無職なら介護職やるといいですよ!私は介護で人生変わりました
皆さん無職と聞いてどのようなイメージを持っていますか?
ほとんどの方が無職と聞けば悪いイメージが先行すると思います。
しかし、中には働きたくても働けない、会社都合により泣く泣く仕事を辞め無職になった方もいます。
事実、私もリストラされた時に無職の期間が2ヶ月程度ありました。
漠然とした不安にかられ、すぐにでも仕事を見つけないと社会不適合者とレッテルを貼られるのでは?と毎日不安に押しつぶされそうでし
た。
幸いにも職業訓練を受ける事が出来たので、運よく介護職に就くことが出来ました。
今では10年以上介護の仕事を続けていますが、最初はそこまで乗り気ではありませんでした。
しかし、そんな私でもここまで続けられたワケがあります。
そんな体験を含めて説明していきたいと思います。
介護の仕事はこんな事が大変
私が就職した当時は「新しい公共事業だ!」と声高に言われていた時期で、私自身そこまで深く考えずに介護職に就きました。
その後通所介護や通所リハビリ、施設と職を転々とするのですが、一番初めに苦労したのが「他者とのコミュニケーション」でした。
介護職に就く前は工場勤務でしたので、業務連絡のみでそれ以降は誰とも話さず機械とにらめっこしていたのですが、介護職になると利用
者様や家族様との会話や職員との日常連絡等仕事以外にも話す事が沢山出てきました。
ニュースならば以前から見ていたのですが、野球や相撲の話題など出されたらお手上げでした。
特に通所利用の方は家で新聞やTVを毎日見ていますので、その話題性に追いつくのがとても大変でした。
なので、毎日新聞若しくはインターネットニュースを欠かさずチェックし情報を逐一確認していました。
また、事業所によって異なりますが通所介護や通所リハでは昼食後に体操やレクリエーションを1時間行うところがあります。
(通所介護でも半日型という機械を使用しての体操を実施するところもありますが、まだそこまで数は多くはありません)
大勢の前でラジオ体操のお姉さんよろしく体を動かすので、慣れるまではとても恥ずかしかったです。
レクリエーションの内容も毎日変えないといけませんし、脳トレや風船バレー等「今日はどんなことしよう」とネタを考えるのに毎日苦労
しました。
じゃあオムツ交換や入浴介助は大変じゃなかったの?と疑問に思われるかもしれません。
最初の頃、オムツ交換しても上手く装着できずにおしっこや便が漏れたり、尿臭や便臭が酷くて目を背けたくなった時もあります。
入浴介助も汗だくになりながらケガをさせないように介助したり、長湯して湯あたりさせないよう注意したりと常に眼が離せませんでした。
しかし、慣れとは恐ろしいもので便処理した後でも平気でカレー(失礼)が食べられたり、入浴介助で汗だくになると「これで何キロかや
せたんじゃない?」と軽口を叩けるようになりました。
とはいえ、未だにレクリエーションは慣れませんね(汗)
しかし、介護職にはこんなメリットが
上記ではデメリットをメインに説明してきましたが、もちろんメリットもあります。
一つは「職の安定性」ではないでしょうか。
介護職はどこも人手不足です。
正直にいいますとよほどの問題行動を起こさない限りは首になる事はありません。
ではよほどの問題行動とはなんでしょうか?
まず挙げられるのが「不貞行為」いわゆる「不倫」です。
職場によってまちまちですが降格や左遷、しまいには首にもなりかねません。
次に来るのが「犯罪行為」です。
俗にいう「虐待」は元より職員ロッカーでの「盗撮」や「金銭を抜き取る」が挙げられます。
(病院での話ですが、盗撮で職員が即刻首になりました。)
逆にいいますと、これらの事に気を付けておくと首になる事はまずありません。
もし現在働いている職場が嫌になったとしても、すぐに次の仕事場が見つかるのも強みの一つに挙げられます。
次にメリットとして挙げられるのは「コミュニケーションスキル」が向上する事です。
利用者様や家族様はもちろん、職員と常にコミュニケーションを図る事が必須なのが介護の仕事です。
どんどん場馴れしていくうちに人の細かな変化に気づくことが出来るようになり、「いま相手はどんなことを考えているのか?」「今度どんなアクションを起こしたらよいか?」など先を読めるようになりますよ。
介護の仕事をやってみよう!
色々とメリット・デメリットを記載してみましたが、いかがでしょうか?
私も最初の頃は「介護の仕事ってつづけられんの?」と疑問に思っていました。
しかし、実際やってみると思ったより仕事を続けられているなと感じています。
それは一重に「周りの方の協力」だといえます。
きつい時や相談したい時、くじけそうになった時など同僚や友人、家族からの励ましや応援があって10年以上続けられているのだと思いま
す。
物は試し、出来なかったら出来なかったで良いので一度経験してみましょう。
経験もせずに最初から「介護なんて出来ない」と決めつけていたら、どんな仕事でも出来ません。
まずは行動してみて、それから色々考えてみてはいかがでしょうか?