未経験者でもわかる介護士からはじまる高収入への道のり
介護士を目指す時の不安の要因のひとつは、「収入」ではありませんか?
メディアでは、「介護士の給与は安い」「介護士だけの収入では生活が不安定」など、不安をあおる報道がたくさんあります。
しかし、低賃金といわれる介護の仕事は、継続すればやりがいと収入が変わってきます。
必ずしも低賃金というわけではありません。
未経験者でも経験をつめば十分に目指せる資格が介護の世界にはあるのです。
今回は、未経験者でもわかる介護士からはじまる高収入への道のりをご紹介します。
介護業界の給与の実態
地域や勤務セクション(特別養護老人ホーム・ショートステイ・デイサービスなど)で、給与には大きな差があります。
各施設で、『資格手当て』を設けている施設が多くあります。
基本給に上乗せされるため、資格を持っていれば、同じ仕事をしていてもほかのスタッフと給与に差が大きくでる場合もあります。
介護労働安定センターの調べによると平成27年度の介護職員の平均月収は、19万8675円です。サービス提供責任者は、21万9663円。
生活相談員は、23万2389円です。
ケアマネージャーと呼ばれる介護支援専門員は、25万449円でした。
特別養護老人ホームなどは、夜勤があるため夜勤手当がつき、収入も多めです。
一方日勤だけのデイサービスは、比較的安い場合が多いでしょう。
日勤のみの勤務で比べれば、ケアマネージャーが給与が一番良いといえます。(看護職員を除く)
実際の介護現場でも、介護士で経験をつみ、介護福祉士を取得しケアマネージャーになるといった流れが多くみられます。
介護福祉士になるメリット
『介護士』と『介護福祉士』は、違います。
簡潔にいえば、介護福祉士は介護に携わる介護職で唯一の国家資格です。
介護業界も、専門性と高い知識を求めています。
介護福祉士は、一定の従属期間、筆記試験、実技試験を通過した人だけが、持つことができる資格です。
入職してすぐに取れる資格ではありません。
従業期間が3年(1095日以上、540日以上)と実務者研修をしないと受験資格がありません。
介護福祉士を取得することで、ほかの介護士と違う仕事をやらなくてはいけないのか?と心配する人もいますが、実際は介護士も介護福祉士も仕事内容は同じです。
ある日、介護福祉士を取得したから別の仕事にまわらなければならないということはありません。
さきほど、説明した『資格手当て』に介護福祉士は該当する資格です。
介護福祉士の場合、基本給に平均1万円前後が上乗せされます。
介護士のまま給料を上げる方法もある
国家資格を取らなくても給与をアップする手段があります。
それは、管理職につくことです。
管理職手当ては、各施設によってばらつきがありますが5千~2万円前後の手当がつく場合がほとんどです。
未経験からのスタートでは、管理職は時間がかかる道のりかもしれません。
けれど、あきらめなければならないルートではありません。
経験をつむことでいくらでも射程圏内の仕事です。
まとめ
今回、お伝えした未経験者でもわかる介護士からはじまる高収入への道のりはいかがでしたか?
介護の世界は、いくらでもスキルアップが可能です。続けることでケアマネージャーを目指すことも可能です。
まずはあなたの日常生活が、いくら必要なのかをしっかりと確認しましょう。
ダブルワークをしてる介護士もいますが、働きすぎて体を壊してしまう人も多くいるのです。
最近は、処遇改善加算で介護士の給与も一時よりは上がりましたが各地域や施設やセクションによって大きなばらつきがあるのが現状です。
介護士を目指すのであれば、その後のスキルアップも視野に入れて入職先を考えることをお勧めします。
そうすれば、長く介護の世界でやりがいのある仕事を続けられるでしょう。