介護職なのに笑顔で仕事ができない？介護講師が状況を変える方法を教えます

介護施設で働いていた時、「この人、本当にこの仕事好きなのかな？」と思うほど笑顔がない職員がいました。

介護職はどんなに知識や技術が完璧であっても、介護者の笑顔がなければ利用者に受け入れてもらえなくなる日が必ず来ます。

人間を相手とする仕事である以上、利用者から好感を持っていただくことも介護職の仕事のうちです。

しかし、大好きな介護職であっても毎日同じ仕事を黙々とこなしているだけでは笑顔がなくなってしまいます。

笑顔で仕事ができない方は介護職が嫌いなのではありません。介護職のとらえ方に原因があるのです。

考え方を変えることで「笑顔」は取り戻すことができます。

今回は介護職が笑顔を失わないために大切なことを書いていきたいと思います。

これから介護職を始めるという方もぜひ参考にしてみて下さい。

介護職は身体介護と日常生活の援助が中心

「誰かの役に立ちたくて・・」、「お年寄りが好きだから」という理由で介護職に転職したものの、毎日の仕事内容は利用者の身体介護と日常生活の援助の繰り返しだと思う方は、介護職の視点を少し変えていただく必要があります。

介護職は与えられた仕事だけを黙々とこなしているだけでは、いわゆる「流れ作業」という感覚が植え付けられてしまいます。

食事介護、排泄介護、入浴介護。それは人間の生活習慣にしかすぎません。

大切なのは「どうして利用者Ａさんの〇〇介護を行うのか」といった介護をする意味を考えたり、「どうしたらＡさんは充実した生活が送れるだろう」と利用者個人の幸せを考えることになります。

表面的にしか介護職をとらえようとしない方は、工場の流れ作業のような単調な仕事にしかとらえられないため、仕事もつまらなくなり次第に笑顔も消えていきます。

介護の最大の目的は「利用者の幸福の実現」です。常に利用者の幸せを模索しながら仕事をしていくことで、介護職の「本当のやりがい」を見出し笑顔も増えていくと思います。

楽しいから笑うのでなく、笑うから楽しくなるのが介護職

知り合いの介護教員は、「介護職はいつも笑顔が大事」というのが口癖でした。

職員は多少不器用でも愛嬌があれば利用者も大目に見てくれるというのです。

確かにその通りです。

ですが、急に笑うように言われても私たちはなかなか笑えないと思います。

介護施設に行けば大丈夫かと心配したくなるほどニコニコしている職員ばかりいます。

利用者がおもしろいことを話したわけでもありませんし、ラッキーな情報が入ってきたわけでもありません。

私は考えていくうちにあることに気付きました。

それは、「楽しいから笑っているのではなく、笑うことでその場が楽しくなるから笑っている」ということです。

介護職の笑顔はまさに「場の雰囲気を盛り上げるために必要なもの」ではないかと思います。

笑顔がないのはみんな同じです。大切なのは、笑顔がない中でいかに笑顔を自分で作って楽しくするかだと思います。

笑顔のある介護職員は自分から介護の楽しさを見つけている

毎日笑顔の絶えない職員はどこの施設に行っても必ずいます。そういった方は楽しいから笑うのではなく、楽しく仕事ができるように積極的に介護の楽しさを探し出して、仕事自体を楽しんでいるのです。

そのため、常に利用者の身近なものに関心を持ち積極的にコミュニケーションを取っています。

「幸せはいつも自分の心が決める」という言葉があるように、介護職の笑顔、やりがいもいつも自分の心が決めているものだと思います。

介護職で笑顔がない方は仕事を「つまらない」、「やりがいがない」と自分の心の中で決めています。そのため、笑顔が生まれないのです。

介護職が笑顔を取り戻すためには、介護職の楽しさを自分から探すことから始める必要があります。

安心して下さい。

始めから笑顔で仕事ができる方などいません。

みんな笑顔のない中から笑顔を作り出そうとしているだけなのです。

あなたにも必ず笑顔を作り出すことができます。

介護職なのに笑顔で仕事ができない？介護講師が状況を変える方法を教えます　まとめ

やりたくて始めた介護職なのに、いつの間にか笑顔が消えてしまったことは誰にでもあります。

しかし、その中で大切なことは「自分から楽しみを探して笑顔を作り出す」ということです。

何もしなければ笑顔が生まれることはありません。

介護職の笑顔は、介護を楽しくするために、利用者を喜ばせるために作り出しているものです。

介護の楽しさを探すことは、笑顔でいないことよりも全然苦ではありません。

笑うことは楽しいです。

あなたも介護の楽しさを探しながら笑顔あふれる介護職をスタートさせてみませんか？

手に職をつけようと介護の世界に、多少のやる気だけで飛び込みました。
いわゆる認知症の方のグループホーム。

施設介護は未経験からできるのか？

介護未経験の私でも、管理者や先輩方に、あたたかくむかえられ、介護を基礎から学んでいきました。

資格がなくても、意欲さえあれば、ハンディキャップにはなりません。

介護の業務をやっていて、実際の現場で起こったエピソード

介護の三大ケアといえば、食事、入浴、排せつといわれています。

中でも、入浴介助の際の利用者さんとのおしゃべりなど、仕事をしていて、もっとも和む時間の一つでした。

「あんた結婚してはるんか？」「いや、ご縁がなくて、まだ」「男前やのにもったいないな」、2分後同じ方と、「あんた結婚してはるんか？」「いや、ご縁がなくて、まだ」「男前やのにもったいないな」、実の孫の身の上を真剣に心配されているかのようで、お気持ちを介護者としてうれしく感じていました。
　

訪問介護よりも施設介護をお勧めする理由

小規模な事業所でも昼間の時間帯であれば、数名の同僚がいるはずです。

利用者さんの急変などベテラン介護職でも緊張する場面に遭遇することもあります。

職員同士も助け合い、切磋琢磨できる雰囲気もあります。

施設介護のデメリット

チームケアは、重要です。人間関係の厳しさもあります。そこを調整する能力を身に着ける必要があります。

得する介護求人の探し方

お仕事探しの方法について、１、求人広告をみて直接応募、２、派遣会社を通じて応募の二つぐらいに大別できるかと思います。

直接応募する場合、自分がボランティアで出入りしているとか、友人が勤めているとかでなければ、その事業所の内情を知ることは難しいと思います。

それに対して、派遣会社を介しての就職は、実際、現場で働いてみて、自分が大切にするポイントが整っているか、じっくり見極める時間があると思います。

介護の世界では、孤立してしまったり、ストレスをためすぎてしまっては、良い仕事はできません。

介護系派遣会社、無料ですので登録した方がいいですよ。