介護の仕事はブラック?介護業界に9年いる私が解説しますよ
介護ブラックランキング
介護業界がブラックだと言われる理由をランキングにしました。
1位 汚い
2位人間関係
3位暴言吐く利用者様
介護業界に9年どっぷりと浸かっている私ですが、「介護の仕事ってブラックだよな」と、感じる事はたくさんあります。
時代が進んで、色々な業種のブラックな実態が見えてくるようになりました。
介護も「そう噂されてはいるものの」、中々大きなメスが入りません。
でも、今から介護を始めようという人もたくさんいます。
ブラックだ・・・辞めよう・・・とならない働き方、そして介護をやっていける、そんな方法があるのです。
介護の仕事は何がブラックなのか?
世のため人のため、そんなイメージが強い介護業です。
しかし、働いている人の多くは、「そんな大きな事を想っていない」のが本音です。
それよりも単純に、介護に興味があったから、楽しいからという意見がほとんどです。
だから残業が当たり前?サービス残業なんて普通?
何故かこんな考え方が蔓延しています。
介護にかかる労働自体は、「大変だけど仕事の特性」みたいなものです。
お風呂介護が暑くて大変とか、これはブラックではありません。
大きくは残業と賞与が問題となっている、ブラックな業界なのです。
介護の仕事では実際、サービス残業があるの?
会議と称した話し合いが非常に多いのが介護の仕事。これがサービス残業の原因です。
介護現場で行われる業務は、そのほとんどが「情報を共有する必要がある」のです。
相手が人間に関するサービスで、しかも「弱者」である事から、命の危険もあります。
こういった事を「介護業界の上の人間が理解していない」事で、その必要性が問われません。
結果、介護現場は重要な話し合いを、泣く泣くサービス残業とするしかないのです。
他にも、施設内美化や工作物(お祭りイベントなど)、色々と実際の介護以外で仕事があります。
残業代をもらうには?
9年間施設で働いてきて、介護主任をしている私が、その必要性を訴えても全てが残業としては認めてもらえていません。
全てをしっかりと残業代としてもらうには、この先何十年か必要でしょう。
それ以外での方法としては、派遣社員として介護施設に従事する方法です。
その仕事が必要か否か、人件費を出す必要性があるか、これに関係ないからです。
派遣社員は、「その人を拘束した時間」に応じて、お給料が支払われるのです。
派遣社員が残業代をもらえる理由はあっても、その保証は???
お給料が支払われるシステム自体が違うのですが、その実際に払われるかはまだ疑問でしょう。
しかし、支払われると言える根拠がしっかりとあるのです。
施設側からの言い方になりますが、これを払っていかないと「結果人がいなくなる」からなのです。
派遣社員で働く人は、施設が直接的雇用している訳ではありません。
就業先でその場所のルールを守って働きますが、お給料は派遣会社から支払われます。
働いた証明は、その人が提出するタイムカードしかないので、結果として自己申告となります。
これをもとにお給料が支払われるのですから、仕事をして拘束されたのならば、それをしっかり記入していけば、その分は支払われます。
施設で直接雇用となると、その「残業申請自体も中々しづらい」ものです。
介護業界自体のシステムがいけないのですけどね。
今の介護業界で、施設から直接雇用されているメリットなんて、正直少ないと言えます。
余程の事がないと、クビにはならない、潰れないというくらいの事です。
賞与なんて期待出来ませんし。
となると、介護をしたいと考えるなら、派遣社員の方がメリットが多いと言えます。
介護している人も、ちゃんとお給料が欲しい訳で、何もボランティアではありません。
もし仕事を選択して、介護を希望するなら、派遣社員が狙い目と言えます。
働いた対価を保証出来ない時代ですから、それを証明する意味でも派遣社員を選択するのは、結果として介護の仕事を充実させる事にも繋がるのです。