそう。夜勤があって大変そう。
綺麗な仕事ではなさそう…などと、マイナスなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか?
確かに入浴や排泄の介助は肉体労働で、夜勤も体力勝負です。そして職業病といっても過言ではない腰痛。
スタッフの多くは腰痛を経験していると思います。
介護の仕事のつらい事
綺麗な仕事だけではないことも事実だと思いますが、「ちょっとつらいこと」もあるんです。
それは、利用者様に直接触れる機会が多いからという理由なのですが、爪を伸ばすこととマニキュアを塗ることです。
それと、長い髪は後ろに束ねること。なんだそんなこと?と思うかもしれませんが、年ごろの女の子にとっては「ちょっとつらい」と思う時もあるのです。(もちろんOKな介護施設もあると思います)
そこで、一般的に思い浮かべる介護の仕事のつらさだけではなく、人によって感じ方の違う「つらい」についてお話ししようと思います。
介護職をやめていった人の意外な理由
長年にわたって介護の仕事をしていると、どうしても腰痛になりがちです。
施設によっては、毎年腰痛検査を実施したり、腰痛体操を行ったりしているところもありますが、効果大とはいかないようです。
スタッフの多くは腰痛ベルトを使用したりしていると思います。
夜勤も体力が必要となりますので、だんだんとつらくなってきます。
私自身も経験したことですが、仕事は楽しいしやりがいもある。
でも、体がついていかない…「退職」が頭をよぎります。
体はつらいけど介護の仕事を続けたい。
そう考えるとお給料は減ることになりますが、夜勤なしに転職かな?ということになります。
介護技術が身についていれば、どんな介護施設に行っても困ることはほぼありません。
つまり、介護関係であれば、その時の自分の状況に合わせた転職がしやすいですので、転職しながらも介護の仕事を続けている人も多いと思います。
転職しながらも介護の仕事を続けられる人とは逆に、介護の仕事をやめてしまう人も少なくありません。
仕事が合わないという人も多いですが、意外と思える理由でやめていった人も少なくありません。
介護を辞めていく一番多い理由、それは、コミュニケーションをとることが苦手ということです。
介護の仕事は、食事、入浴、排泄などの介助が出来るだけではだめなのです。
考えてみて下さい。両手をケガをして自分で食事が出来ないとします。
そこで食事を食べさせてもらうことになりましたが、相手が何も言わず黙々と食事を口に運んだらどう思いますか?
少なくともいい気にはなりませんよね?
ましてや、入所施設の利用者様は、ほぼ外に出ることはありませんし、外部の人といえば面会の人か施設のスタッフということになります。
また、通所施設や在宅でも同じようなことがいえます。
笑顔で挨拶をし、利用者様の声に耳を傾けて話し相手になる。
そこが欠けてしまうと、利用者様から良く思われないということになってしまいます。
また、スタッフは一人で仕事をしているわけではなく、周りのスタッフと連携していますので、コミュニケーションがとれないということは介護の仕事をする上で致命的となってしまいます。
つまりは、どんな介護施設に行っても続かないということになってしまいます。
一概には言えませんが、私が見てきた中では若い人に多かった印象があります。
30代、40代だから出来ること
介護技術を身につけて、利用者様との関わりが出来てくると「楽しい」と思えるようになります。
利用者様との関わりとは、コミュニケーションをとるということになりますが、若い人よりも30代、40代の人の方が得意なように感じられます。
コミュニケーションは、簡単に言えば相手との会話ですが、相手の話しをただ聞いているだけでも一方的に話しかけるだけでも成立しませんよね?話好きの利用者様もいれば口数の少ない利用者様もいます。
場合によっては自分から話しかけていくことも必要になってきます。
30代、40代といえば、若い人に比べて人生経験が豊富で、様々な人たちと関わってきていますから話の内容にも幅があります。
そして相手のことや、その時々のことに対して気を使うことができ、「察する」ということが自然にできる人が多いように思いますし、介護の仕事には「気が利く」「察する」ということが何よりも大切だと思います。
介護の仕事は、意外に奥が深いものです。
ハローワークだけに頼らず介護人材会社を使ってみませんか?
介護施設によっても結構違いがありますからできれば面接に行く前に、不安に思うことは解消しておきたいと思いますよね?
ハローワークでも職業相談にのってはくれますが、その分野に詳しいわけではありませんので細かいところまでは難しいと思います。
その点、介護人材会社はその分野のプロともいえますから、仕事の内容や施設の特徴などの分からないことや、勤務時間などの働き方についても詳しく相談することができますので、不安に思うことを解消してから面接に向かうことが出来ると思います。
まとめ
介護の仕事での肉体労働と言える部分は、誰が考えても大変な仕事だと思いますし、退職の理由になるだろうなと思う人も多いと思います。
実際に退職の理由になっているのも事実ですが、しばらく休んで、また復帰する人も少なくありません。
しかしながら、コミュニケーションがとれないということで退職した人は、中々復帰に結びつかないことが多いようです。
自分には向ていないと思ってしまうんだと思います。
得意分野は人によって違いますし、向き不向きがあるのも事実ですね。
仕事の内容や働き方だけではなく、自分の不得意な部分も相談出来るといいと思います。
これから介護の仕事を探す人はもちろんですが、ちょっとつまずいてしまった時の転職の相談にも、介護人材会社を使ってみると少し道が開けるかもしれません。
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