介護職の為の腰痛対策まとめ
介護職を続けていくための腰痛予防
腰痛が気になるので介護を辞めようか考えてる人へ
介護をやっている人の職業病である腰痛…。これが原因で介護職を辞めようかと考えてる人は多いと思います。
腰痛の発生割合は全職種中、介護職が一番多いです。
この図(厚生労働省が作成した業種別腰痛発生割合の図)のうち、保険衛星業というのは介護職の事なのです。
私も腰痛に悩まされてる一人です。
私自身、今特別養護老人ホームで
腰痛解消の為の情報をまとめてみました。
整体、マッサージ、整骨院に行く
同僚の介護職員も腰痛に悩まされている人が多いです。そういう腰痛に悩まされている職員に、「腰痛いのってどういう対策してます?」って聞くと、それぞれの腰痛対策の答えが返ってきました。
たとえば、ある人はマッサージに行くと答え、またある人は、休日にジムに行ってマットで柔軟体操をしている、と答えます。
ヨガに行っている女性の介護士もいます。
まだ介護の仕事をしていない介護未経験の人へ
私も介護の仕事を始める前は腰痛がすごく心配でした。
ですが、やってみてわかったのは、そこまで心配する事はないという事です。
上記したように介護の現場で実際に働いている人も、やっぱり腰痛ですが、マッサージをしたり、ストレッチをしたりして、10年以上介護の現場で働き続けています。
人によって対策の仕方は違いますが、自分で気をつけて自分の体をメンテナンスしていく事で、腰痛のリスクを減らしながら介護の仕事を続けていく事は可能なのです。
腰痛対策グッズ
私も仕事中は腰ベルトをして仕事をしています。
ずっとコルセットをしていると、腰が弱くなるのでは?
腰に巻くコルセットを腰痛が発生し易い時だけにして、日常生活ではコルセットをはずして生活した方がいいです。
ずっとコルセットをしていると、コルセットがあって当たり前、という状態になってしまうからです。
たとえば、入浴介助の時だけコルセットをする、というのも手です。資料、社会福祉施設における腰痛発生状況によると、入浴介助の時に腰痛が最も多く発生しているからです。
腰痛の85~90%は原因を特定できない
病院の外来を受診する患者のほとんどの腰痛(約85~90%)は原因の特定できない非特異的腰痛で、残りの約 10~15%は特異的腰痛と報告されています。代表的な特異的腰痛に椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症があります。
厚生労働省の腰痛に関する報告書より抜粋
ですが、原因が特定できなくても腰が痛いのは事実です。
中腰にならない
これはけっこう大事です。介護の仕事でご老人を離床(寝ている人を起こす作業のこと)をする時、中腰になってしまいがちです。
他にもおむつ交換をする時なんかは中腰になってしまう時間がどうしても長くなります。
中腰でやらなければならない作業の時は、ひざを折ってしゃがんでやる事で腰へのダメージを軽減する事ができます。
腰を痛めない作業のやり方を意識しながら仕事すると腰痛リスクを減らせます
このように作業時にひざを曲げる、ということで、腰への負担を減らせるという事ですね。
実際、私も介護職をはじめて2年ほどですが、このようにひざを曲げて、腰を落として作業する事で、腰へのダメージを少なくする事ができています。
腰に負担がかっかる動作をする時の工夫
介護の仕事では、人の移乗などの作業も腰にダメージがかかりますが、その他にも、前かがみになったり中腰になってやるような掃除もやらなければなりません。
これらも腰痛へのリスクがあります。たとえば前かがみになったり中腰になってやるような作業の場合、手をひざについて体を押さえれば、腰にかかる力を他に分散させる事ができます。