介護の仕事は確かに汚い!でも長くやればなんとも思わなくなる
介護の仕事での汚いは嫌でも慣れる!
介護士をやろうかどうか考えている時って、実際にトイレ介助やオムツ介助をした事がないので、どれ位汚いかわからなくて不安ですよね?
介護した事がない人の不安に、実際にその不安を乗り越えてきた現役介護士がどういう風に感じたかをお伝えします。
私自身、最初に介護の仕事に就く前は、介護の仕事って汚い事が多いし不安だなぁって思っていました。
ですが、実際に介護の仕事をはじめてから、汚いという意識が段々とマヒしていき、何も感じなくなってきました。?
介護の仕事をやっていて、汚いシーンってどういうシーンなの?
まず、未経験の方からすれば、何が汚いのかがわからないと思います。
私自身、介護の仕事って汚いっていうけれども、何がどう汚いのかがわからず不安でした。
私は今、現役で特別養護老人ホームで介護士をやっています。
昨日も世間の人が汚いというような介護の仕事をしてましたし、今日も今から施設に行って介護の業務をやります。
私がやっている介護業務の中で、おおよそ、一般の人がやったら「うわ!汚い!」っていうような事を列挙していきます。
介護の仕事で汚いシーン
以下、介護職にこれから就こうという方は覚悟の上で必読、介護職に就く気がない人はそっと戻るボタンでお願いします。
オムツ交換
あかちゃんのオムツですら、普通の方はうわっ!ってなると思います。ですが、ご老人のオムツってなると、ホント、私は慣れてきましたが、最初のうちは正直うわーって感じでした。
おしっこが染みているオムツでしたら、まだまぁなんとかなるんですよ。ですが、ショッキングだったのは、オムツを開けた瞬間、水のようなうんこが海のように広がってくる便失禁です。
介護士の仕事の一番嫌なシーンです。今でも嫌です。
他の人は、汚い仕事をどうやって乗り切ってるの?
私自身、介護の仕事をはじめる前に、介護でつらい事って何かなーって検索してみました。
そしたら、やっぱり介護でつらい事の1番目位に、この汚いっていう要素が出ていました。
その時見た口コミでは、やっぱり仕事だから、便失禁で衣服を交換する時も我慢してやるって書いてました。
そんな風に仕事だと割り切ってできる人でも、普段、私服を来ている時には、犬のうんこでも避ける!って書いてました。
そりゃそうだと思います。
介護の仕事で汚いっていうのはホント、どうしてもついてくるものです。
ですが、介護の仕事は汚いけれどもやるんだ、位の気持ちで仕事に取り組めば、うまく続けていけると思います。
目次
汚いのは耐えてるうちに慣れるんだ!
介護って汚いっていうけど、何がどんな風に汚いんだろう…、そういう風に不安に思っている人には、とにかく、最初のうちは、汚い仕事だけど、とりあえず耐えるんだ!って思いながらやるのがいいと思います。
介護の仕事で汚いシーン 汚物処理室での作業
これがもう、ホント汚いです。
介護施設では、オムツをつけた状態で大便を漏らした人のお尻から、便をふき取るのに、タオルを使ってその便をふき取ります。当然ですが、作業の後には便のついたタオルが残ります。
これが、もう、ほんっとに汚いです。
この、便付きのタオルを洗います。汚物処理室で洗います。
介護の仕事をはじめたばかりの時は、汚物処理室での作業が嫌で嫌でしょうがなかったです。
ですが、今、介護をはじめて数年経ちますが、段々とこの汚物処理室での作業もなんとも思わなくなってきました。
正直、言うと汚物処理室でうんこ付きのタオルからうんこを取っている時、何か別の事(次の休みは何しようかな、とか)を考えながらやっているから、そこまでの精神的苦痛ではなくなってきた、という感じです。
現役介護士の私が、介護未経験で、どういう事が汚いのって不安に思っている人に伝えたい、介護現場の最も汚い事は以上の2つです。
おむつ交換と汚物処理室での作業が一番汚いと思います。
介護の仕事じゃなくても、サービス業でも、電気工事でも、何かしら嫌な事ってあると思います。
でも、介護の仕事って、40代になっても50代になっても続けていけるっていう利点があったり、介護の働き場所は今後20年、30年はなくならないっていう事を考えれば、メリットの方がずっと大きいと私は思います。
介護未経験で介護の仕事をどうしようかなーって思ってる人へ!
