介護職を経験して人生が変わった!その経験を伝えるよ
介護はあなたの人生を変える!介護をやってみて!
介護の仕事における「対価」を考えた事がありますか?
その多くの答えとして「給料が安い、仕事が過酷」というものになってくるはずです。
でも介護の仕事が持つ魅力はまだ全然違うところにあります。
そんな、介護の仕事が及ぼす人生への良い影響について少し考えてみましょう。
介護職経験者が語る!介護で得られるもの
仕事を通して人生勉強出来るというは、実際どんな仕事でもそうでしょう。
そうなくてはならないと筆者は思います。
人生は人間に必ず1つのストーリーしか与えられず、またその他の人生を経験出来ないという事は、自分のストーリ以外は全てが「糧になる」という事です。
介護の仕事は、はっきり言って「おしゃべりの時間」が必要となりますし、これが無くては介護は成立しません。
動物や機械を相手にしている訳ではなく、その動作一つ一つに意思疎通が必要となり、事務的ではいけません。
その時、そのおしゃべりがどんどん盛り上がり、その方の人生の断片でも聞けてくる事が多々あります。
この外れたおしゃべりが実は大きな糧を得られる瞬間でもあります。
多様な対象者(高齢者)が要介護者となる介護業界では、色々なストーリーが聞けたりもします。
これは後の自分を左右するような、名言とも取れるお話がたくさん聞けます。介護をするかしないかで、人生は大いに違っていたと思えます。
人が死んでいくという事をまじかで見る介護という仕事
よく介護の仕事をしていると、人が死ぬ事に慣れてしまうと言われます。
実際、死の一つ一つに泣いている時間はありません。
高齢者がお一人亡くなられて、使われていた居室を出られても次の入所者が来るまでにそう時間はかかりません。
言い方としてはアレですが、弔いもそこそこに次の対応を迫られます。
準備からしておかなくてはならないため、ますます泣いている時間は少ない訳です。
勘違いしてはならないのが、介護をしている人は「死に慣れている」訳ではありません。
プロになればなるほど、「死の受け入れ方」が寛容になると思ってください。
決してこれは「慣れる」ものではありません。
ですが、介護を経験すると「死の受け入れ方が寛容」という部分が大きく変化してくるでしょう。
人間が生まれてから死ぬまで、結果から言うと棺桶に入るその瞬間が人生の集大成だと思います。
個々に事情はありますが、棺桶に入ったその時周りにどれだけの人がいるかは、それまでの人生が大きく左右すると言えます。
ですから「人の死の見え方」も多種多様で、本当に色々な終焉の形を目にします。
悲しい感情の他に、やはり「人間の死に対する捉え方」も同時に頭に浮かんできます。
「人間はいずれ皆死を迎える」と、ありきたりなフレーズかもしれません。
ですが、その事をまじまじと考えたことがある人は少ないでしょう。
この事を考える時、多くの人が「迷惑をかけないで死にたい」という意見にたどり着きます。
でも、そうはいかない、それが介護現場で実際に起きる事です。
その現実は、現場で介護をしてみないと見えない事です。それを見た時、あなたはご自身の人生を考えるきっかけを得る事ができると思います。
介護問題は、実際に介護をしてみて初めて実感すること
喜ばしい事に日本は長寿大国として、世界からも目が向けられています。
ですが、弊害のような噛み砕けない問題も抱えています。
それが介護問題です。
これは長寿が続けば、それだけ介護を受けざるを得ないリスクが高くなります。
やはり受けたいと思って受ける介護ではありませんし、本来思う迷惑をかけない死には程遠くなりますから不本意だと思います。
こういった考え方の部分について、じっくりと自分なりに想いを巡らせる時間が出来ます。
これも介護を通してでしか得られない糧となります。
いかがでしょうか。
ちょっと伝わりにくい部分かもしれませんが、人生、死というものが介護職通じて、感じ、考える事ができるのです。
実際は仕事としての介護かもしれませんが、人間同士が関わる以上、そこには感情であったり何かしらのファジーな部分が大きく絡んできます。
「事務的、無機質では語れない仕事の終わり方」が必ずあります。
死を迎えるだけではなく、その「死に向かっていく道を見届ける事が出来る」そんな仕事です。
介護を経験して人生が少なからず変わった、そういう経験者は多くいらっしゃいます。
興味本位からでも経験してみることに絶対に損はありません。
給料が安い、仕事が過酷?
お給料だけではない対価を得られる、そんな介護という仕事は挑戦してみる価値アリだと思います。