みんな嫌がる排泄介護!対策を介護講師が解説するよ!
介護の仕事で大変なのが排泄介護!介護講師が解説するよ!
排泄介護は利用者の便や尿を取り扱う仕事なため、多くの未経験者は苦手意識を持っています。
また、排泄介護と言ってもどこから覚えていけばいいのか分からないでしょう。
しかし、排泄介護の知識があると自然と排泄介護の苦手意識がなくなります。
また、もっと排泄介護を覚えたいという気持ちが高まるでしょう。
今回は排泄介護がよく分からない介護未経験者へ、排泄介護のあるあるについてお話していきたいと思います。
排泄介護はあなたが思うほど酷な介護ではありません。せっかく排泄介護をするなら楽しんで行いましょう。
どんな行動にも必ず「トイレ」がセット
介護の仕事で一番嫌がられるのが「排泄」に関する仕事です。
これはきれいな仕事か?と言われると、絶対にそうではありません。
生き物が生きている過程で起こる生理現象ですから、きれいごとでも片付きません。
そして高齢者にはいつでも「トイレ」が関係するのです。
介護=トイレの手伝いと言っても過言ではない
これが主と言ってもいい位に、介護はトイレのお手伝いが頻繁に起こります。
普段の生活が出来なくなるというのは、その大半の理由が「ちゃんとトイレが出来なくなるから」なのです。
介護は本当にトイレのお世話ばっかりです。
キレイか「汚い」か
介護の経験者である私からしても、決してキレイな事ではありません。
それは一般論と変わらないのです。では何故「出来る」のか?
やるしかないから、その一言に尽きます。
プロだからキレイにやる
やるしかないからこそ、「しっかりと対策してやる」のです。
例えば便が付着するだとか、そうならないためにプロとしてやります。
慣れてくるという事も当然ありますが、食事休憩の途中で急きょオムツ交換を手伝う事も出来るようになります。
そのための装備や準備もしっかりとある
「糞も味噌も」という言葉がありますが、なりふり構わずめちゃくちゃにやるのではありません。
そんなやり方、今の介護施設では怒られます。
キレイと汚いはしっかりと分けられ、その上で介護は進行していきます。
実はオムツ交換が一番難しい仕事と思われがちですが、実際は「手順が一番はっきりしている仕事」なのです。
「オムツ交換がねぇ」と言う人も、これさえクリアすれば難しくありませんよね?
そして「オムツ交換は難しくない」のです。
未経験者必読!おむつ交換が終わると利用者のお腹を叩く
未経験者に多いのがおむつ交換が終わると利用者のお腹をポンと叩くことです。
これは私が思うに自分の仕事が終わったことに満足してお腹を叩くのでしょう。
確かに介護者側からしたらよくあることですが利用者の立場に立ったらあまり望ましくない行為です。
そのため、新人職員は安易に行わないようにすることが大切です。
仕事もそれなりに慣れて利用者との信頼関係がある程度あれば、お互いの関係性を育てるために決して悪くない行動だと思います。
介護スタッフは専門的な知識、技術を持って仕事を行うことも大切ですが利用者が「遊び心」を持って楽しく生活ができるように配慮することも大切です。
そういった「ちょっとした楽しさ」を排泄介護の中で生み出せればあなたの中で排泄介護の苦手意識はなくなるでしょう。
未経験者必読!多量に便が出るとシーツを汚してしまう
多量に便が出てしまうとおむつ交換に慣れていない未経験者は交換中にシーツを汚してしまいます。
私もそうでしたし周りのスタッフも慣れないうちは多量の便でシーツを汚していたため落ち込むことはありません。
ただ、一度シーツを汚した経験をしたら「次はどうしたら汚さないか」という対策を考えることが大切です。
特におむつ交換時のシーツ汚染に関しては自分で改善しようという気持ちがなければ永遠と繰り返されます。
シーツ交換は本来おむつ交換時に行わない「余計な仕事」になるため仕事の効率を悪くさせてしまいます。
また、他のスタッフに仕事の負担がかかるため毎回同じようなことを繰り返してしまうと周りもうんざりしてしまいます。
おむつ交換時のシーツ汚染は仕方のないことですが何度も同じ失敗を繰り返さないように気を付けていきましょう。
未経験者必読!おむつ交換で横を向いた瞬間に失禁する
未経験者はおむつ交換時の失禁を知りません。
具体的に言うとおむつ交換のため横を向けた際に失禁してしまうのです。
失禁は尿がほとんどですが状況によっては便失禁をすることもあります。
失禁する利用者は決まっているため、その方のおむつ交換に入る際は失禁による汚染をしないように気を付けましょう。
対策はさまざまですが私が働いていた施設では清拭タオルを陰部に当てて排泄物がシーツまで流れないように工夫していました。
また、スタッフによっては「利用者が横にならなければ失禁しない」という考えからお尻を上げた隙におむつを交換するといった強者もいました。
色んな方法があるため自分に合った方法を探して失禁による汚染を予防していきましょう。
介護の仕事で大変なのが排泄介護!介護講師が解説するよ!まとめ
排泄介護のあるあるを知っておくと「介護就職前の備え」になります。
新人のうちは多量に便が出てシーツを汚してしまったり、横を向いた瞬間に失禁をさせてしまいますが対策を立てて改善していくことで必ず成長していきます。
また、利用者とある程度信頼関係がある場合おむつ交換後に遊び心を持ってお腹を叩くのもその場が和むでしょう。
排泄介護は正確に行いながらお互いが気楽な気持ちでいられる配慮をすることも大切です。
あなたもぜひパフォーマーのある介護スタッフを目指しましょう。