介護講師がズバリ語る!50代介護職の働き方とは?
介護職は身体介護や夜勤で体力を使うことから腰痛をはじめとする身体の痛みを抱える50代介護職員も少なくありません。
私が働いていた介護施設でも50代で湿布やサポーターをしながら仕事をしている介護職員がいました。
聞いてみると身体介護をすると身体が痛くなると話していました。
しかし、同じ介護職でも身体介護が少ない施設や夜勤のない施設はたくさんあります。
50代の介護職員の多くはそういった身体的に負担の少ない施設で働いています。
50代で介護職を続けられるかお悩みの方、また新しい働き方を考えてみたい方、介護職は色んな施設があるためあなたに合った職場で今後も働くことができます。
今回は50代の方へ向けて介護職との付き合い方を書いていきたいと思います。
50代介護職に人気の仕事とは?
50代介護職は身体介護が少ない施設で働く方が多くいます。
それは体力面や腰痛のことも考えて転職しているからです。
そして50代介護職に人気の仕事はデイサービスやグループホームになります。
まずデイサービスの人気の理由は「夜勤がない」ことと、「身体介護が少ない」という理由があります。
デイサービスは日帰りサービスなので毎日日勤勤務になります。
また日曜やお盆、年末年始は休業している所が多いため、変則性でシフト勤務の介護施設に比べるとデイサービスは休日の予定が入れやすいので魅力的です。
日中はカラオケをしたり、施設行事で利用者と日帰り旅行もするため元気に楽しく働きたい方へはおすすめです。
もう一つのグループホームが人気のある理由は「1フロア9名の少人数制」であることと、デイサービスと同じく「身体介護が少ない」ことがあげられます。
介護施設であると1フロアの定員は15~25名が普通ですが、グループホームは利用者へ自宅にいるような家庭的な雰囲気を感じてもらうために、少人数制の援助を行っています。
また、グループホームの業務は認知症をもつ方の日常生活の支援が中心となるため、身体介護を必要とする利用者はほとんどいません。
友達が働くグループホームや近所のグループホームは職員の半数以上が50代の職員だそうです。
グループホームは調理などの家事支援もあるため家事経験の豊富な50代にはまさに適職だと思います。
私は現在介護スクールの講師をしておりますが講義でグループホームの話をしたところ、それをきっかけに50代の受講生がグループホームに就職をしました。
その受講生は私の講義を聞いて身体介護が少ないことから、自分にもできる可能性を感じたと話していました。
介護資格と家事経験の活かせるグループホームはぜひ50代の方へおすすめしたい施設です。
50代介護職の腰痛との付き合い方
介護職は年齢に関係なく腰痛を引き起こす可能性がありますが、特に多いと感じるのが50代の職員になります。
腰痛を起こさないために大切なことは「無理な介護をしないこと」と、「正しい介護知識を身につける」ことがあげられます。
いくらベテラン職員であっても無理な介護をしてしまうと必ず腰痛を起こしてしまいます。
特に体格のいい利用者の介護は身体の負担も大きいため無理に一人で行わず二人で行うことが大切です。
男性職員がいる場合は利用者の介護を代わってもらうことも大切です。
次に正しい介護知識を身につけることですが、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)のテキストには必ずボディメカニクスの原則という少ない力でも楽に介護ができる方法が書いてあります。
スクールで学習した内容なので中身は省略しますがこの原則をしっかりと守って介護をすることで腰痛を起こす可能性は限りなく低くなります。
50代でも夜勤はできます!
50代で夜勤ができるかお悩みの方、もちろん50代でもバリバリできます!
むしろ介護職は社会経験、人生経験のある50代の方のほうが仕事を効率良く順序立てることができますし、利用者へも柔軟に対応することができるので結果的にそつなく仕事をすることができます。
また、50代の介護職は利用者からも「色々なことを知っているだろう」と思われるため、声をかけられやすく何かと信頼されやすいのも特徴です。
これはどこの施設でも共通している「50代の強み」だと思います。
実際に50代で夜勤をしている方は、身体の負担にならないように効率良く仕事をしているため、「身体の負担にならない仕事方法を考えながら夜勤をする」ことが大切になります。
まとめ
50代の介護職は身体介護の負担が少ない施設に転職をする方が多いですが、腰を痛めないように気をつけていただければ、豊富な社会経験と人生経験からどこの職場でも働くことができます。
もちろん夜勤をしている方もいるため、あなたの希望に合った介護施設で働いていただくことが大切です。
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