介護福祉士が未経験者に伝えたい！先輩後輩が決まる異常な常識とは

介護福祉士が語る！年下でも経験がある人の方が先輩ですからね

介護は、正直な話し教科書やマニュアルはアテになりません。

教科書通りにいかないことが圧倒的に多いです。

経験上敬語や電話対応などはできると尚良いです。

あと出勤時に介護の現場においてあるスタッフ用の連絡ノートは必ず読んでください。

転倒や転落などの事故があった後の対応(入浴、ケガの処置)などこと細やかに大切なことが書いてあったりしています。

その時にこの対応って大丈夫ですか？と先輩や同期スタッフに質問するのは大丈夫です。

ただ連絡ノート見ずに転倒(転落)した、じゃあ対応はどうしたらいいですか？なんて聞かないようにお願いいたします。

先輩スタッフは最初は笑顔で対応してくれますが聞く回数が多くなれば怒ります。

自分はどうしても忘れっぽいとこあるのでメモ取って確認しています。

歳上で介護未経験な女性が時々介護の現場にいます。

まあ世間一般の常識では介護は誰でもできると思いこの業界に入ってくる人多いので仕方ないのですが、年下で介護経験１０年あろうが普通に文句や陰口を叩く人いますがそんなのは素人は黙っとれと思っています。

そういう未経験の人はいざというときの緊急時には役にたちません。

介護は年下でも経験がある人の方が『先輩』です。

経験がまったくない人が歳上だろうと年下だろうと『後輩』です。

これを決して忘れないでください。

最後になりますが、高齢者介護は保育とは違い成長はありません。

ゆっくりと死へ終末へと着実に近づいています。

死は、誰にでも訪れる必然ですが最期は痛いとか苦しいとかなくただただ自分の人生悪くなかった、と利用者が思えて利用者の家族が穏やかに寝ているようでした、と言われるような介護が出来れば良いんではないかと思います。

介護福祉士になってから転職した方がいい？

職場内でいじめやパワハラ、セクハラを受けている、仕事の条件が違う等の切迫した状況があれば介護福祉士にならずとも転職した方が良いかと思います。

ただ施設によっては介護福祉士の資格取れました、と会社に申請すれば資格手当や昇給も有り得ます。
介護福祉士資格要件の３年を待たず、すぐ辞めて他で経験積んだ方がいい？

資格要件の３年は、施設や病院での介護に携わった従事日数になります。

受験申し込み時は従事日数が足りなくて受験資格が得られないと言う事も有り得ます。

自分は有料老人ホームに２年半病院にも１年半ちょっとだったので送られた従事日数を計算してみたら従事日数はギリギリでした。もし介護福祉士を受験するのであればひとつの施設に３年在籍した方が時間的にも金銭的にも得策でしょう。

介護では人間関係が悪ければ転職してもOK

介護の現場は、圧倒的に女性が多いです。介護未経験の若い女性スタッフからベテランでお局様のようなスタッフもいるわけで。

しかし介護スタッフが相手するのはそのようなスタッフではなく、あくまでもその施設の利用者さんです。

話しがあう仲の良い利用者さんや出勤すると喜んでくれたり退勤すると名残惜しんでくれる利用者さんはいらっしゃいませんか？
利用者さんは、実はスタッフを見ていないようでしっかり見ています。

きちんと利用者さんに向き合うスタッフには、信頼して頂けます。

サボりがちで口先八寸なスタッフには当然冷ややかな利用者さんもいます。

介護で転職する時の面接のコツ

介護福祉士も家族や看護師やドクターに代わってごく一部の医療行為ができる必要があります。

自分が新人だった頃は、口腔の痰吸引やあとパウチの洗浄、交換にバルーンの尿量カウントチェックもしたのでそういった基礎的な医療行為もできる旨を伝えると良いでしょう。

医療行為だから出来ないと言い訳にした所で自分自身の成長には繋がらないと思います。

私の介護体験

介護経験は、人によって様々ですし誇れるかどうかなんて自分次第だと思います。

新人の頃は覚えることややることがたくさん有り本当に頭の悪い自分がこんな人をお世話なんてできるのかなーって思ってました。

でも、お世話することもあるけど逆に『アンタぶきっちょねーしょうがないから手伝うわよ』とお手伝いして頂ける元クリーニング屋の女性の利用者さんもいらっしゃいましたし、中には家で過ごした時には『針先が見えない』とあきらめて一切裁縫やらなかった女性の利用者が施設でスタッフ見守りのもとメガネをかけ黙々と飾りボタン付けて下さったりとか、算数のドリルは『オレは子どもじゃない』と怒っていた元銀行員の男性の利用者さんは実は賭け事が大好きで暗算が早かったりとか。

まるでびっくり箱のような日々でしたので、本当に自分の中では介護したというのはほとんど無いんですよね。

寝たきりで一度は死の危険が有った女性の利用者さんが車椅子に座って一緒にボーリングしたりとか。信じられないですけど介護というよりかは、利用者さんが病気になって前までできたことが突然出来なくなるという絶望や不安は、はかり知れません。でも、スタッフが力添えしたりすれば、利用者さんが諦めないで済む、可能なんだって思えるのは本当にスタッフ冥利だと思います。

介護はつらい事がいっぱいだけど私はやってよかった

介護の何がつらいって給与の面もですが、夜勤中トイレ休憩したら転倒していたりとか他利用者のナースコールに行って対応していたら、　別の利用者がベッドから降りたのか落ちたのか床に排便の魔法陣を自分の周りに作っていたりとかあとは認知症がかなり進んでいて暴言暴力が耐えない女性利用者さんをいきなり宿泊させてその不穏状態から他の利用者さんも不穏状態にさせひとり夜勤で途方にくれたりとか、もう修羅場と地獄を掛け合わせた世界ってここにあるんだ、と現実逃避したくなったんですが１０年近くやっていた為、次の日他の人自分が負担にならない為の準備や時間配分を考えれるようになったのが良かったことですかね。