介護の悪いイメージが介護職で人生が変わる人のチャンスを潰してる
仕事にやりがいを見いだせず、プライベートも充実しない私。「このままでいいのか」と思いながらも毎日をダラダラと生きていました。
そんな私がある日、未経験で介護の仕事に就くことに。理由はただ「私にもできそうだったから」というだけ。
最初はあわただしく大変な日々を送りましたが、次第にやりがいを感じられるようになり、「介護の仕事に就いて良かった」と思うようになりました。
しかし、当然ではありますが大変なことも多く、前回の記事ではその介護職の大変さについて書きました。でも、それでも介護職に対する気持ちは変わりませんでした。
今回の記事では介護の仕事についてより深く書いていこうと思います。
介護の仕事は大変ながらも楽しい
前回の記事で大変な面を多く書きましたが、それでも介護の仕事にはやりがいを感じます。
介護の仕事は人の生活に寄りそう仕事です。
日常生活の中で生きてくためのお手伝いをします。
もちろん大変なことも多いです。でも、自分が誰かの力になっているということがとても嬉しいんです。
自分の介護の仕方ひとつでご老人の気持ちが明るくなる。
もちろん相手が人なので大変なこともあります。でも、だからこそ嬉しいことも多いのです。
介護の仕事に就いて間もない頃に「ありがとう」とあるご老人から言われたことがありました。自分のやっていることが誰かのためになるんだ、とその時初めて実感しました。
誰かの役に立つ。どの仕事もそうですが、介護はそれがとても分かりやすく感じることができます。これが介護職の良い部分です。
未経験で介護職員に転職したけどやっていける
そんな私ですが以前はスナックの仕事に勤めていたんです。介護の仕事とはまったく関係ないですよね。
しかしそんな私でもやっていけてます。私の他にも未経験で介護の仕事に就いて、現在も働いてる人がたくさんいます。
介護の仕事は専門学校や短期大学に通ってから就職する道もありますが、未経験でも働くことができます。
そしてやる気次第ではそういう方たちに負けないぐらい仕事を身につけることもできます。
介護の仕事は主婦さんのパートにとって都合がいい
また、職場にはパートの方もたくさんいます。パートの方の多くは主婦です。
子供が学校に通っている間にパートとして働く。パートは正社員よりも退社時間が早いので主婦業もしっかり両立できる。そしてみなさん介護の仕事をとても楽しんでるんです。
主婦の方でも少しでも介護の仕事に興味があるなら就いてみてもいいかもしれません。
介護の仕事はこれから先の人生で必ず役に立つはずです。
介護の仕事ではもちろん大変なこともある
介護の仕事はやりがいがとてもあります。でも、もちろん大変なこともあります。前回も書きましたが、楽しいことばかりではありません。むしろ大変だと感じることの方が多いかもしれません。
どの仕事にも大変な部分があるように、介護の仕事も大変な面があります。
体力勝負や夜勤
私の体験談で書きますと、介護の仕事は想像していたよりも体力を使う仕事でした。1日の勤務の中で身体を動かす場面が多く、生活介助のコツ(身体の使い方によってかかる負担が違います)をまだつかめていない時は腰痛にも悩まされました。
また、夜勤も慣れないうちは大変でした。勤務中に眠くなることも多く、勤務時間が終わった頃には疲れがどっと溜まっていました。
今ではそこまでキツくはありませんが、慣れるまでは大変かもしれません。
人間関係
そしてもうひとつ大変な面として、人間関係があります。女性主体の職場、人付き合いに対してどうしても疲れることもあります。これは女性主体の職場ならどこも一緒かもしれません。
私も最初の頃は悩むことが多かったです。周りの目を気にしながら働いていました。でも、ある時それを辞めたんです。周りの目を気にせずにとにかく仕事に集中しようとしました。
そしたらだいぶ楽になりました。人間関係にも悩まなくなりました。
職場の人ひとり一人はみなじっさい良い人達ばかりなんです。だから私は職員の方を信じることにしました。そうすることで変に悩むことはなくなりました。
未経験で介護職に転職しても国家資格をとれる
いくつか介護職の悪い部分を書きましたが、やっぱり介護職の良い部分もあります。そのひとつに国家資格を取得できることがあります。
私は現に未経験で介護職に就きながら国家資格を取りました。介護福祉士という国家資格です。3年の経験を経て試験に合格し研修を受ければ資格を取得できます。
未経験で介護職に就いた私でも国家資格である「介護福祉士」を取ることができたんです!
介護福祉士になれば収入もあがる
介護福祉士になってなにが変わるか?分かりやすいのは収入面です。介護福祉士を持っているだけで収入が全く変わってきます。職場によって1万~2万ほど。多い職場ではそれ以上に上がります。
私の職場では1.5万ほど。それだけでも生活はだいぶ変わってきます。生活に余裕ができ、他のことや貯金に回すこともできました。
パートでも介護福祉士になれる
また、先ほど主婦でパートとして働いてる方が多いと書きましたが、そのパートさんたちは介護福祉士の資格を持っています。しかもその介護福祉士は一度も正社員として働かずに修得したのです。
平成28年現在、介護福祉士は3年の実務経験があれば国家資格である介護福祉士の試験に受験することができます。主婦でパートでも3年働けば介護福祉士になることができるのです。
もしも主婦の方でなにか仕事を探しているなら、私は介護の仕事を薦めたいです。
パートで働きながら国家資格を取得できることはとても魅力的だからです。
仕事探しに迷ってるなら介護職を考えてもいいのかも
そして主婦に限らず、仕事を探すたくさんの人に私は介護の仕事を薦めたいのです。介護職に就くことはたくさんのメリットがあります。
介護職はみなさんもご存じの通り人手不足です。だから、仕事探しに困ってる人には「介護の仕事に就いてみれば?」と薦めたいのです。
私は介護の仕事が特別良い職業だと言いたいわけではありません。介護の仕事にも大変なことはいくつもあります。
私が言いたいのはたくさんの仕事と介護の仕事は変わらないことを言いたいのです。
介護職は世間ではとても悪いイメージがあります
そしてそのせいで、もしかしたら介護の仕事に向いているかもしれない人、介護の仕事に就けば生活がガラリと変わるかもしれない人、そんな人達のチャンスを潰していると思っています。
私は介護の仕事に就いて生活が変わりました。なんともない日々を送っているように見えるかもしれませんが、以前の生活に比べて、今の生活はとても充実しています。
もしも今の生活が苦しい人、昔の私のように毎日をダラダラと生きている人には介護職に就くことも選択肢のひとつとして考えてほしいのです。そう思いながら私は今回までの記事を書いてきました。
次回が最後の記事になります。その記事で介護職の良い部分についてまとめていきたいと思います。
ぜひ読んでいただくと嬉しいです。
この記事を書いているのは?
現役介護士A
他に同じ作者が書いた記事が4枚あります。