介護施設で正社員で働く際の心構えとは?介護講師が解説
介護施設は求人数も多く簡単に就職ができるため求職者から大変人気があります。ですがほとんどの方が異業種から応募をするため介護施設について知識のないまま就職しているのです。その結果、仕事が自分に向かず就職後に後悔しています。
しかし、介護施設の知識を得るだけで仕事に対して冷静に向き合うことができるため就職後に後悔することがないのです。求人の多さから勢いで応募している方も一度深呼吸をして介護施設について知識を得ることが大切です。
今回はこれから介護施設で正社員として働く方へ就職前に知ってほしい予備知識をお伝えします。とても参考になる記事なのでぜひ一度足を止めて記事を読んで下さい。きっとあなたの参考になるでしょう。
正社員・介護施設は変則勤務
介護施設の正社員勤務は必ず変則勤務があります。
介護スタッフの変則勤務は主に早番、日勤、遅番、夜勤があります。
入社したばかりの頃は日勤がほとんどですが半月経過した辺りから早番、遅番業務も少しずつ入るようになってきます。また、入社して一か月過ぎた辺りから夜勤業務も入るようになります。
どの勤務も最初は先輩と二人で入るためその時にしっかり覚えることが大切です。
どこの就職先でも必ず勤務ごとの業務マニュアルが渡されるため復習をすれば必ず覚えられます。
変則勤務の良い所はそれぞれ勤務時間や休日が異なるため気の合わない人がいても毎日顔を合わせずに済むことです。一般企業とは違いその点ストレスがないでしょう。
ただ、変則勤務は代わりがいないため急な休みや勤務変更が簡単にできません。私が働いていた施設では自分で代われる人を探さないと勤務変更ができませんでした。
正社員として介護施設に働きたい方は変則勤務が自分にできるかよく考えてから就職しましょう。
正社員・介護施設は夜勤がある
介護施設の正社員は変則勤務に加え必ず夜勤があります。夜勤は年齢制限はないため体力に自信があれば60代でもできます。
夜勤の勤務時間はだいたい夕方からの勤務で17時半から翌日9時までの所がほとんどです。その間に仮眠時間が2時間~3時間程あります。
仮眠は23時~4時位の間に交代で行いますが、仕事が終わらなかったり利用者の様態が悪かったりすると取れないこともあります。そのため必ず取れるものと期待しない方がいいでしょう。
夜勤は睡眠時間を削って働くため、慣れないうちは体力的に大変です。
ですが、利用者が睡眠しているため静かな環境で仕事ができます。また、職員も1フロア1人と最低限の人数で回しているため人間関係のストレス負担も少なくして働けます。
夜勤は本人の体力や生活環境が合わないとできません。正社員で働きたい方は夜勤ができるかよく考えてから就職しましょう。
正社員・介護施設は腰痛に注意
介護施設の正社員はフルタイムで働くため多くの利用者の身体介護を行います。そのため、日頃から腰痛に注意して働く必要があります。
腰痛を予防する一番の方法は適切な介護技術を行うことです。初任者研修のテキストに「ボディメカニクスの原則」という体に負担をかけない方法が必ず載っています。
無資格の方も就職前にぜひネットなどで調べて知識を得ておくと就職後の腰痛を防ぐことができます。
また、自信のない介護は無理をしないことも大切です。
腰痛を起こす多くの方は無理に介護をしてしまう傾向があります。無理な介護は一番利用者に迷惑をかけるため必ず他の介護スタッフに手伝ってもらいましょう。
正社員は特に腰痛のリスクが高いため日頃から注意していくこと大切です。
まとめ
介護施設の正社員は夜勤をはじめとする変則勤務が必ずあります。体力や生活環境からできるかどうかしっかりと考えていくことが大切です。また、身体介護も多いため日頃から腰痛予防を意識して仕事をしていきましょう。ぜひ今回の記事を参考に介護施設の正社員を目指して下さい。