介護の事を悪く言う人がたくさんいる事は知っています。
でも、実際に介護の仕事を毎日やってる私は、そういう介護の事を悪く言う人の事は無視して、一回自分の目で介護の現場を見て、介護の仕事を一回やってみてほしいと、私は介護未経験で、どうしようかなーって思ってる人に言いたいです。
未経験者の多くは高齢者の汚いおむつ交換に対して苦手意識を持っています。
いくら仕事でも日常生活では目にしない他人の排泄物や臭いに対応できるか不安もあります。
しかし、汚いおむつ交換の苦手意識は工夫次第で克服することができるのです。
私ももっと早く気付いていれば良かったと思います。
今回は介護未経験者へ、おむつ交換の苦手意識を克服する方法についてご紹介します。
あなたも汚いおむつ交換で悩んでいる暇があったらぜひこの記事を読んで克服法を実践しましょう。
排泄介護の動画サイトを何回も見て覚える
おむつ交換は書籍を読んだりイメージするだけでは決して上達することができません。
実際の介護風景を見ることで具体的なイメージを持つことができるのです。
ですが、排泄介護は利用者のプライバシーにも関わるため毎回介護現場を見学するわけにはいきません。
そこでおすすめするのがおむつ交換の動画サイトを見て方法を学ぶことです。
実際の様子を理解することでおむつ交換の苦手意識もなくなります。
また、介護方法の手順も覚えられるため本番でも効率良く覚えることができるでしょう。
おむつ交換を克服するためにもぜひ動画サイトを見て、おむつ交換の方法を勉強しておきましょう。
初任者研修の実技授業でできるまで練習する
未経験者の中にはこれから初任者研修を受講するという方もいると思います。初任者研修は通学、通信、夜間のコースに関係なく必ず実技演習があります。(もちろん人形を使ったり服の上から行うため安心して下さい)
実技演習は回数が決められているため、自信のない時は講師にお願いしてできるようになるまで練習を行うことが大切です。
私も実際受講生の練習に付き合っていましたし、練習を頼まれて嫌がる講師はいないため安心して下さい。
初任者研修でおむつ交換ができるようになれば自然と苦手意識もなくなります。排泄物や臭いなども回数をかさねるうちに慣れてしまうため安心して下さい。
苦手意識を克服するためにはまず自分の介護技術を磨いて自信を付けることが必要です。
初任者研修で練習を積み、自信を付けて介護現場に就職しましょう。
就職したら積極的に汚いと思うおむつ交換を行う
いくらおむつ交換の方法を覚えても実践しなければ何もなりません。かえって実践しないとせっかく覚えた技術を忘れてしまいます。
介護就職をしたら積極的に汚いとおむつ交換を行いましょう。
ですが利用者の身体状態も一人一人違うため、自分がやったことのある利用者だけ行うようにして下さい。
汚いと思っていたのも、やりまくっていると、その感覚は段々麻痺してきて、汚いと思わなくなってきます。
知らない利用者のおむつ交換をする場合も必ず身体状態を確認してから行うようにしましょう。
何も知らずに介護をするとケガや骨折の原因にもなります。
積極的におむつ交換を行うことで覚えたことの再確認ができますし、足りない部分にも気づけるためさらに技術が上達します。
おむつ交換は自分から実践しようとしなければ一向に苦手意識は克服できません。
自分のためにもまずは一歩前へ進むことから始めましょう。
介護の仕事は汚い?実際のおむつ交換を克服する方法
おむつ交換の苦手意識を克服するためには「学習」、「練習」、「実践」が大切です。どれか欠けていると技術が上達しないためこの3つを磨き上げていきましょう。
まずは動画サイトでおむつ交換の手順を覚えましょう。
そして、初任者研修の実技演習で覚えるまで実践しましょう。講義内で理解できなければ講師に相談して個別に教えてもらって下さい。
また、覚えた介護技術は使わないと忘れてしまうため積極的に実践して技術を高めていきましょう。
ただ、利用者の状態を知らないで介護をすると事故の原因にもなるため必ず確認してから介護を行うようにして下さい。
おむつ交換は学習と実践の繰り返しで必ず苦手意識が克服できます。