やってみてはじめてわかった介護職のつらさを大公開!
目次
夜勤がつらい!
当たり前ですが、有料老人ホーム、特別養護老人ホームなどの居住施設の場合、もしくは24時間訪問介護サービスの事業所では、シフト制勤務になり、夜勤もこなさなくてはなりません。
有料老人ホーム、特別養護老人ホームは他の勤務形態と比べて、給料が高い代償として夜勤をやらなければならないのです。
入浴、排せつ、食事といった介護業務
入浴介助
介護未経験者が一番つまずき易いのがコレだと思います。
何が困難かっていうと、まずその温度、熱さ、です。夏場とか、汗ダラダラの状態でやらなければいけません。
入浴介助は、体力勝負の仕事なのがキツイです。あと、正直自分の清潔に関する観念が壊されるっていうのもあります。この辺の事は、書けば介護に燃えてる介護擁護の方からはご老人は汚くない!って発狂しながらキレられる事ですが、私は新人で勤務開始1週間目位で、入浴介助で、ホント、めちゃくちゃ汚い(と私は思ってしまうのです^^;)、利用者さんの足触るの嫌、ご老人の体を直視できない…向き出しの性器にどうしても目が行ってしまい気分が悪くなる…、という風に入浴介助が本当にハードルでした。
ですが、汚いの基準にせよ、体力的に厳しい仕事にせよ、何回も入浴介助慣れていきます。介護の仕事全般においてそうですが、どんなにつらい仕事でも、毎日同じ事の繰り返しですので、ひたっすら辞めないで出勤を続ければ、誰でも慣れていってできるようになります。つらくもなくなってきます。
食事介助
入浴介助と比べればぜんぜん余裕ですが、のどを詰まらせて死なせてしまうというリスクがあります。経験と知識が必要です。
ですが、これも勤務していけば職場の人が自然にレクチャーしてくれます。新人のうちは、フォロー教育してくれる人がつくので心配いらないです。
介護の仕事ってそもそもどういう事するの? | 介護なら未経験でも就職できるよ
排泄介助は介護の最難関。でも覚悟があればできます
お下のお世話
まったくの介護経験なしで介護の仕事をし始めた場合、まずはじめにおしもの世話に抵抗があるかどうかが問題です。
普通に生活していれば、まず触る事のないもの、見る事のないものです。何かしらの抵抗があると思います。介護を続けて、経験を積んでいっても…、お下のお世話…おむつ交換、トイレでの排泄介助が嫌な事である事には変わりありません。
これに対しての未経験からはじめる新人介護士ができる対策はやっぱり仕事はこういうものだ、という覚悟を決める事だと思います。何があってもやる!位の気持ちを持って仕事に慣れていく事が大事ですね。
正直、排せつ介助は最初つらいですけど、時間がたてば立つほど、不思議な位に慣れてきて、そこまで嫌じゃなくなってきます。人間の適応力っていうのはホントすごいです。
とにかく、仕事を続ければ慣れていきます。やってみて、続けてみられると実感していただけると思います。
未経験で新人介護士として仕事をはじめる場合、自分が介護に向いているか、どうかを見極める事が重要
向いていない人とは、高齢者と関わりたくないと思っている人、排せつ介助がどうしても嫌な人、でしょうか。ただ、排せつ介助に関しては、3か月、半年、1年と続けていけばいくほど、その業務をしていても何とも思わなくなってきます(慣れですね)
介護はチームワーク
正直、介護職には他の仕事では続かないような人も勤務しています。
介護は仕事内容にいろんなハードルがあって人手不足なので、ある程度問題がある人でもクビになりにくいからです。
シフト制なのでべったり自分の嫌な人と一緒に仕事、というわけではありませんが、シフトで一緒になった時には、そういう人と一緒に仕事をしなければなりません。
訪問介護のメリット
集団での人間関係がつらいという場合には、訪問介護の事業所で仕事をするという手もあります。
ですが、この場合、ある程度自分でご利用者様のところまで移動しなければならないので、移動手段を持っている人に限られます。原付が駐車禁止を気にしなくてもいいという点でベストな移動手段ですすが、最低でも自転車はあった方がいいです。自動車もいですね。とにかく訪問介護の場合、移動手段が必要になります。
介護に関して、ネットの意見を見ているとすごく不安になってきませんか?
私自身、2年ほど前に、未経験から介護の仕事を始めたのですが、その時ネットで介護の事を調べると、ホント、介護だけは止めとけっていう感じでひたすら介護の悪口ばっかり書いてる人もいたので、就職する前から怖くなったのを覚えています。
実際の介護の仕事はどうなのか?
そんなにビビんなくても大丈夫です。介護の仕事ってそこまで難かしいものではありません。
仕事自体は3か月から半年もすればできるようになります。
介護をはじめた後、3年続けて介護福祉士になれれば、今後20年は(介護業界は人手不足ですので)再就職に困らない状態を作り出せます。
介護福祉士への道のりは結構遠い
現在の厚生労働省が指定する介護キャリアパス の流れは、
介護職員初任者研修修了者⇒実務者研修⇒介護福祉士⇒認定介護福祉士
という事になっています。
介護職の場合、いったん介護福祉士の資格まで取ってしまえばどこにでも転職が可能になります。
介護福祉士になるには?
平成29年の1月から介護の実務経験3年以上+実務者研修の修了が介護福祉士国家試験受験の必須条件となる事が決まっています。
介護職としてやってくなら3年働いて介護の国家資格、介護福祉士を目指すのがメリット大です | 介護なら未経験でも就職できるよ
3年の介護職としての経験が必要です。
介護職の3年は長いです。しかも介護福祉士の資格っていうのは、介護の現場で3年頑張ってから試験を受ける方法の他に、介護系の大学とか、専門学校に通えばとる事ができるのです。
介護福祉士の資格って?
利用者だけではなく、本人や家族に利用者の現況を報告したり、介護のやり方、指導を行える専門能力を持つと証明する資格です。
介護のキャリアを積むためには?
介護職員初任者研修をとって、まずは安月給でも雇ってくれるところに就職する、というスタンスで就職先を探すのではなく、給料の高いところの情報をまとめてを紹介してもって、その中から選ぶっていう方法がおすすめです。
ある程度給料がもらえれば、介護の仕事を続けていけます。介護のキャリアを積み、介護福祉士の資格をとって、そこから介護を続けていけるようになれば仕事面で一生安定します。
介護職ってつらい事もたくさんありますが、それでもやってみるメリットの方がずっと大きいです。