介護士のつらい事ベスト3!そして解決策を介護士が解説するよ
介護の仕事イコール、つらくきつい仕事。そんなイメージが先行しています。
実際その通りという部分は多いのですが、それでも必要とされている仕事です。
現在介護職に就いている人に聞いた、つらい瞬間を乗り越える方法をまとめてみました。
先輩からのイジメがつらい
昔に比べるとだいぶ少なくなった、介護現場でのイジメ。
これは実のところ、仕事がつらい上に普通の指導がイジメに感じてしまうというのが多いのです。
ですが、被害者?となる側が感じたら、それはもうイジメですから。
乗り越えなくてはいけません。
イジメを乗り越えるには?
介護現場だから言える事なのですが、「言われている事を糧」と替えると良いでしょう。
実際に筆者もイジメられた?様な経験がありますが、その先輩から言われた事を全て「指導」と考えると楽になりました。
まあ、「ハイハイ」と聞いたフリだけして、その場をしのぐというやり方です。
次言われる前に、ちゃんとやっておけばいいのです。
こういった先輩はおおかた、次の時には違う内容で指導?イジメ?してきます。
機嫌が良い時は、変にニコニコしていたり。
所詮は人間の集まりですから、気分で左右されるところは大きい介護の現場です。
その相手と仕事を続けなくてはいけない、そんな現状は変わりません。
イジメと取るか、指導と取って糧にするかで環境は大きく変わってきます。
利用者(高齢者)の「死」に直面した時
介護に従事していると、必ず遭遇するのが「利用者の死」です。
これは変な言い方ですが、仲の良かった利用者が亡くなると、その悲しみは大きなものになります。
介護している側も、人間であるという事を痛感させられます。
逆に仲の悪かった利用者だったりすると、「肩の荷が下りた」ような解放感があるのもまた事実。
やっぱり介護する側もしっかり人間です。
利用者の死を乗り越えるには?
これは乗り越えた分だけ、介護者として成長するという事を先に述べておきます。
「乗り越えるしかない」というのもあり、現実は結構残酷です。
その利用者が亡くなったという事は、「利用枠が一つ空いた」訳ですから、間もなく次の利用者がやってきます。
残酷にも、その現実を時間が勝手に流してくれます。
デイサービスであれば新しい利用者、老人ホームであればその居室に塩を盛って、数日で新しい入所者が来ます。
介護をこれから始めようと考える人の中に、利用者の死を悩む人がいます。
しかし今介護している多くの人は、このように乗り越えていると言えます。
死者の弔いは家族がやる事で、我々介護者はその前をお手伝いしているだけなのです。
夜勤がつらい
新型介護と呼ばれる方法で、介護をやっている施設は、夜勤8時間というところもあります。
しかし、まだまだ多くの介護施設では夜勤を当直としているところも多く、その大半は10時間~16時間となっています。
仮眠を3時間程取ってありますが、実際仮眠室で寝るなんて、結構無理があったりします。
月に4、5回の夜勤は正直つらいかもしれません。
夜勤を乗り越えるには?
利用者の死と同じで、夜勤も数をこなした分だけ成長出来ます。
自分一人で数十人(62名まで)を、相手にする時間帯もあります。
とは言え、利用者(高齢者)も人間です。
夜は寝るサイクルになっている訳ですから、深夜にお祭り騒ぎなんてそんなにありません。
介護をこれから考えている人の中には、この夜勤に不安を感じている人もいるでしょう。
勤務の拘束時間自体は長いかもしれませんが、16時間全てが「夜勤のみ」という事ではありません。
ですから、介護の夜勤を危惧するのはナンセンスとも言えますね。
介護で働くなら、今は条件を選ぶ事が可能?
過疎部や、田舎と呼ばれるところではこれからですが、都市部では介護人材派遣という方法が目立つようになりました。
これは介護事業者と、働き手を結ぶ架け橋とも言える方法です。
夜勤がイヤ(経験を積んでからやってみたい)、利用者の死が怖い、など様々あるでしょう。
イジメがないというのも、条件の一つとしていいのです。
派遣会社なら、その辺の働く側が思う条件を加味したうえで、働く先を紹介してくれます。
職場の情報なんて、入職してみないと分からない部分が多いハズです。
ここらへんをハローワークより、詳細な情報で持ち合わせているから安心です。
派遣会社への登録で、介護の仕事に対するハードルをいくつかクリア出来ます。
ぜひ活用して、未来ある介護ワークを実践しましょう。
人間が多く集まる介護施設という場所だから、色々とつらい事は多くなってしまいます。
とは言え無くなる気配すらない、介護という仕事です。
お給料は安い、仕事はつらい、そんなマイナスな情報ばかりが先行しています。
でも社会が必要としているのは間違いありません。
ボランティアではなく、しっかりと報酬をもらって社会に貢献出来る仕事。
介護を選択してみてはいかがでしょうか?